2008年8月19日
『プルターク英雄伝』プルターク・著
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【ヒーローの条件と生き方】
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本日の一冊は、西洋の偉人たちに絶大な影響を与えた人物伝の古典、『プルターク英雄伝』です。
訳者の鶴見祐輔氏をして、「誰人でも、この英雄伝のうちから、かならず自己の理想とする人物を発見する」といわしめるほどの名著で、単に英雄たちの歴史をなぞるだけでなく、彼らの人となりやエピソード、セリフを交えて書かれた、じつに読み応えのある一冊です。
テミストクレスを「セミストクリーズ」、アテネを「アセンズ」と訳すなど、固有名詞を英語読みにすることでかえってわかりにくくなってしっているのが非常に残念ですが、それでも英雄たちの素顔に迫ることができる貴重な文献ということで、読む価値はあります。
ペルシャ戦争の勝利を導いたテミストクレス、、テーベをギリシアの覇権国へ押し上げたペロピダス、アレクサンドロス大王、そしてカエサル…。
ギリシア、ローマの英雄たちの波乱万丈の生涯を描いた本書は、自らの生き方の理想を求める人には、ぜひおすすめしたい一冊です。
人々が支持するリーダーとは、どんな人物なのか、どんなエピソードが人々の心を打ったのか。
指導者たるもの、一度は読んでおきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆セミストクリーズ
彼の胸には早くから政治的生活にたいする熱烈な興味と、立身出世の燃ゆるがごとき野心がしみこんでいたことは争われぬ事実である。彼は最初から最高の地位を得んとしたために、アセンズにおけるもっとも強勢にして有力なる人々の憎悪を買って悔いなかった
彼は庶民の間には人望があった。市民に会うと、誰にでも、ちゃんとその名を呼んで挨拶した。そして商売上市民の間の問題については、いつでも公平な裁判官であったからである
彼の愛嬢に恋をした二人の者があった。彼は、人間のない財産よりも、財産のない人間の方を望むと言って、金持ちよりも、能力のある人物を選んだ
◆ペロピダス
種族と血縁によって結ばれた人々は、危険がせまると相互をほとんどかえりみないが、愛に根ざした友情に結ばれた集団は、けっして破れず、打ち克ちがたい
ペロピダスが家を去りて征途につこうとしたとき、彼の妻は途中まで送り、涙を流してその生命を重んずるようにかきくどくと、彼は
こう答えた。「わが妻よ、一私人には自愛することを勧むべきであるが、将師たるものには、他人を救うことを勧めねばならぬぞよ」
◆アレキサンダー
彼は最後には王室財産のほとんど全部を分与しまたは典物としてしまった。そうしてこれを見たペルディッカスが、王自身のために何
物を残さんとするかと問うたとき、アレキサンダーは「今後の希望」と答えた
ダライアスの妻は、その良人が身の丈優れた当代一の美男であったごとく、一世に冠絶した麗人の聞こえ高く、二人の娘もまた両親におとらぬ美貌であった。しかしながらアレキサンダーは、敵を征服するよりは自己を克服することがいっそう王者の面目であると考え
ていたので、そのいずれとの間にも慇懃を求めなかったのみならずダマスカスにおいて捕虜としたメムノン未亡人バールシーンを除い
ては、いかなる未婚の婦人にも近づかなかった
かたわらに居ならんだ者どもが誰も彼も頸を延ばしてあえぐように
水を見つめているのを見たとき、彼は兜の水の一滴をも味わわずいくたびか感謝しながらこれを還した、「なぜならば」と彼はいった「もし余ひとりこれを飲んだならば、残りの者の落胆はどれほどだと思う」この節制と大度とを見るやいなや兵士らはいっせいに立って彼らをひきいて勇敢に前進せんことをアレキサンダーに叫び求めた
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『プルターク英雄伝』プルターク・著
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◆目次◆
序
プルターク伝
セミストクリーズ
アルシバイアディーズ
ペロピダス
アレキサンダー
シーザー
アレキサンダーとシーザーとの比較
マーカス・ブルータス
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