2014年11月23日

『日経記者に聞く投資で勝つ100のキホン』日本経済新聞社・編 vol.3778‏

【投資で勝つための用語集】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532356172

本日の一冊は、株式やREITに投資する際、必要となる基礎知識を、日経新聞の記者がまとめ、電子書籍でベストセラーとなった一冊。

電子版に大幅加筆して単行本化したもので、なるほど投資に必要な用語・指標をわかりやすくまとめてくれています。

PERやPBR、ROE、時価総額などの指標はもちろん、決算、1部指定、信用残、株式分割がどう株価に影響を与えるかといった考え方、さらにはローソク足の見方まで説明しています。

決算発表の際、どんな情報が出れば、株価上昇の要因となるか、どんな情報が出れば、株価下落の要因となるか。

投資家なら、知っておいて損はありません。

個人的には、これまで関心のなかったREITのエッセンスを学べたのが収穫でした。

・四本値
・陽線丸坊主
・陰線丸坊主
・黒三兵
・とんかち
・包み足
・はらみ足
・CCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)
・スチュワードシップ・コード

1つでもわからない用語がある方は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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売上高が従来の予想に対して10%以上、営業利益、経常利益、純利益は30%以上増減しそうな場合には、予想を修正して開示しなければならないという決まりがあります。一般に3割ルールといわれます

(PBR)1倍割れは必ず割安というわけではありません。在庫や資産の価値が低下し、100億円の資産が来年には90億円に減りそうなケースでは、資産売却で得た資金はすべて負債の返済にあてられ株主にまで回ってきません

始値がその日の安値、終値がその日の高値になった場合、ひげは描きません。白い実体だけなので陽線丸坊主といいます。実体が長いほど買いの力が強いことを意味します。始値が高値、終値が安値は陰線丸坊主で、その長さは売りの勢いを示します

信用買いや信用売りの注文がどの程度入っているかをみるには、信用残高をチェックします。反対売買されていない未決済残高のことで、信用買い残が多ければ足元の上昇を加速させるけれど、6カ月以内に反対売りが出る上値の圧迫要因になります。信用売り残が高水準だと株価の足を引っ張りますが、一定の時間がたてば買い戻し要因として働きます。信用買い残を売り残で割った水準を信用倍率といいます。1倍を超えていると買い方の勢いが強く、1倍未満だと売り方優位になります

会社が株式分割することは個人投資家に買ってほしいと秋波を送っているわけで、そうした会社の姿勢そのものが株価にプラスに働きます。ちなみに、株式分割の反対で、2株を1株にしたり、10株を1株へくくり直すことを株式併合とよびます

CCCはキャッシュ・コンバージョン・サイクルの略です。会社が生産・サービスのために現金を投入してから、現金として回収するのにかかる日数を示す指標です

上場会社の株式を発行済み株式の5%を超えて保有した場合、その投資家は財務局に開示書類を提出する決まりが定められています。これを大量保有報告書提出義務(通称5%ルール)と呼んでいます

IPO株投資が実際どれほどもうかるのかというデータはありませんが、個人の関心が非常に高いため本書で独自集計してみました。結論は7割の確率でもうかり、値上がり益は投資額の50%です

数万円程度の手軽な金額で大家さんになれるしくみを作りました。それがREIT(リート)です。(中略)投資の魅力は高い運用利回りです。2014年時点で3~4%前後のリターンを得られます。高利回りには税制上の秘密があります。決算期に配当可能利益の90%超を分配するなどの要件を満たすことで、法人税がほとんどかからない特典が認められているのです。REITの多くはもうけの9割~全額を分配金に回しています

近年、注目を集めているのが物流施設型REITです。この数年で物流系REITが相次いで上場しました

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『日経記者に聞く投資で勝つ100のキホン』日本経済新聞社・編 日本経済新聞出版社
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◆目次◆

第1章 いまさら聞けない決算用語
第2章 銘柄選びのキホン
第3章 これだけは知っておきたい相場用語
第4章 相場の動きを読む
第5章 会社の行動を知る
第6章 新規公開株投資のコツ
第7章 トクする投資戦略
第8章 投信・REITの選び方

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