『吉本興業女マネージャー奮戦記「そんなアホな!」』大谷由里子・著Vol.2068


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【ある女マネージャーの告白】
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世間では、高校野球の女子マネージャーがものすごい人気ですが、本日ご紹介する一冊は、元・吉本興業の女マネージャーによる回想録。

故・横山やすしのマネージャーを務め、宮川大助・花子はじめ数多くの芸人を売り出した著者が、あくの強い師匠や先輩たちとの奮戦
記をまとめた一冊です。

出版、ファッション、芸能、落語…。

この世の中には、理不尽な業界は数多くありますが、なかでもお笑いの世界、それも横山やすしさんのマネージャーとなると、並々ならぬ苦労があったのではないかと推察します。

本書は、そんな著者の苦労話を、赤裸々に綴った、じつに刺激的な一冊です。

学生気分の抜けなかった著者が、吉本興業に入って受けた衝撃、若いゆえの屈辱、横山やすしから受けた教訓…。

若い自分、真剣に仕事をした人なら、きっと共感できる、人間くさいエピソードがつづられています。

本書が優れているのは、著者の失敗話や、若かった自分を振り返った時の反省点が、つぶさに記録されていること。

単なる教訓で終わらず、具体的なエピソードにあふれているので、若い世代の仕事の教科書として、必ずや役立つに違いありません。

ぜひ、読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「のりおの番組ってやっぱりおもしろいですよねぇ」とわたし。
「のりおサンや。ちゃんとサンつけぇ。いつまでも視聴者のつもりでおったらアカンで」と谷さん

「あほんだら!! このタクシーえらいタバコ臭いやんけ!」
「おまえが機転きかんからや!! ボケ!」
(中略)
「ほんまにタクシーの運転手殴ったら犯罪になるから、マネージャー殴らなしゃあない」

その日の横山さんは非常に上機嫌だった。なんでも前日に、ボートレースで勝ったらしい。テレビ朝日へのタクシーの中だった。
「わしが、なんで木村が好きか教えたろか」
東京事務所長の木村さんのこと?
「まだ、木村も若い頃、番組の本番前に木村あてに電話がかかってきたんや。わしは、その時、勘でわしのことやと思った。それで、木村に『なんの電話や?』と尋ねたんや。そしたらあいつ『なんでもないです。僕への仕事の電話です』と答えよった。そして、本番が終わった時に『さっきはすみませんでした。実はさっきの電話、横山さんのおかあさんが亡くなられたという電話でした。わたしの勝手な判断で隠させていただきました』と言いよった。死んでしまったものはしゃあない。本番前にわざわざ言う必要ないわな。あいつはすごくシビアな判断で自分の仕事とわしを守りよった。わしは、あの時、あいつはできる、と思ったんや」

「いつか、マネージャーに付いてほしい」と売れていないタレントに思わせ奮起させるのも、吉本流の作戦のひとつだった

「どうせ仕事するんやったら、少しくらいしんどい思いしてもいい仕事しようや」

タレント・芸人は一度ビッグチャンスを逃すといつまたそのチャンスがやってくるかわからない。だから、わたしのような新入社員ではなく、ちゃんと東京のメディアも理解している担当をつけなければならないと考えられたのだろう。だけどまだまだ子供だったその時のわたしは、せっかく自分ががんばったものを横取りされたような気がして許せなかった

西川さんの立候補をきっかけに、横山さんのマネージャーであるわたしのまわりからは、潮が引くように人々が去っていった。一人取り残された時、いままでちやほやされていたのは自分の力ではなかったことが痛いほどわかった。自分の言動の愚かさに気づいた

「良いほうには、みんな行くもんや。その時、誰がつらいかなんて誰も考えていないよな。だけど、つらい時でもつらい事をちゃんと逃げずにやっている人間をきちんと評価しないとだめだよな」(木村さん)

「松岡、わしは、おまえがマネージャーになってくれてほんまに良かったと思てる。せやけど、吉本興業は大きい会社や。わしがあかんと思ったら、すぐにわしを切れ。マネージャーと芸人は共倒れしたらあかんのや」

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『吉本興業女マネージャー奮戦記「そんなアホな!」』
朝日新聞社 大谷由里子・著

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◆目次◆

第一章 出会い
第二章 やすし・きよしさん
第三章 芸人さんたち
第四章 選挙
第五章 花王名人劇場
第六章 先輩・後輩
第七章 実り

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