2010年8月20日
『実践!多読術―本は「組み合わせ」で読みこなせ』成毛眞・著 vol.2221
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【これぞ経営者の読書術!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003363221
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本日の一冊は、かつてマイクロソフト日本法人の社長を務めた経営者であり、読書家としても知られる成毛眞さんが、その読書ポリシーとノウハウを公開した一冊。
第五章にはなんと「賢者の蔵書棚を作ろう」と称して、氏の厳選ブックガイドを載せています。
かつてショウペンハウエルは名著『読書について』で、「良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである」と述べましたが、成毛さんは本書で、安易なビジネスハウツー本を、「かえってバカな『大衆』になるのがオチ」とバッサリ斬っています。
※参考:『読書について』
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では、一体われわれはどんな本を読むべきなのか?
著者がおすすめするのは、ハウツー本ではなく経済学書、経済学書よりは自然科学や軍事に関するもの。そして意外なことに、古典よりも新刊を読むことをおすすめしています。
理由は、古いことと、翻訳の文章が下手なこと。
一理ありますが、これには異論もあるのではないでしょうか。
ただ、ノンフィクションのおすすめ書や、科学読み物の話などは、著者独自の見解が光っており、読み応えがあります。
『コンテナ物語』を読んで「標準化」を語るあたりは、さすが元マイクロソフトといったところでしょうか。
※参考:『コンテナ物語』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822245640
本書は、表向きには読書術の本ですが、実際には経営者の視点・思考を学ぶ優れた参考書だと思います。
これから管理職を目指す、意欲的な若者にこそ、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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複数の本を並列に読むためには、移動中にはこの本、リビングではあの本、寝室ではこれと、本を碁でいう布石のように身の回りに置いておき、いつでも読めるよう準備をしておくべきだ
安易なビジネスのハウツー本や手軽すぎる入門書、あるいは簡単に儲かったり健康になることを謳った本を何冊読んでも無駄だ。かえってバカな「大衆」になるのがオチだ
もし若い人がやってきて、「私はどんな本を読んだらいいですか?」と聞かれたら、「ここにある本は全部面白いよ」「三〇〇〇冊ぐらいあるけど飽きないよ」と言い放てるような本棚にしたいと思っている。ここが私の究極の履歴書なのだ
出版流通に関する私の持論は、「書店は大型店に集約するべきだ」というものだ(中略)所詮取次業者からのパターン配本の書籍を店頭に積み、じつはアダルト雑誌で食べているような小規模書店はできるだけなくなったほうがいい
私が好きな本、本書で紹介しているような本は、多分、iPadでは読まない。読んでも意味がわからないということにもなると思う。理由はひとえに、内容が簡単ではないからだ。何回となく、前に戻って確かめるということも必要になる
きちんとした現代の経営学書を読めば、この敵を知るためのプロセスや情報の評価法など、いわば組織的に実戦に使える知識が得られる。孫子の格言を持ち出し、あとは精神論で頑張れとのたまう中高年ビジネスマンなどが敵う相手ではない
ハウツー書や投資本は捨てて経済学に学べ
自分の好きなものしか目に入らなくなったら、おしまいだ
経済学・経営学に関する本よりも、はるかにお勧めしたいのが、自然科学や軍事に関する本である
経営は仮説を立て、それを信じてリスクを取るが、マーケティングは現状認識ができないものには手を出せない。だから、経営者は自然科学の研究者のように、そしてマーケティング担当者は、軍隊の作戦参謀のように振る舞うのが正しい
これからは、ますます先を見通す力が必要になる。ルールを作った者、変えた者だけが、利益を得ることができる時代であるからだ
常識と言われているものは、すべて疑ってかからなければいけない。いわゆる経営書や入門書を読んでいる人たちは、常識の虜である場合が多い
悪役の話、ダークサイドの物語に学ぶべき点がじつは多い
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『実践!多読術―本は「組み合わせ」で読みこなせ』成毛眞・著 角川書店
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003363221
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◆目次◆
第一章 超併読のある生活
第二章 賢者の読書、愚者の読書
第三章 経営者は自然科学に学べ
第四章 書評の技術
第五章 賢者の蔵書棚を作ろう─厳選ブックガイド
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