『孫正義名語録 情熱篇』孫正義・著 Vol.2787


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【起業家必読の孫語録】
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本日の一冊は、かつてソフトバンクの社長室長として、Yahoo!BB事業や、ナスダック・ジャパンの立ち上げに携わった著者が、孫正義氏の語録をまとめ、解説した一冊。

名言集というよりは、孫正義氏の経営手腕に触れた内容で、名言の裏にある孫正義氏の思想、実際の経営エピソードなどを盛り込んで、経営ノウハウとしてまとめています。

想定ターゲットとしては、これから何かを成し遂げようとする若者、そして起業家。

「結果を現実として受け止め、柔軟に対応」することの大切さや、集合知活用の重要性、人が嫌がってしないビジネスをやることの利点など、学ぶところがいくつかありました。

また、具体的ノウハウとしても、プレゼンに数字を入れることや、すぐに電話すること、「これならどうだ?」と投げ返すことで専門家の意見をポジティブに取り入れる方法など、役立つ内容がいくつも載っています。

個人的に勉強になったのは、コムデックスとジフ・デービスを買収して得た情報で、同社がヤフーを知ったという話。

やはり情報投資には、価値があるというのがよくわかるエピソードでした。

本としての読みごたえは「まずまず」ですが、起業家であれば、心に響くものがあると思います。

ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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<成功する者と失敗する者の違いは、頭の差より性格の差の方が大きい>

たとえ孫正義でも、すべての競合の手が数手先まで読めているわけではない。それよりも結果を現実として受け止め、柔軟に対応できる性格を持っていることが重要なのだ

孫正義は、プレゼンテーションでは数字を打ち出すことに強いこだわりを持っている

孫正義が部下に求めているものは、「言い訳」ではなく「合理的な説明」と「有効な対策」

<ある有名なアーティストの話、「〆切無しに作品は生まれない。」正にその通り。何事も期限を付けねば物事は決まらない、完成しない場合が多い>

孫正義は、議論をしていて論点が出てくるとすぐに電話をする

仕事で眠れないほど悩むときには、その悩む原因について「今日できること」と「明日しかできないこと」に分けることが重要

<これからの経営者はテクノロジーがわかる経営者でなければならない>

業務受託中心で事業を続けていると、図らずもベンチャー企業というよりも、大企業の下請け中小企業となってしまう

大企業病の弊害を乗り越えて新しい事業を行っていくために重要なことは、専門家の知識をネガティブな方向でなく、ポジティブに事業を行うために使うことだ。そのために必要なのは、その新規事業を推進しようとする人が「これならどうだ?」と投げ返すことだ

<借金も企業価値だ>

コムデックスとジフ・デービスを買収することで、孫正義は世界におけるIT業界の情報を一手に握ることが可能になったのだ。そしてこの2社の買収で得た情報で、ヤフーという会社を知ることとなる

<人が嫌がってしないビジネスをやれ!>

<ほら吹きと言われても夢や志を語るべき>

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『孫正義名語録 情熱篇』孫正義・著 ソフトバンククリエイティブ
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◆目次◆

第1章 情熱がビジネス成功の極意
第2章 事業への情熱が経営の基礎
第3章 孫正義の情熱を支える人と組織
第4章 次世代に伝えるベンチャーの情熱
第5章 日本の未来にかける情熱
第6章 情熱を秘めた孫正義の人物像

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