2006年12月16日
『プロフェッショナル原論』
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本日の一冊は、世界最高峰のコンサルティングファーム、マッキンゼー出身の著者が、プロフェッショナルの掟、一流であるための掟を語った、注目の力作です。
プロフェッショナルの原点とも言える、古代ギリシアの「ヒポクラテスの誓い」から、プロフェッショナルに必要な心構えを紐解き、さらに著者のコンサルティングファームでの経験も交えながら、その職業観と求められるルール、行動規範について述べています。
仕事に求められる水準や、依頼を引き受ける際のルール、報酬体系、倫理、日々の自己研鑽にいたるまで、プロフェッショナルに求められるありとあらゆる要件について触れられており、まさにプロフェ
ッショナルのバイブルと呼べる一冊です。
経営コンサルタントはもちろんですが、会計士、医者、ウェブクリエイターにいたるまで、およそクライアントの問題解決を使命とする職業の方は、みなさん読むべき一冊だと思います。
仕事のヒントに、そして何よりもプロフェッショナルとしての自覚を持つために、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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プロフェッショナルのプロフェッショナルたる本質は、神に誓う自
らの使命であり、わが身に課す厳しい掟にある
正当なプロフェッショナルであるためには、世のため人のため、即
ち公益に寄与することを唯一の動機として働かなければならない
◆ゴルゴ13とブラック・ジャック
彼らの専門業務における職能が最高水準であるのはもちろん、依頼
事項を引き受けるかどうかに際しての厳しい基準、一度引き受けた
仕事を完遂することに対する執着姿勢、常に超一流を目指し続ける
研鑽と努力、ふっかけることもなければ原則として決して値切らせ
ることもないフィー(報酬)の設定の仕方に至るまで、プロフェッ
ショナルのパーフェクトなお手本である
プロフェッショナルと顧客との非対称な関係を考えると、顧客に適
正なサービスを提供し、ひいては公益を守るためにはプロフェッシ
ョナルに対して極めて厳しい倫理基準や自己規制のルールを課して
おかなければならない
プロフェッショナルは自分の仕事の価値をより大きくすることを常
に指向し、そのためには決して手間を惜しんではならないし、さら
には費用をかけることについても躊躇してはならない
パーディアム(一日あたりの報酬)を値引きすることは、プロフェ
ッショナルとして自らの格と価値をおとしめる行為であり、そんな
ことをするくらいならフィーを取らないで公益に寄与することを選
ぶのである
プロフェッショナルの仕事は高度で奥の深い技量が必要であるため、
職能レベルの高い上位の者であってこそ下位の者の技量を正確に測
ることが可能なのである
どの分野のプロフェッショナルであっても、修業時代を終えた後も
その世界で一流であり続けるためには、常に最先端のノウハウを取
得し続けていかなければならない
実務家でなければならないプロフェッショナルとしては、一流であ
り続けるためには現場の第一線に居続けることが極めて重要
普通の常識人のたたずまいでありながらたいへんな迫力を醸し出し
ているような存在感。接した人がその人となりに引き込まれ、感銘
を受け、そして信頼感を抱く。こうした存在感と迫力こそが一流の
プロフェッショナルらしさであり、プロフェッショナルが目指す理
想の姿なのである
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『プロフェッショナル原論』
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■目次■
まえがき
第一章 プロフェッショナルとは
第二章 プロフェッショナルの掟
第三章 プロフェッショナルのルールと組織
第四章 プロフェッショナルの日常
第五章 プロフェッショナル達へ
あとがき
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