2008年11月4日
『それでもなお、人を愛しなさい』ケント・M・キース・著
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【マザー・テレサも感動した処世訓とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152084391
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――変革を夢見た若者が60年代に記したメッセージが、あのマザー・テレサにも影響を与えた――。
本日ご紹介する本は、のちに私立大学の学長やYMCAのリーダーも務めたという著者が学生時代にしたためた、至高の処世訓「逆説の10カ条」をまとめた一冊。
もともとは高校生向けの小冊子だった同書が、なぜそんなにも人々に受け入れられたのか。
その理由は、おそらく本書が人間としての「ありたい姿」を描いているからではないかと思います。
世の中の流れや曲った考え方に迎合するのではなく、また背を向けるのでもなく、あえて飲み込む。
そんな考え方が、一冊を読むことで伝わってきます。
「世界は意味をなしていません。しかし、あなた自身は意味をなすことが可能なのです」
「成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。それでもなお、成功しなさい」
「世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい」
本書には、現代人が失った生きる上での「覚悟」が説かれています。
決して割り切れない人間社会を、人間力で受け止め、その中に人生の意味を見出す。
生きることの本質が、このわずか100ページちょっとの書籍に詰まっています。
人間はメリットのために努力できるが、努力し続けることはできない。
永遠に枯渇することのない心のエネルギーを手に入れたい方に、ぜひおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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地球上のすべての人が十分なカロリーを得られるだけの食物が生産されています。しかし、毎年、何十万という人々が餓死し、十億人以上の人が深刻な栄養失調の状態にあります
アメリカは訴訟社会です。一年間に一億件もの訴訟が行なわれているのですから。これらの訴訟の中には、自分自身の行動に責任があると考えない個人によって起こされるものもあります
世界は意味をなしていません。しかし、あなた自身は意味をなすことが可能なのです
愛は、他人に同意してもらえるかとか、愛する価値があるかという問題ではない
愛には人を変え、人を愛すべき存在にする力があります
何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。それでもなお、良いことをしなさい
成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。それでもなお、成功しなさい
誰かがあなたを敵とみなしても、あなたはその人を敵とみなす必要はない
大切なことは、誰かが覚えているかどうかではありません。大切なことは人間としてのあなたがどんな人かということです
正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい
感じていること、考えていること、願っていること、恐れていることを隠したままでは信頼を築くことはできません。分かち合いによって、正直で率直であることによってはじめて信頼は生まれます
あなたの強さは鎧からくるのではなく、あなたの内面から来るのです
最大の考えをもった最も大きな男女は、最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち落とされるかもしれない。それでもなお、大きな考えをもちなさい
人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていかない。それでもなお、弱者のために戦いなさい
助けを必要としている人の中には助けが必要なことを否定する人もいます。自分の能力が不十分であるという事実に直面したくないのです
世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい
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『それでもなお、人を愛しなさい』ケント・M・キース・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152084391
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◆目次◆
序 文
はじめに
第1部 おかしな世界
第2部 逆説の十カ条
第3部 逆説的な人生
訳者あとがき
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