『借金の底なし沼で知ったお金の味』金森重樹・著


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【『現場力を鍛える』待望の続編!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479771336

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本日の一冊は、25歳、年収240万円のフリーター時代に5400万円の借金をつくり、やがて負債総額1億2700万円にまで追い込まれた著者が、どうやって這い上がったのかを描いたノンフィクション。

ひょんなことから先物取引の営業マンにはめられた著者が、借金地獄に追い込まれ、やがて知人も家族も巻き添えにしていく…。

日常にひそむお金と人間関係の罠がじつにリアルに描かれ、下手なノウハウ書100冊に匹敵する学びが得られます。

――中毒性の高いものに近づいてはいけないが、自分がビジネスをやる場合には、中毒性のあるものの方が成功する。

――これから稼ごうという儲け話にはまず乗ってこない人間でも、既に失くしてしまったお金を取り戻すという提案には乗ってしまう。

――相手が悪意を持って騙しに来るという状況に遭遇した経験がなければ、人間はいとも簡単に騙されてしまう。

まさにリアル版『ナニワ金融道』といった趣で、読み物としても、ノウハウ書としても楽しむことができます。

※参考:『ナニワ金融道 全10巻セット』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4069348654/

地獄を見た男ならではの成功法則、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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人間は、一度地獄に落ちてからでないと、天国には行けないもの

人生、乗り越えられない壁はありませんが、乗り越えたくない壁は無数にある

「水は方円の器に随う」の言葉どおり、僕たちは生まれてきた瞬間に、良くも悪くも周囲の環境の影響を受けて生きていくことを強いられます。環境の影響を受けていることに気づかない限り、環境の影響を断ち切ることはできず、環境によって制約された答え以外には出しようがありません。ここで難しい点は、環境の影響を受けていることに気づくことは、その環境の中にいる限り非常に困難であるということです

学歴と年収(相関係数0.93)よりも、企業規模と年収(相関係数0.96)のほうが、強い相関関係があります

相手が悪意を持って騙しに来るという状況に遭遇した経験がなければ、人間はいとも簡単に騙されてしまいます

ギャンブルのように中毒性の高い事業をすると成功する

「無知は罪なり、知は空虚なり」とはソクラテスの言葉ですが、僕は自分の能力の限界や実力の欠如が露呈することを恐れて、自分を取り繕うことだけを考えている物知り顔をした空虚な存在にだけはなりたくないと思っていました

メルセデスベンツを貯金して買うようでは一生富の扉は開けない

テレビに出て豪華な消費活動をPRしている人間の何人もが、実は金持ちらしさを追求しているだけで、実のところ決して金融資産が多くない(中略)テレビに出演するために、他人から借り物の家、借り物の車を見せてまで出演したり、演出をするケースも多いようです

先物取引の恐ろしいところは、全部資金を巻き上げた客に親族、知人などから借金をさせて更なる深みへ突き落とすことが最初から予定されていて、営業の一環としてシステム化されているところ

これから1150万円を稼ごうという儲け話にはまず乗ってこない人間であっても、既に失くしてしまった1150万円を取り戻すという提案には抗し切れないで乗ってしまうもの

今風にいえば、僕のメンターが見つかったのです。僕の師は借金。そして、その師に恩を返す(師を倒してその上をいく)ことこそが、僕がこの問題を解決できる僅かながら残されたチャンスだったのです

経営が苦しくなった時の打開策は、売上を上げることです

江戸時代の呉服屋は、店が火事になったら、大福帳を井戸に投げ込んで逃げるんです。反物なんかが燃えていても、そんなものは放っておいて、まずは大福帳を守る

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『借金の底なし沼で知ったお金の味』大和書房 金森重樹・著
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◆目次◆

お金の味~序

第1章 人生のどん底から這い上がれるか
第2章 社会は格差に満ちている
第3章 試練は突然やってくる
第4章 再起のための社会勉強
第5章 どん底で見つけた成功法則
第6章 それでも壁は立ちはだかる
エピローグ
あとがき

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