2011年3月28日
『ユニクロ帝国の光と影』横田増生・著 文藝春秋 vol.2441
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【経営はそもそも非情である】
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本日の一冊は、話題となった『アマゾン・ドット・コムの光と影』の著者であり、ジャーナリストの横田増生氏が、ユニクロへの徹底取材を通じてまとめた、ユニクロ論。
※参考:『アマゾン・ドット・コムの光と影』
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前著が企業批評としてややお粗末だったということもあり、あまり期待はしていなかったのですが、今回はなかなかよく調べており、興味深く読むことができました。
柳井氏本人へのインタビューと、過去に出された書籍、側近、元店長、中国の協力工場の部門長の証言などを集め、ユニクロの実態に迫っているのが特徴です。
柳井氏のワンマンぶりと、協力工場で働く人、ユニクロ商品を買う人の格差などを強調していますが、正直、この辺はビジネスやマネジメントがわかっていない人の目線、という気がしています。
ただ、なぜユニクロがカジュアル衣料にターゲットを絞ったのかという話や、素材を開発する東レとユニクロの利害の微妙な違い、ユニクロの品質基準、三段階の発注過程、社内のマニュアルの話などは、大いに参考になりました。
出版に限らず、商品を伴うビジネスを営む方には、流通・商品開発を考える上で、参考になる一冊だと思います。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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役員からアルバイトまで、ユニクロでは、柳井の鉄の規律が浸透する。「努力します」「考えます」は許されない。手抜きの店長は左遷され、執行役員も次々と辞める
二〇〇五年一一月の時点で就任した執行役員は、柳井を含めて一一人。それが、四年足らずで「一〇人以上」が会社を去って行った
「彼女(白井恵美)が辞めた理由は、柳井さんから、前年と同じことをやろうとしていると非難されたことと、彼女がたてたブラトップの売り上げ目標に、大幅な上乗せを要求されたからだと聞いている。柳井さんは、外からユニクロに入ってきた人を、一度は落として、そこから這い上がってくるのを待っているところがある」(アパレル業界紙記者)
「ABC改革を理解する上で大切なことは、工場と品番の絞り込みにある。委託工場を三分の一にして、品番も半分以下に減らすことで、工場に発注する生産ロットを大幅に引き上げることができた」(ABC改革の推進にかかわった人物)
「自分たちで仕様を決め、工場まで出向いて生産管理をやらないと、品質は絶対によくならない」(『成功は一日で捨て去れ』)
カジュアル衣料品については、紳士服と違い、接客せずに売ることができる。しかし売れるものは飛ぶように売れるが、売れないものはまったくだめというように商品の実力によって、売れ行きが大きく左右される
◆委託販売制度が不合理な理由
1.小売りにとっては売れ残りのリスクはなくなるが、その分利益
も低く抑えられること
2.流通の各段階で発生しているムダや非効率は、最終的には商品
価格に上乗せされており、消費者が高い買い物をする可能性がある
3.商品企画がメーカーや卸主導となり、小売りの店舗での品揃え
に一貫性がなくなり、しかも自由な価格設定ができず小売りの
手足を縛ること
ユニクロは、その発注の過程を三段階に分けた。最初の発注では、一〇〇万枚のポロシャツの原糸を発注する。次の発注で、生地の種類と色を決める。最後に具体的なポロシャツの企画として発注する
「ユニクロの納期は、生地の裁断から縫製までおよそ一カ月となる。業界平均の三カ月と比べると、非常に短い。加えて、不良品率を〇・三パーセント以内に抑える必要もある。業界平均の不良品率が二~三パーセントであるのと比べると桁違いの厳しさといえる」(晶苑集団カットソー部門トップ黄星華)
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『ユニクロ帝国の光と影』横田増生・著 文藝春秋
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◆目次◆
序章 独自調査によってメスをいれる
第一章 鉄の統率
第二章 服を作るところから売るところまで
第三章 社長更迭劇の舞台裏
第四章 父親の桎梏
第五章 ユニクロで働くということ 国内篇
第六章 ユニクロで働くということ 中国篇
第七章 ZARAという別解
第八章 柳井正に聞く
終章 柳井を辞めさせられるのは柳井だけだ
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