『人を見る目がない人』植木理恵・著


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【だからあなたは騙される】
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以前、弊社で採用した若い女性に、土壇場で内定辞退された話を書きましたが、なぜ人は人を見抜くのに失敗してしまうのでしょうか?

土井に限らず、経営の現場では、大きな期待をかけて採用したものの、「こんなはずじゃなかった」という事態が往々にして発生します。

では、こういった「買いかぶり」や「見落とし」は、一体どのようにして起こるのでしょうか?

われわれは、本当にいつか人を見抜けるようになるのでしょうか?

こんな人間の切実な悩みに答えてくれるのが、本日ご紹介する一冊。

日本教育心理学会において最難関の「城戸奨励賞」「優秀論文賞」を史上最年少で連続受賞し、脚光を浴びている気鋭の心理学者、植木理恵さんによる一冊です。

著者いわく、「教養としての心理学を知っておくこと。これこそが、『人を見る力』「信用でき、優秀な人間を選び出す力」を身につけるための王道」。

ということで、本書では、国内外の心理実験とそこから得られた知見を幅広く紹介しています。

ここまで理論を網羅した本も珍しく、既に心理学をある程度知っている、という人にも重宝する内容だと思います。

内容のおもしろさがタイトルから伝わってこないのが残念ですが、実際にはかなり読み応えのある内容で、採用面接や交渉などの場面でいつも相手を見誤ってしまう、という人におすすめです。

自分には人を見る目がある、自分は賢い、と思っている人ほど騙されやすいそうですから、ぜひみなさんも読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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人間は、ほとんど主観でしか人間を見られない。印象形成において、
人物に関する「客観的な」データは、実際はほとんどインプットさ
れないのである。つまり、「この人は声が高くて、シャツが濃紺で、
靴が磨かれていて……」などと、ディテールを拾い上げながら吟味
するような観察は、(占い師か心理学者以外)普通誰も行っていない

若い頃に、カッコいいんだけれど、すごく優柔不断な恋人にふりま
わされて苦悩した、という経験があるとする。そういうエピソード
記憶は、当人はとっくに忘却しているつもりであっても、実は、そ
の情報が脳から完全消去されることはないのだ。エピソード記憶は、
「海馬」と呼ばれる脳の部分に、重要データとして数十年は鮮明に
保存され、かつ、いつでもフラッシュバックする仕掛けになっている

履歴書実験をさらに掘り下げた研究では、顔写真のさまざまなパー
ツをCGで組み合わせて男性に提示し、顔のどの部分が性格判定に
効いているのか調べている。結果、もっとも効力があったのはどこ
か? これが「瞳孔の大きさ」なのだ

人間は、自分と出身地が近い人には知らず知らずのうちに好意的に
なり、遠い人には批判的になる

自分の権限が強いと信じる面接官は、そうでない面接官に比べて、
・女性志願者に必要以上に接近する
・身体を見つめる
・セクハラにあたる質問をする

もっとも正しい判断をした面接官は、70%程度の権限を与えられた人々

人間は「信念、嗜好、趣味」は同じ人が大好きだが、「専門性、
性別、学力」が自分と同じ人には、手厳しい

ハイテンション時には相手の短所よりも長所を、ローテンションの
ときは長所よりも短所を思い起こす、という気分一致効果が見られている

これまでに言われたことのないような評価をしてあげるほうが、こ
ちらの印象は強烈に残る

教育水準の高い人ほど、両面提示にひっかかりやすい

話を途中で打ち切られると、その人が気になって仕方なくなる

評価基準が気まぐれな相手には、引かれやすい

リーダーに必要とされるもうひとつの要素、「M=集団メンテナン
ス能力」の高い人は、どんな人だろうか。それは、「曖昧さへの耐
性」という能力の高い人である、といわれている。たとえば、社内
でいろいろな対立意見が出て収拾がつかなくなったとき、「今日は
もうここまでだね。この件は明日に」と思いきって打ち切り、グレ
ーのままで帰宅できる人である

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『人を見る目がない人』植木理恵・著
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◆目次◆

はじめに
第1章 人は、なぜ人を見誤るのか
第2章 こうして人は騙される
第3章 さらば間違いだらけの「人選び」
おわりに

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