2008年1月17日
『エコノミック・ヒットマン』
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【途上国を食い物にする謎の組織とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492211691
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本日の一冊は、これまでその存在が知られてこなかったアメリカの秘密工作員、「エコノミック・ヒットマン」について明かした、注目のノンフィクション。
開発援助の裏側と著者自らの悪事を赤裸々に告白した衝撃の全米ベストセラーがついに翻訳ということで、注目が集まっています。
「エコノミック・ヒットマン」は、途上国を負債の罠にはめ、アメ
リカの言いなりにしようという陰謀から生まれた仕事で、本書では、
実際に「エコノミック・ヒットマン」だったという著者が、謎だら
けのミッションと仕事内容を公開しています。
組織に入った当初、著者の教師役を務めたのは、特別コンサルタン
トの肩書きを持つクローディンという美女。
その美女に、「私たちは、汚い仕事をする特別な存在。どんな仕事
をしているか誰にも話してはいけません――たとえ奥さんでも」と
くぎをさされ、著者の工作員人生がスタートします。
表向きは一流コンサルティングファームのチーフエコノミストを装
いながら、裏ではあらゆる手を使って途上国の指導者たちを巻き込
んでいく著者。
プロジェクトのせいでむしろ貧困が増大したエクアドルをはじめ、
アメリカの陰謀の犠牲となった途上国の例がいくつも登場し、あま
りの理不尽さに怒りがこみあげてきます。
本書を読んで得られる教訓は、欲望と資本の命令に振り回されれば、
人はいつか不幸に陥るということ。
やはり利権のあるところには悪がはびこるのです。
純粋なノンフィクションとして、また経営者・リーダーの心構えと
して、ぜひ読んでおきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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エコノミック・ヒットマン(EHM)とは、世界中の国々を騙して
莫大な金をかすめとる、きわめて高収入の職業だ。彼らは世界銀行
や米国国際開発庁(USAID)など国際「援助」組織の資金を、
巨大企業の金庫や、天然資源の利権を牛耳っている富裕な一族の懐
へと注ぎこむ
私の仕事は「世界各国の指導者たちを、アメリカの商業利益を促進
する巨大なネットワークにとりこむこと」。それによって「最終的
には、そうした指導者たちは負債という罠に絡めとられて、忠誠を
約束せざるをえなくなる。そうしておけば、必要なときにいつでも
彼らを利用できる
アメリカはイラク戦争に八七〇億ドルを費やしたが、その半分以下
の金額でこの地球上の全人類に清浄な水と十分な食料と公衆衛生設
備を与え、必要最低限の教育を施すことができると、国連は見積もっている
彼らが重点的に評価していたのは国家への忠誠心ではなく、私が自
分の人生に対して抱いていた欲求不満だった。両親への怒り、女性
を我がものにしたいという妄想、いい暮らしがしたいという野心を、
彼らは気に入った。私は餌で操れる人間なのだ
GNPが上昇しても、利益を得るのはガスや電気など公益事業を所
有する有力者だけで、圧倒的多数の人々はかえって負債の重荷に苦
しむ結果になりうる。金持ちはますます豊かに、貧乏人はますます
貧しくなるのだ。それでも、統計上からいえば、経済は発展してい
るとみなされる
多くの場合、国家経済の成長を助けることは、ピラミッドの頂点に
いる人々をより豊かにするだけで、底辺にいる人々はより低い場所
へ追いやられるだけなのだ
国際的な大企業はどこも――靴やスポーツ用品を売っている会社か
ら重機器を製造している会社にいたるまで――独自にEHMのよう
な存在を抱えている
経済のグローバル化と絵空事にすぎない「自由市場」資本主義とい
う観点からすれば、世界をひとつに統合することは、まさに「帝国」
を築くことにほかならない
(本を書くのは)「まったく問題はない。だが、いうまでもないが、
わが社の社名を君の本に載せないこと。それから、われわれの事業
の内容や、メイン社で君がしていた仕事にもいっさいふれないように」
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『エコノミック・ヒットマン』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492211691
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◆目次◆
序文
プロローグ
第1部 1963年から1971年まで
第2部 1971年から1975年まで
第3部 1975年から1981年まで
第4部 1981年から現在まで
エピローグ
訳者あとがき
ジョン・パーキンスの履歴書
注
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