2007年9月29日

『クリエイティブな習慣』

【】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4560027153

本日の一冊は、ビリー・ジョエルの歌に振り付けた「ムーヴィン・アウト」でトニー賞を受賞、ニューヨーク・シティ・バレエ団、パリ・オペラ座バレエ団などのためにも振り付けている稀代の振付家、トワイラ・サープが、その創造性の秘密を公開した注目の一冊。

著者いわく、「クリエイティブであることは独自の日常のパターンを持ったフルタイムの仕事」。つまりクリエイティブであるためにはクリエイティブな習慣が必要、ということです。

本書には、クリエイティブな仕事に携わる人には必読の習慣術が紹介されています。

一日をスタートさせるための準備の儀式、集中力を高めるためのト
レーニング、クリエイティブであるための考え方と行動指針がズバ
リ示された、じつに興味深い一冊です。

古今東西の偉人の例をあげながらわかりやすく説明していますが、
基本的に抽象的な表現が多いため、実際にクリエイティブな仕事に
携わっている人でないと、ピンとこない部分もあるかもしれません。

ただ、編集であれデザインであれ、何かしらクリエイティブな仕事
をしたことのある人であれば、本書の教えの重大さは、即座に理解
できるはずです。

惰性の毎日を抜け出し、規律ある、クリエイティブな習慣を身につ
けたいと願う人に、ぜひおすすめしたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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想像したものをこの世界に持ち込むためには、信じるに足る人生を
創り上げる言葉を選ぶこと、日没の干草の山を表現するために絵の
具の色と質感を選ぶこと、味わい深い料理を作るために素材を組み
合わせること、といったようにスキルが必要だ

満足感のあるスリルを得るため、一度に複数の仕事をこなすのを止
めるのは難しい。しかし、一週間、それなしでやってみる価値はあ
る。その報酬として、集中力と自覚が増すだろう

一人でいることは、創造の避けがたい部分である。自己依存は、幸
せな副産物である

私たちはそれぞれ、あるやり方に生れついている。そして、生まれ
つきのそのものが、作品にこっそり入り込んでいるのだ。それは悪
いことではない。実際、それは世界があなたに期待していることである

自分が何者であるかを知るもう一つのことは、何をすべきではない
か知るということだ

メタファーはすべての芸術の活力源だ。メタファーは私たちが今経
験していることを、以前経験したことに繋げるための語彙である。
それは単に覚えていることをどのように表現するかというだけでは
なく、それをどのように私たち自身のために、そして他の人たちの
ために解釈するかということだ

偉大な者の軌跡を辿ることは、他の者の足跡であっても、スキルを
獲得する重要な手段である

誰かの音楽を使って仕事をするなら、過去にその音楽が視覚的にど
のように扱われていたか知る必要がある

最高のものを「スクラッチ」すれば、あなたが発見するアイデアの
質は自動的に上がる

創造の行為は、みな、破壊や放棄の行為でもある。新しいもののた
めの道を空けるために、何かが捨てられなければならないのだ

比較することは、メタファーを動かすエンジンである

情熱なしには、世界のすべてのスキルをもってしても、自分の技術
以上のことはできない。スキルなしには、世界のすべての情熱をも
ってしても、悪戦苦闘するまでだ。その二つのコンビネーションが、
クリエイティブな生活の本質なのだ

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『クリエイティブな習慣』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4560027153
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┃▼目次▼
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┃ 1.白い部屋に入る
┃ 2.準備の儀式
┃ 3.あなたの創造性のDNA
┃ 4.あなたの記憶を生かす
┃ 5.箱にとらわれずに考えられるようになるには、箱から始めな
┃   ければならない
┃ 6.スクラッチする
┃ 7.アクシデントは起こるもの
┃ 8.背骨
┃ 9.スキル
┃ 10.溝とグルーヴ
┃ 11.失敗のなかの「A」
┃ 12.ロングラン
┃ 訳者あとがき
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