http://tinyurl.com/5fb76 もうお気付きだと思いますが、本日ご紹介する本もやはり、ストーリー形式の自己啓発書です。 著者のディック・ライルズさんは、ケン・ブランチャード・カンパニーの元社長であり、現在は世界的なコンサルティング会社、リーダーシップ・レガシーズ社のCEOを務めるディック・ライルズ氏。本書には、彼が提唱する「4つの習慣」と、その実践方法が書かれています。 他の自己啓発書同様、主張自体はきわめてシンプルですが、実践するのは、思い込みやプライドが邪魔をして、なかなかできないものです。 その点、本書のいいところは、主人公アルバートが、「4つの習慣」を疑い、屁... 【詳細を見る】

2004年9月29日

『ニート』

http://tinyurl.com/4bvak 著者は、東京大学助教授で、労働経済学を専攻する玄田有史さん。若年層の雇用に関し、衝撃的な問題提起を行った『仕事のなかの曖昧な不安』が話題を呼んだことでも知られています。 今回は、その玄田さんが、働くことにも学ぶことにも希望を失っている「ニート」(NEET:Not in Education, Employment, or Training)と呼ばれる人々に焦点を当て、この新しい概念と、それに当てはまる人々の問題点や悩みを紹介した、注目の一冊です。 ただ、正直、注目の一冊とは言え、中身の大半は読むに値しない、雑誌に毛が生えた程度の内容です。 ... 【詳細を見る】

http://tinyurl.com/5qkn2 本日の一冊は、「ドル暴落→世界不況」の懸念を前面に打ち出し、その可能性を論じた、刺激的な論考です。 著者のリチャード・ダンカンさんは、ABNアムロ・アセット・マネジメント社の金融部門上級投資アナリストで、現在は香港に在住。1997年のアジア通貨危機の際には、IMFのコンサルタントとしてタイに乗り込み、事態の収拾に尽力したという人物です。 バブルが発生し、崩壊に至る、現在のグローバル経済の構造的な問題を、著者のアジアでの経験を交えながら語った、注目の一冊です。 アメリカ当局の対応や、それに伴って起きる問題など、さまざまな可能性を緻密に検証... 【詳細を見る】

http://tinyurl.com/6k7hq 本日の一冊は、アメリカを代表する経済学者、レスター・C・サロー氏による注目の論考です。 読んでいてすごいと思ったのは、資本主義の構造的な問題に着目し、なぜ資本主義が発展と衰退を繰り返すのか、それに伴い社会に問題が起こるのか、といった点を見事に解き明かしている点です。 学問をすることでこういった「本質」を学べば、経済活動におけるさまざまな嘘やペテンに騙されずに済みます。 株式投資ひとつをとっても、『今すぐ儲かる~』的な本を読むより、本書の方がずっと有意義だと思います。 『知識資本主義』というタイトルに必ずしも合致する内容ではありませんが... 【詳細を見る】

http://tinyurl.com/3jtoy 本日ご紹介する一冊は、メルマガの世界で実績を挙げている、カリスマコンサルタント、平野友朗さんの最新作です。 平野さんとは、本が出る前に打ち合わせをさせていただいたのですが、その熱心かつ謙虚な姿勢、そして鋭い質問に、「やはり本当に実績を出している人は違う」と感心しました。 今回の本は、その平野さんが、これまでにメルマガ500誌以上を支援、読者一万人超を50誌プロデュースしたノウハウを語ったものです。 自らもメルマガ営業だけで顧客1500社、年収3000万円を実現した、というだけに、説得力は抜群です。 では、実際にどんな仕上がりになったの... 【詳細を見る】

2004年9月25日

『金持学』

http://tinyurl.com/566tu 著者は、上場企業メイテックの創業者で、現在はベンチャーセーフネットという企業の会長を務める関口房朗さん。 長者番付の常連で、その豪快なお金の使い方から、ついたあだ名は「ミスター大盤振る舞い」。プライベートでは、六本木ヒルズに住んだり、馬主として日本ダービー、アメリカのケンタッキー・ダービーを制覇したりと、何かと話題の多い方です。 長髪を後ろで束ねた奇抜な髪型と、口ひげ、ゴージャスなファッションがトレードマークだそうですが、見た目は正直言って「成金」。 でも、本日ご紹介する『金持学』を読めば、じつは苦労人で、骨太の思想を持っていらっしゃる... 【詳細を見る】

http://tinyurl.com/5akqf 本日の一冊は、郵政民営化のインパクトを、さまざまな視点から検証した、注目の一冊です。 取扱高24兆円7000億円、経常利益約2兆6000億円の超巨大企業が本気で動けば、民間企業には、甚大なダメージがもたらされる可能性があります。宅配便、生命保険はもちろんですが、場合によっては予想もしていなかった業界にまで、影響が出るかもしれません。 それだけに、日本郵政公社の動向は、物流関係者ならずとも、非常に気になるところです。 本書では、日本郵政公社の事業がよりグローバル化していくことを視野に入れており、アメリカ、ヨーロッパなど、他国の物流事情につ... 【詳細を見る】

http://tinyurl.com/527wu 本日の一冊は、6月の刊行以来、ずっと売れ続けている新書です。内容は、ざっくばらんに言ってしまえば、「頭が悪い人の話し方」の典型例を全部で40取り上げ、解説したもの。 著者は、大学受験の世界で「小論文の神様」と呼ばれる文章の達人、樋口裕一さん。型通りに書いて高得点をねらう、独自のメソッドが話題になり、私もかつては『ぶっつけ小論文』などでお世話になったものです。 参考:『ぶっつけ小論文』 http://tinyurl.com/4dbrl しかし、今回は、社会人向けであるうえに、テーマが「話し方」。 どんな内容に仕上がっているのかは、まったく... 【詳細を見る】

http://tinyurl.com/3pafn 本日の一冊は、ちょっと前までたくさん本が出され、盛り上がっていた「ブランド」に関する書籍です。 この一時期のブランドブームは、vol.63【口コミ新理論】でお話した「口コミ」ブーム同様、すぐにしぼんでいきました。理由は簡単。ほとんどの企業が、多額の費用を投下した割に、効果が出なかったからです。 ブランド論の書籍で紹介される事例は、ブランドブームの前も後も、すでに成功しているルイ・ヴィトンやウォルト・ディズニーのことばかり。つまり、ブームの後に、成果としての新事例は出なかったということなのです。 土井は、この失敗の理由は、主に3つあると見... 【詳細を見る】

http://tinyurl.com/5qqvk 著者は、『キャッシュフロー計算書が面白いほどわかる本 基本編』などの会計関連書で知られる、公認会計士の天野隆さん。 経営安全率(もうかっているか?)、自由資金比率(資金繰りはよいか?)、自己資本比率(つぶれないか?)という「3つの数字」を軸に、簡単かつ実践的な決算書の読み方を提唱しています。 冒頭で述べた通り、本書の最大の魅力は、実務に役立つ情報を織り交ぜながら決算書の読み方を解説している点です。 具体的には、「自己資本比率」の解説で、「節税に目を奪われると自己資本比率が改善されない」というコメントがなされていたり、また、固定資産につい... 【詳細を見る】

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