『僕は君たちに武器を配りたい』瀧本哲史・著 Vol.2620


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【京大人気No.1若手教官のキャリア講義】
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本日の一冊は、京大人気No.1若手教官によるキャリア講義。

著者の瀧本哲史さんは、マッキンゼーを経て独立し、いくつかの会社を経営するかたわら、エンジェル投資家としても活動する人物。

そんな方が、大学で起業やキャリアの講義をしているというのだから、何とも贅沢な話です。

著者の授業では、学生に資本主義の仕組みや起業のテーマ、資金調達の方法、市場開拓の方法、ビジネスパートナーとの協調などについて教えているようですが、同時に、資本主義の仕組みのなかで、どうすればより良い環境で働けるか、継続的に高い報酬が得られるのかについても教えているようです。

そんな著者が、冒頭で語っている衝撃的な事実は、「学歴だけで人に差をつけることはもはや無意味となった」ということ。

さらに、現在もてはやされている英語やIT、会計についても、これはあくまで教育ビジネスの人間が仕掛けた「不安解消マーケティング」であると喝破しています。

では、われわれは競争力を維持していくために、どうすればいいのか。それが本書で提案されている脱・コモディティ化、つまりスペシャリティとしての生き方です。

では、どうすればそのスペシャリティの生き方を実現できるのか。

著者はここで「儲かる漁師と儲からない漁師」というたとえ話を使って、これから資本主義市場で生き残れる6つのタイプにして説明をしています。

トレーダー、エキスパート、マーケター、イノベーター、リーダー、インベスター…。この6つのなかでも、今後「トレーダー」と「エキスパート」が苦しくなってくるという指摘は、携わっている人にとっては、ドキッとします。

さすが起業のプロフェッショナルだけあって、従来の前提で書かれたキャリア本と比べ、視点が鋭く、実際的です。

将来就職するにしろ、起業するにしろ、これは読んでおいて損はないでしょう。

既に働き始めている社会人にとっても、これからの生き方、ビジネスを考える上で有用な一冊だと思います。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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確かに、英語の点数が高い人は年収が高いという相関関係を示す研究はいくつか存在する。しかし、それは、もともと高学歴な人や語学教育に投資をする余裕がある会社の従業員の年収が高いことによる、擬似因果関係の可能性も否定できない

勉強(努力)と収入は比例しない。残念ながら、それが今の日本の現実なのだ

レアジョブのようなサービスが広まっていけば、いずれはあらゆる分野の「先生」が、国際的な競争にさらされることになるだろう

これからの時代、すべての企業、個人にとって重要なのは、「コモディティにならないようにすること」なのだ

こうして、いかに人を買い叩くか、という競争がグローバル市場の中で行われ、ホワイトカラーの労働力そのものがコモディティ化してしまった。そのため、今の社会は構造的に「高学歴ワーキングプア」を生み出す仕組みになっているのである

答えは、「スペシャリティ」になることだ

どういう人ならば、資本主義の社会でお金を増やすことができるのか。簡単にいえば、「より少ないコストで、みんなが欲しがるものを作った人」である

分からない差異は、差異ではない

「ブームとなってから投資すると、死ぬ」というのが投資の鉄則だ。誰も投資など考えられない、焼け野原のようになっているときに投資して、誰よりも早く実った果実を回収し、「まだまだ儲かる」と普通の人が思い始めるタイミングでさっと身を引く。これが、成功する投資家に共通する思考法だ

◆儲かる漁師の働き方
1.とれた魚をほかの場所に運んで売ることができる漁師(トレーダー)
2.一人でたくさんの魚をとるスキルを持っている漁師(エキスパート)
3.高く売れる魚を作り出すことができた漁師(マーケター)
4.魚をとる新たな仕組みを作り出す漁師(イノベーター)
5.多くの漁師を配下に持つ、漁師集団のリーダー(リーダー)
6.投資家的な漁師(インベスター=投資家)

ある会社や、ある個人が、みんなから悪口を言われて、たいへん厳しい状況にあるとき。そんなときこそ、投資を検討するまたとない機会だ。なぜならば、人は苦境に苦しんでいるときに応援してくれた人のことを、けっして忘れないものだからだ

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『僕は君たちに武器を配りたい』瀧本哲史・著 講談社
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◆目次◆

はじめに
第1章 勉強できてもコモディティ
第2章 「本物の資本主義」が日本にやってきた
第3章 学校では教えてくれない資本主義の現在
第4章 日本人で生き残る4つのタイプと、生き残れない2つのタイプ
第5章 企業の浮沈のカギを握る「マーケター」という働き方
第6章 イノベーター=起業家を目指せ
第7章 本当はクレイジーなリーダーたち
第8章 投資家として生きる本当の意味
第9章 ゲリラ戦のはじまり

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