『ツキを呼ぶ言葉』桜井章一・著  vol.2370


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【人生の見方が変わる名言集】
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かつて、ジェームズ・アレンの『「原因」と「結果」の法則』という本がベストセラーになりましたが、この「原因と結果」において大事なのは、「結果」ではなく、「原因」に目を向けること。

※参考:『「原因」と「結果」の法則』
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われわれは、調子のいい時も悪い時も、「結果」ばかりに目を向けがちですが、実際に人間が影響を与えられるのは「原因」の方。

つまり、たとえ調子が良くても「原因」をいじっていない時は、将来もたらされる「結果」は危ない。

逆に、今は悪くても、着実に「原因」を積み重ねていれば、未来の「結果」は明るいものになるのです。

やはり、勝負で勝とうと思ったら、物事の本質、つまり光の当たらない真実に目を向けること。

そういう意味で役立つのが、本日の一冊。

伝説の雀鬼、桜井章一さんによる『ツキを呼ぶ言葉』です。

20年間無敗の著者が、数多くの勝負から培った教訓がコンパクトにまとめられており、じつに重宝する内容です。

・複雑化した知識が持つ価値を疑うこと
・善を教える道徳より、「卑怯」という悪を教えたほうが、よほど効果がある
・敗北の99%は自滅である

物事の本質をとらえた著者の言葉は、読者の物事の見方、考え方に、きっと強烈な影響を与えるはず。

とがった言葉が多く、読んでいてじつに刺激的な内容です。

ぜひ、読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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登山においては、上るときだけがプラスの意味を持っているのだろうか。下りも上りと同じように山を楽しむことに変わりない

生きる姿勢としては上りのときこそ身を屈め、下りのときこそ胸を張ったほうがいい

力の入った努力はどこかで必ず壊れる。「力が入っているな」と思ったときは自分を疑ったほうがいいのである

今度、はない

複雑化した知識が持つ価値を疑うこと

定まったものを追求するのが知識であり、定まらないものをつかむのが智恵である

得ることの裏には必ず失うものがある。得ることに気持ちが囚われていると、そのことに気づかない

つくられたものは壊れやすく、またそれに囲まれた生活は豊かなようでじつは味気がない。だからこそ、人間らしい深い呼吸をしようと思えば、そこに「生む」という感覚を滑り込ませることが必要になってくるのである

人の本心は知ろうとしなくてもいい

嫉妬や怒り、憎しみといったマイナスの感情が愛する相手に起こるのも、愛が所有欲であることの証だろう

学校の授業なんかでは、善を教える道徳より、「卑怯」という悪を教えたほうが、よほど効果がある

根は光が当たらない部分。根に暗い部分があるのは当たり前だ

人は生きていることがすでに誰かに迷惑をかけているのである

いっぱいいっぱいに入れないで、せめて半分くらいは空けておきたい。十分空いていれば、風通しもいいだろうし、いろいろなものが自由に出入りできて気分も清々しい。そんな空っぽ感覚を大事にしたい

社交辞令を言われて喜ぶ豚になるな

デキる人は、取引先や客から頼まれたことをそう言われる前に済ませている

敗北の99%は自滅である

間違った悪い流れのときにそれに合わせて悪い手を打ってしまうと、そのときはよくても、その次に正しい流れが来たときに合わせられなくなってしまう

不調こそ、我が実力なり

すべてを始まりにすれば、終わったことはチャラになる

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『ツキを呼ぶ言葉』桜井章一・著 角川書店
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◆目次◆

東の章 放つ
南の章 回す
西の章 抜く
北の章 射る

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