2015年10月8日

『トヨタの段取り』OJTソリューションズ・著 vol.4097

【トヨタの段取りノウハウ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/404601329X

米調査・コンサル会社のインターブランドが、グローバル企業の「ブランド番付」を発表しました。

アップルが3年連続首位で、日本勢の最高はトヨタ自動車の6位でした。

トヨタのライバル、フォルクスワーゲンが地位を低下させた一方で、トヨタは前年の8位からランクアップしました。

これほど長く、信用を保っていられるのも、ひとえにトヨタ独自の品質管理のしくみがあるから。

なかでも、「段取り」のノウハウは、メーカー以外で働く人にとっても、有用なノウハウだと思います。

そこで本日ご紹介する一冊は、OJTソリューションズによる人気シリーズ最新刊、『トヨタの段取り』。

OJTソリューションズは、トヨタ在籍40年以上のベテランが集まるコンサルティング会社で、本シリーズは累計60万部突破のベストセラーとなっています。

シリーズのなかでも売れたのは、『トヨタの片づけ』ですが、本書もまた、汎用性のある内容で、ベストセラーが期待できます。

※参考:『トヨタの片づけ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046028343

気になるエッセンスを、さっそく見て行きましょう。

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段取りは「どうやるか」に目が向きがちだが、その前に確認すべきことは「なぜやるか」である

付加価値の源泉となる作業を「主作業」と呼んでいます。主作業にかける時間の割合を最大化することが生産性を上げるポイントとなります。トレーナーの岡田憲三は、「会社や部署で、どこが付加価値を生んでいるかあきらかにし、そこでのアウトプットを最大化するのが最終ゴールだ」と言います

各作業時間をできるかぎり短くすることができたら、次に考えるべきなのは、主作業に合わせて、それ以外の付随作業を同時に行なう(同期化)ことです

トヨタでは「種類は後工程で増やせ」と言われていますが、ベストは、販売の直前までAというベースの製品をスタンバイしておき、お客様のニーズに合わせて最終段階でB、C、Dといった製品に短期間でカスタマイズすることです

トヨタでは、自分の仕事が完了した時点で、自分の仕事の良し悪しを評価し、悪かったらそこで仕事を止めて処置し、不良を後工程に流さないことを徹底しています。これを「自工程完結」と呼んでいます

大部屋方式を採用すると、方針や情報を各部署が短期間で共有できるので、コミュニケーション不足によるミスが少なくなります

◆「7つのムダ」をなくす
1.手待ちのムダ 
2.加工のムダ 
3.在庫のムダ 
4.動作のムダ
5.運搬のムダ 
6.つくりすぎのムダ 
7.不良・手直しのムダ

仕事の「標準」を決めておく

少ない動きで済むようにモノを配置する

歩行、モノの運搬、情報の流れは、それ自体は付加価値を生まないので、これらを「運搬のムダ」としています

「自分の仕事をなくす」ことを考える

「再発防止」から「未然防止」へ

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複雑なトヨタのしくみを、じつにわかりやすくまとめており、手っ取り早くノウハウを知りたい人には、重宝する一冊です。

「いろいろトヨタ本を読んでみたけれど、結局理解できなかった」
「一時期勉強したけれど、内容のほとんどを忘れてしまった」

という方には、おすすめの一冊です。

ぜひチェックしてみてください。

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『トヨタの段取り』OJTソリューションズ・著 KADOKAWA
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/404601329X

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◆目次◆

CHAPTER1 仕事の成果は「段取り」で決まる
CHAPTER2 「7つのムダ」を取り除くことから始める
CHAPTER3 仕事にかかる「時間」を短縮する
CHAPTER4 段取りの「質」を上げるコツ
CHAPTER5 確実に実行するためのコミュニケーション術

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