【これでぐっすり。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4776212595
本日ご紹介する一冊は、これまでに2万人の睡眠で悩む人を救ってきたという睡眠専門医の白濱龍太郎さんが、ぐっすり眠る技術をまとめた一冊。
著者は、「世界一受けたい授業」や「目ざましテレビ」「林修の今でしょ!講座」などにも出演されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
これまでにもいくつか睡眠に関する本は読んできましたが、睡眠メカニズムの説明がわかりやすく、類書にない知識も入っていて、勉強になりました。
加齢に伴い、ぐっすり眠れないという人は増えていると思いますが、そのままにしておくと、確実に仕事のパフォーマンスは落ちますし、何より病気のリスクが高まります。
そうならないためにも、本書を読んで、正しい睡眠の知識を押さえておきましょう。
・眠りはじめの「4時間」にこだわる
・平日休日の時差を2時間超にしない
・寝る直前に歯を磨いてはいけない
・夕食後から就寝前に音楽を聴く
・疲れた目を温める
・昼寝をするならコーヒーを飲んでから
いずれも睡眠の質を向上させ、仕事のパフォーマンスを上げるために重要なアドバイスです。
個人的には、寝る直前の歯磨きをやめるのと、目の温め、コーヒーを活用した昼寝は早速試してみようと思いました。
読者の年齢が何歳であれ、またどんなライフスタイルであれ、参考になる情報が満載です。
コラムにまとめられている、「理想的な寝室づくりのポイント」もチェックしておくといいと思います。
さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
—————————-
脳細胞はとても熱に弱いので、ずっとそのままではオーバーヒートしてしまいます。ですから、夜にはその働きを低下させてクールダウンする必要があるのです。これが、睡眠が必要な最たる理由です
日本人の睡眠時間は世界「最下位」
実は、人間の脳は約50%ほどしか現在のことを考えていなくて、残りは過去や未来のことを考えてしまっているともいわれています。この状態は、退屈さや疲れを感じたときに生じやすく、適度な範囲なら創造性をうながすといわれていますが、長く続くとネガティブな気分をもたらす原因になることも最近の研究でわかってきました。現代はこうした状態に陥る人が増えていて、その原因の一つがスマホではないかと考えられています
プレゼンティーイズムによる日本の経済損失は、1380億ドル(約18.3兆円)にのぼります。プレゼンティーイズムのおもな原因は、肩こり、腰痛、頭痛、胃腸の不調、軽度のうつ状態、花粉症などのアレルギーなどが挙げられます。実は、これらの原因は、ぐっすり眠れれば改善が期待できるものばかりです
忙しい人こそ、眠りはじめの「4時間」にこだわる
なによりも「体内時計を狂わせないこと」が大切
時差が2時間を超えていると、身体に時差ボケの負担がのしかかります
大事な用事や決断は目覚めから4時間後に設定する
寝る直前に歯を磨いてはいけない
近年の研究では、コーヒー豆の香りが睡眠にいい効果を与えることもあきらかになりました。コーヒーは寝る前に飲んでしまうとカフェインの作用が働き睡眠に支障をきたしますが、コーヒー豆の香り自体はいいようです
なぜ加齢とともに早起きになるのでしょうか? まず考えられる要因は、日中の活動量の低下です
疲れた目を温めると副交感神経が優位に働く
—————————-
病気と睡眠の関係についても丁寧な解説があり、現在何らかのご病気をお持ちの方にも役立つ内容だと思います。
最近、身体に何らかの変化を感じている人は、ひょっとしたら睡眠の質が影響しているかもしれないので、チェックしてみることを強くおすすめします。
ぜひ、読んでみてください。
———————————————–
『ぐっすり眠る習慣』白濱龍太郎・著 アスコム
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4776212595
<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0BVZDH4RX
———————————————–
◆目次◆
序 章 眠りが浅い人はこんなに損している!
第1章 意外と知られていない「眠りの基本習慣」
第2章 あなたは普段どれだけぐっすり眠れている?
第3章 ぐっすり眠れる身体をつくる新習慣
第4章 ぐっすり眠れるメンタルをつくる新習慣
第5章 日中の眠気を上手にコントロールする方法
第6章 ちょっとした行動で眠りやすくなる「入眠の習慣」
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。