2010年8月2日
『プラットフォーム戦略』アンドレイ・ハギウ、平野敦士カール・著 vol.2203
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【10年に一度の戦略本が出た?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492532749
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アマゾン、楽天、Yahoo!、Google、アップル、Facebook…。
これらの成功企業を見ていて、自分もいつかプラットフォームを作って大儲け、などと考えたことはないでしょうか?
でも、プラットフォームを作るには、出店者や広告主、そしてユーザーの両方を同時に呼び込まなければなりません。
はたしてどのようにすれば成功するのか、疑問に思ったことはないでしょうか?
実際、土井も何度か出店や出品のお誘いを受けたことがありましたが、先方のやり方がお粗末なため、お断りしたことが何度か。
そのうちほとんどの企業はプラットフォームを築くことなく、あっさりと消えていきました。
また、アメリカにおけるヤフーvsグーグル、電子書籍におけるアマゾンvsアップルvsグーグルのように、プラットフォームは一度築き上げたらそれで一生安泰というものでもありません。
やはり、成功するプラットフォーム構築には「戦略」があるのです。
本日ご紹介する一冊は、このプラットフォーム戦略の定石を本格的
に論じた、世界でも最先端のテキスト。
それもそのはず、著者はあの戦略論の大家、マイケル・ポーターの再来といわれ、史上最年少で ハーバード・ビジネス・スクールの准教授になったアンドレイ・ハギウ氏と、NTTドコモの「おサイフケータイ」を成功に導いた平野敦士カール氏(現在、ハーバード・ビジネス・スクール招待講師)。
このゴールデンコンビがタッグを組んで、これまで体系化されていなかったプラットフォーム戦略を9つのフレームワークに落とし込み、論じたのが本書『プラットフォーム戦略』なのです。
本書を読めば、これから業界内でプラットフォームを作れるようになるのはもちろんのこと、先日、アクセス数でFacebookに抜かれたGoogleのように、一度は敗北したプラットフォームが強者に対抗することも可能。
また、楽天、アマゾン、アップルなどのプラットフォーマーに参加企業がどう対抗すべきか、という戦略も書かれています。
日本人著者には滅多に推薦を出さない大前研一氏が推薦文を書いていることからもわかるように、プラットフォーム戦略は、これから企業が勝つための手段として、またコンサルタントのメシの種として、欠かせない新戦略。
次なる潮流に乗り遅れないためにも、今すぐ読んで実践すること。
これまでたくさんの戦略本を読んできましたが、これは10年に一度、といったら大げさかもしれませんが、それぐらいの価値のある戦略本だと思います。
ぜひ買って、読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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(フォーブス「世界の億万長者ランキング」)日本人ランキングのうちの2割強、60歳未満の人では実に75%が、本書で説明する「プラットフォーム戦略」に基づくビジネスを展開している企業の創業者
レコードレーベル各社は、もはやアップル抜きに自社の戦略を構築できなくなりつつあるのです。つまりアップルのプラットフォームに依存せざるをえなくなってしまったわけです。もし仮に、アップルが一方的に手数料を2倍に上げると通達しても、おそらくやむなく従わざるをえないでしょう。なぜなら「顧客」というもっとも大切な資産を握られてしまったからです
自分にはとくに魅力的なサービスがなくても、魅力的なメンバーを集めることができれば、その会(プラットフォーム)も魅力的なものになっていく
◆プラットフォームの5つの機能
1.マッチング機能
2.コスト削減機能
3.検索コストの低減機能(ブランディング・集客機能)
4.コミュニティ形成による外部ネットワーク効果・機能
5.三角プリズム機能
この病院(タフツ)では、一見相互作用が生じない2つのグループ、すなわち、医者にはかかりたいがお金がない低所得者層のグループと、患者を受け入れるがお金は受け取りたい個人の医者というグループを見事に結びつけました。この2つのグループは直接には結びつきません。そこで、「寄付をしたい人」という第3のグループをプラットフォームに招きました
もしあなたの会社がキラーコンテンツを数多くもっているのであれば、それをテコにして他のコンテンツホルダーとアライアンスを組み、プラットフォームを構築すればよい
何でもあるということは決してプラットフォームにとってよいことばかりではありません。最近流行りのSNSでのゲームなども玉石混交状態になってきており、非常に大きな危険性をはらんでいる
◆「プラットフォームの横暴」
1.利用料の値上げリスク
2.プラットフォーマーによる垂直統合リスク
3.プラットフォーマーが顧客との関係を弱体化させるリスク
戦略的プレーヤーの場合には、どれか1つしか勝者にならないプラットフォームの規格争いの際には、両方に参加するよりも一方だけに参加するほうが、結果的には損失は小さくなる可能性が高い
特定のプラットフォームが市場の圧倒的なポジションをとってしまった場合に、それ以外のプレーヤーがオープンという形態でアンチ連合を作る
あなたの会社がコンテンツを提供している場合、コンテンツではほとんど儲けが出なくても、プラットフォーマーは別の形で利益をあげている可能性がある
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『プラットフォーム戦略』 東洋経済新報社 アンドレイ・ハギウ、平野敦士カール・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492532749
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◆目次◆
Chapter1 世界最先端のプラットフォーム戦略とは?
Chapter2 ケースで学ぶ
プラットフォーム構築のための9つのフレームワーク
Chapter3 プラットフォームの横暴にどう対処すべきか
Chapter4 フリー、オープン化という「負けない」戦略
Chapter5 日本企業復活への処方箋
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