2007年4月19日
『インナーテニス』
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本日の一冊は、テニス上達に関する本でありながら、ビジネス界に多大な影響を与えた驚異のベストセラー『インナー・ゲーム・オブ・テニス』の実践編。
上達を阻害する「セルフ1」ではなく、飛躍のカギを握る「セルフ2」を働かせ、潜在能力を開花するための秘訣を説いた、画期的な一冊です。
本書のなかに、本当はバックハンドができるのに、苦手意識からできないと思い込んでいたジョンの例が出てきます。
「苦手意識さえなければ、ジョンはバックハンドなど少しも苦手じゃなかったわけだ。それを、ジョンは自分で全く知らない。ボールがフォールトしたバックハンドのボールを、きれいに打ち返している事実を知らないのだ(中略)そのコメディーを、あなたも、あなたの友人たちも間違いなく演じている」
スポーツをやったことのある方なら誰でも、自分を忘れるほど集中した時に、ものすごい成果が上がることを体験から知っているはず。
本書は、その状態をコンスタントに生み出す画期的なトレーニングについて述べた一冊なのです。
具体的な内容は本書を読んでいただくとして、はっきり言えることは、このトレーニングは、ビジネスでも仕事でも応用できる、ということです。
下手な自己啓発書100冊に値する、実践的な一冊です。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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私の持論では、セルフ2に本来的に、物事をスーパーにやってのけ
る能力がそなわっている
次の三球を、モリーは連続して失敗した。第一、声の調子が上ずっ
ていたし、タイミングがずれていた。実際にバウンドするより早め
に「はずんで」と言ったし、打った後で遅れて「打って」と言った。
私の要求するタイミング練習(「はずんで」「打って」の発声)に
焦点を合わせず、「上手に打とう」としたのが原因だ。モリーは力
んだのだ
上級者だけへのアドバイスだが、「はずんで」「打って」と口で言
うだけでなく、同時に耳もとぎすませてみる。バウンドする時、
(ガットで)打たれる時――その打音を耳で聞きながら、自分の声
と完全にタイミングが一致しているかどうかをチェックしてみるのだ
もし、悪い結果に「目をつむる」ことを続ければ、肉体のコンピュ
ーターにはいつまでたっても必要なデータが入ってこない
テッドはこれまで「ボールをコート内に入れるんだ」という目的意
識を明確に持っていなかった。それが、この「ベースラインからの
バウンド地点の距離の確認」という練習によって、彼の本能部分が
無意識的に一つの目的を持ち始めたのだ
テニスというのは、基本的には三つの動的要素しかない。1.ボー
ルが飛んでくる 2.これの方向が変わる(打つ)3.ボールが飛
んでいく――だけの話だ。少なくとも、この内三分の二は「ボール」
が主役である。「人間が(僕が、私が)テニスをするんだ」といく
ら力んでも、しょせんは三分の一の要素でしかない
はっきりしていることは、エゴを満足させればプレーの結果も悪く
なるということだ
◆意志を鍛えるための六つの鍵
1.自分がどこにいるかを自覚する
2.自分がどこに行きたいかを発見する
3.内側の障害の除去
4.不要な目標を取り除く
5.同じ目的の人々と交わる
6.自覚を高めながら練習を繰り返す
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『インナーテニス』
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┃▼目次▼
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┃ はじめに
┃ インナーゲームとは
┃ 奇跡のボール注視法
┃ 先入観をぶち壊せ
┃ 内側への意識の集中
┃ 自然に上達するテニス
┃ 真の自信の追求
┃ 勝つ意志のコントロール
┃ おわりに
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