『人を助けるすんごい仕組み』西條剛央・著 Vol.2767


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【すんごい仕組みです。】
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「知識労働者はボランティアとして取り扱わねばならない」。

これは、かの有名なドラッカーの言葉ですが、自発的な人間をどう束ね、プロジェクトを動かしていくか──は、現在の組織が直面する、重要な課題だと思います。

本日ご紹介する一冊は、東日本大震災後に立ち上がった日本最大級の支援組織、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」の代表が、『人を助けるすんごい仕組み』を明かした一冊。

東日本大震災直後、ボランティア組織を立ち上げ、2012年1月時点で、約3000か所以上の避難所、仮設住宅、個人避難宅に計15万3000品目に及ぶ物資支援を行った著者が、どうやって人々を巻き込んでいったか、そのプロセスと考え方を学ぶことができます。

1年前の震災当時を思い出させる臨場感あふれる文章で、思わず胸が潰れる思いでしたが、おかげで氏の動機や想いも共有することができました。

方法論としても学ぶべきところが多く、なかでも、未知の状況・変化の激しい環境に対応するための、「構造構成主義」の考え方は、ビジネスにも応用できる、実践的な考え方です。

また、ツイッターの拡散力とホームページの制御力を組み合わせ、適切な物資を適切な場所に送る仕組みや、無責任を排除するための「痛快な」実名主義、ボランティア組織運営のノウハウなど、経験した著者ならではの知恵が、参考になります。

非常時に頼れるリーダーになるために、ぜひ読んでおきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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意志が未来を切り拓き、未来が過去を意味づける

──ホームページに、聞き取ってきた必要な物資とその数を掲載し、それをツイッターにリンクして拡散し、全国の人から物資を直送してもらい、送ったという報告だけは受けるようにして、必要な個数が送られたら、その物資に線を引いて消していくのだ──。そうすれば、必要以上に届くこともない。また、仕分ける必要もなければ、大きな避難所や倉庫で物資が滞ることもない。必要としている人に必要な物資を必要な分量、直接送ることが可能になる。ツイッターの文面に直接必要なものを書いて拡散する人がいたが、その方法では無限に広がり、物資が充足しても延々と届き続けてしまう。ツイッターの拡散力と、ホームページの制御力を組み合わせて、新たな支援の仕組みをつくったのである

現場を重視すればするほど、現場至上主義に陥ってしまい、後方支援を軽んじてしまうのだ

トップ同士がつながったときの速さは、下から上げていく方式の何十倍、何百倍も速い。極論すれば非常時は、秘書を一人通すだけで、速度も伝達力も何倍も落ちる。非常時は、秘書も通さず、トップの携帯電話に直接電話できるようにしたほうがいい

方法の原理とは、方法の有効性は(1)状況と(2)目的によって規定されるため、状況を踏まえて、目的を見定めつつ、その時点、その場で有効な方法を考案すればいいという考え方である

家電を入れた箱に、送る側の『名前・住所・電話番号』を書いたものを貼って送ってもらう

◆トラブルを減らすための7か条 ※一部紹介
(1)質問は気軽に、批判は慎重に
(2)抱えてから揺さぶる
(5)電話や直接会って話しましょう
(6)休むこと

「動き方」のモデルを示すことで、自分が現地に行くことも管理することもなく、他者に同型の成果をもたらしてもらう

ボランティア組織は「感謝」を忘れたときに崩壊する

絶対やめたほうがいいのに、と多くの人が思っているのに言えない状態になったとき、組織は必ず衰退する。それは組織が滅亡に向かう基礎条件なのである。したがって、思っていることを言えない雰囲気だけはつくってはならない

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『人を助けるすんごい仕組み』西條剛央・著 ダイヤモンド社
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◆目次◆

第1章 絶望と希望のあいだ──南三陸町レポート
第2章 「ふんばろう東日本」の拡大とインフラとして
のツイッター、ユーストリーム、フェイスブック
第3章 「重機免許取得プロジェクト」
──陸前高田市消防団と志津川高校避難所
第4章 半壊地域の苦境と「家電プロジェクト」の立ち上げ
第5章 「ほぼ日」と糸井重里
──「西條剛央の、すんごいアイディア。」外伝
第6章 多数のプロジェクトをどのように運営していったのか?
第7章 「一戦必勝」を実現する組織づくりの秘訣
第8章 ポスト3・11に向けた人を助ける仕組みと提言
おわりに 僕の声が君に届けば

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