『会社と仕事を変えるデザインのしかけ』 中野由仁・著 Vol.2697


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【今、稼ぐ社長の必須スキル】
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今から約10年前、Robin Williamsの『ノンデザイナーズ・デザインブック』という本が、ベストセラーになりました。

※参考:『ノンデザイナーズ・デザインブック』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839928401/

ウェブの黎明期、HTMLができるというだけでウェブデザイナーとなった若者たちが、デザインの基礎を学ぶためにむさぼり読んだ本です。

かつて、デザインを学ぶべきは、プログラマーあるいはデザイナーだったわけですが、今、デザインを学ぶべきは、経営者です。

アップルの創業者、スティーブ・ジョブズの成功例からもわかるように、現在、デザインは明らかに競争優位性を生み出す、重要なファクターとなっているからです。

では、経営者が学ぶべきデザインとは何か?

もちろんそれは、「儲かる」デザインです。

本日ご紹介する一冊は、たった一人、6畳の自宅で起業し、4年間で売上を10倍にしたという、デザイン会社アドアチーブの代表取締役、中野由仁さんによる、経営者のためのデザイン本。※発売は、12月13日以降です。

中野さんは、売上や、従業員のモチベーションを上げる効果がデザインにあることを訴求し、財務省や法務省、フジテレビ、京都大学、NECビッグローブなど大手企業を含む約4000社と取引を行う、「儲かる」デザインのプロフェッショナルです。

中小企業経営者が知るべき、最低限の知識に絞り込んでいるため、おそらくプロのデザイナーからは総スカン。

しかしながら、経営者が最初にデザインを学ぶなら、これほどわかりやすくて実用的な本も珍しいと思います。

誰でもデザインができるようになる「4つのルール」や、色・フォントの選び方、著作権の基礎やデザイン料の相場、さらにはロゴマークや社章、ユニフォーム、名刺、オフィスのデザインまで、社長が知っておくべき基礎の基礎が、「さわりだけ」しっかり網羅されています。

また、本書には、読者が著作権フリー、無料で手に入れられる、名刺のデザインテンプレートが特典としてついています。(ダウンロードできるURLの案内が載っています)

この機会に、名刺デザインを変えたいと思う経営者にとっては、かなりお値打ちな情報ですね。

なるべく安くデザイン志向の会社にしたい中小企業経営者、個人事業主に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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会社概要のデザインさえ高めれば、売上は上がるのでしょうか?
答えは、「YES」です

◆誰でもデザインできる4つのルール
「グループ化」
「配置」
「一貫性」
「コントラスト」

一貫性のルールを用いる場合、フォントや文字サイズ、色などで一貫性を表わすことができます

コントラストには、情報の構造を分けるという効力もあります

いつもエネルギッシュな会社と印象付けたいのであれば、赤色を使えばいいですし、愉快で陽気なお店を演出したければ、黄色を使えばいいのです

重厚で伝統的な印象を持ってもらうことを目的にしたデザインの場合、茶色を使えば十分に目的を果たすことは可能です。しかし、見方を変えれば、古臭いという印象も出てしまいます

ポップ書体の持つ印象は、「元気な」「子供っぽい」「安っぽい」

できるだけ同じフォントを使い、強弱は、サイズと太さでつけるようにすると、まとまりのあるデザインになります

実は、黄金比以上に、日本人が好む比率が存在します。『デザインのための数学』という本で紹介されているのですが、日本人250人を対象にアンケートを取った結果、まず1位が白銀比19.3%、2位が正方形17.7%、3位が黄金比15.0%となっています

◆デザインを取り込む順序
第1ステージ リーダーに触れるもの → リーダーの外見
第2ステージ 社員の手に触れるもの → 名刺・レターヘッド等のステーショナリー
第3ステージ 社員のまわりのもの → オフィス空間・ウェブサイト
第4ステージ 社外に広がっていくもの → ノベルティ、商品等

単色でも表現できるロゴマークのパターンも用意してもらう

名刺がカッコイイと積極的に名刺交換をする

複数の連絡方法を掲載すれば、お問い合わせが増える

お客様の未来を見せてあげれば、購入してくれる

社章を階級別にして、営業成績を上げる

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『会社と仕事を変えるデザインのしかけ』中野由仁・著 クロスメディア・パブリッシング
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◆目次◆

1章 デザイナーではなくても知っておきたいデザインの基本
2章 失敗しないデザインの外注方法
3章 まずは身近なもののデザインを変える
4章 ブランディングするならまずはここから→ロゴマーク
5章 第一印象を良くするデザイン→名刺
6章 新規開拓営業の打率を上げる→会社案内
7章 ここがダサいと仕事にならないこともある→ホームページ
8章 社員のモチベーションを上げる→社章
9章 人は見た目で判断します→ユニフォーム
10章 商品、サービス、会社の顔です→看板
11章 仕事環境をデザインする→オフィス
12章 これからのデザインとの付き合い方

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