『年収1億円思考』江上治・著 vol.2387


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【年収1億円超、50人から学んだ秘訣とは?】
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みなさんは、社長には「創業社長」と「雇われ社長」の2種類がいることをご存知でしょうか?

前者は、まさに自ら会社を立ち上げ、個人財産を会社に投資してリスクを背負っている人、後者は、権限こそ持っていますが、そこまでリスクを負っていない人、です。

これは、経営する人には当たり前の常識ですが、若い時分にはこの違いがわからず、何となく「社長が書いた本」ということで読んでしまう。

最近流行りの外資系企業CEOモノも、うがった見方をすれば、雇われ社長の本であり、切れば血が出るような、迫力ある記述は期待できません。

本日ご紹介する一冊は、創業経営者や有名スポーツ選手など1000名をクライアントに抱え、そのなかには年収1億円超が何と50人いるという怪物FP、江上治さんによる一冊。

自身、サラリーマン時代には外資系保険会社で全国1位を達成し、これまで保険料総額600億円を稼ぎ出したという著者が、とんでもなく稼ぐ人の秘密をえぐり出しています。

とんでもなく稼ぐ人が育った環境や、修業時代の過ごし方、そして配偶者選びまで、おそらく多くの人にとっては「衝撃」の事実が書かれています。

本書はいわば、起業家・経営者のための『君主論』であり、理解できない人が読めば、正直気分が悪くなると思います。

しかしながら、本当に力のある人が読めば、行間に愛すら感じられる一冊。なかでも、氏の父親の葬儀に駆けつけたおばあちゃんのエピソードは、涙なしには読めないエピソードです。

とんでもなく稼ぐ1%を目指す人は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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丁稚奉公などとんでもない、待遇をよくして、ほめて育てろ、叱ってはいけない、という。こんな「甘えの構造」の中で、自立した、自分の力で稼げる人間などが育つわけがないのである。例に出した女性社員は、かつて、まさに自分と世間への「甘え」の構造の中で泳ぎまわり、ひと口で言えば「実社会」をなめてしまったのだ。自分の腕で稼ぐ世界の厳しさも甘く考えてしまった。その結果の借金5千万円なのである

長期的な視点を持って現在を見つめれば、「ここで損をしてもやむを得まい。方向を変えよう」という知恵も生まれるのだが、短期的な視点だけで生きていると、「やり直そう」という切り替えができない。つまり、捨てるべきときに捨てられないのだ。表現がきついが、見込みのない、やくざな男にしがみついている女みたいなものである。もう少し上品に言えば、JALのように、あと少ししたら潰れるに決まっている会社から脱出できないエリート社員だ

素直さとは、率直に現実を見る力、客観的な現実を受け入れて自分を変える力である。つまり、他からの声に耳を貸す度量である

人は感情に流されやすい。だからこそ「数字」を見るのだ

稼げるか稼げないかは、お金の使い方、つまり「予算思考」なのか「投資思考」なのかによるところが非常に大きい

私がサラリーマンになったとき、母から教わったことがある。それはお世話になったりしたら、必ず相手をご馳走したりして返礼しなさいということ、何か教えてもらおうと思ったら、手土産を忘れてはいけないということだった

エネルギー量とは、欲の量である

賢い母親の口ぐせから「稼ぐ人」はつくられる

もう一つ、見逃しそうになる条件として挙げておきたいのは、私の知る創業社長たちが、「自分の強みを自分で決めていない」ことである

「好きな」女を妻にすれば、一生「稼ぐ人」にはなれない

大義のないビジネスは、必ず打たれる

人を見るには、言葉ではなく、行動だけをみろ

秘密を守れない人間は、絶対に足を引っ張られる

「秘密を守る」と同じくらいのウェイトにあるのが「恩を忘れない」ということだ

突き抜けて「稼ぐ」には、分身を育てるしかない

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『年収1億円思考』江上治・著 経済界
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◆目次◆

第1章 一生かかっても知ることのできない年収1億円「稼ぐ人」の思考
第2章 年収1億円「稼ぐ人」には、15歳までの環境と20代の経験に秘密がある
第3章 メンターから教わるべき非常識な「稼ぐ人」7か条
第4章 商品としての「自分」を売れるとてつもなく「稼ぐ人」の法則
第5章 4条件をクリアできる部下は、間違いなく年収1000万円
第6章 戦略性に富んだポジショニングが「稼ぐ人」との分かれ目
第7章 なぜ、稼げない人は「稼ぐ人」と付き合うことができないのか

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