『スティグリッツ教授の経済教室』


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【豊かさと貧困をつくるもの】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000840

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本日の一冊は、2000年まで世銀の上級副総裁兼チーフエコノミストを務め、2001年には「情報の経済学」を築きあげた功績により、ノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・E・スティグリッツ教授による一冊。

以前、「週刊ダイヤモンド」に掲載されていたコラムを加筆修正したもので、今回の書籍化に際し、新たに序文と第1章「21世紀初めの日本と世界」を書き下ろしています。

この1章だけでも、今後の中国、アメリカ、日本の経済を考える上
で、じつに興味深い論考となっています。

その他の章は、グローバリゼーションに関する幅広いトピックを扱
っており、ブッシュ政権の問題点、グリーンスパンの負の遺産、発
展途上国が直面する問題、環境問題などについて、著者の意見と関
連の学説、研究成果がまとめられています。

一冊通して得られるのは、豊かさを実現するためには市場の力だけ
では不十分、ということ。

一例を挙げると、リスクに挑む気風を育て、成長を促進するには、
雇用の安定とセーフティネットが不可欠ですが、それを実現するの
はやはり政府の役目だということなのです。

豊かさとは、正しい政策とそれによって育まれる人々のやる気によ
って生まれるもの。目先のことばかりに捉われていては真に豊かな
人間社会は構築できないということを、本書から教えてもらいました。

リーダーに求められる広い視野と深い教養。その必要性を感じても
らうためにも、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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資本主義の自由化は途上国では概して成長を促進せず、往々にして
ボラティリティの増大を伴う

通貨というものは、それ自体が目的ではない。より強力で安定した
成長を実現するための手段なのだ

どう控えめにいっても、市場は独力では、求職者全員に職が行き渡
るよう迅速に調整することはできないのだ。完全雇用を実現するに
は、政府の果たすべき重要な役割がある

資源景気の結果、通貨価値が上昇すると、その国の工業製品や農産
物は輸出しにくくなり、おまけに輸入品がどっと押し寄せて、その
国の生産者は大打撃を受けるのだ。そのため、豊かな天然資源は往
々にして豊かな国と貧しい国民を生み出すことになる

知的財産権には高い代償が伴うことを忘れてはならない。アイディ
アは研究の最も重要な投入要素であり、知的財産権のために他人の
アイディアを使いにくくなったら、科学技術の進歩は阻まれることになる

危機の際に市場は機能しない

ノーベル賞経済学者のアマルティア・センは、ほとんどの飢饉は食
糧不足のためではなく、食糧を必要としている人に――主として彼
らに購買力がないゆえに――食糧を届けられないために起きるのだ
と断言している

三〇億ドルほどの投資で、現在二五〇〇億ドル相当と推定されてい
るボリビアの膨大なガス資源の八二%を手にする権利がなぜ外国企
業のものにならなくてはいけないのか

経済理論が示唆しているのは、グローバリゼーションによって皆が
勝者になるということではなく、経済全体としては利得はプラスに
なり、したがって勝者は敗者の損失を補填してもなお余りある利益
を手にすることができる、ということだ

強力なセーフティネットと完全雇用に近い経済は、すべての利害関
係者に――労働者にも投資家にも企業家にも――リスクをとりやす
い環境、つまり新しい投資や新しい企業活動に乗り出しやすい環境
を与えてくれるのだ

グリーンスパンは、こうした変動金利住宅ローンを推奨することに
よって、借り手がリスクを増加するのをあおった

「人間の誤りはその人が舞台を去ってからも長く影響を残す」とい
う古い金言があるが、それはグリーンスパンについては間違いなく
当てはまる。ブッシュの場合は、彼が去る前から我々は彼の誤りの
結果を背負わされ始めているのである

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『スティグリッツ教授の経済教室』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000840
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┃▼目次▼
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┃ 日本の読者への序文
┃ 第1章 21世紀初めの日本と世界
┃ 第2章 グローバル経済の通説を疑え
┃ 第3章 ブッシュ大統領の深刻な誤り
┃ 第4章 地球を守るための処方箋
┃ 第5章 経済格差をいかに解消するか
┃ 第6章 いま直面する課題に立ち向かう
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