2014年11月19日

『ラストチャンス 日本株は5年で見限れ』木戸次郎・著 vol.3774

【今後有望なマーケットは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4908131007

本日の一冊は、株式評論家の木戸次郎さんが、今後有望なマーケットと日本株の展望を述べた一冊。

サブタイトルに「日本株は5年で見限れ」と書いていながら、日本株に関する記述はほんのわずかで、内容の大半はベトナム投資に偏っています。

とはいえ、配偶者がベトナム人であるという著者だけに、ベトナムのビジネスやマーケットに関する記述は詳細で、ビジネスの成功事例も含め、読み応えがあります。

どんな銘柄、商品が有望なのか、いくらあれば投資ができるのか、日本企業がこれから進出するとしたら、どんなチャンスがあるのか…。

著者の主観が中心で、データが多少弱い気もしますが、読み物としては勉強になりました。

インスタントラーメン分野でエースコックが日清食品に先んじていること、トヨタがベトナムに注目していること、建機が売れること、ベトナム人のマネジメントのコツなど、海外進出を考える経営者や投資家には、参考になると思います。

ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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澤田がベトナムに来て目をつけたのは開発やビル建設が進むホーチミンの工事現場で、これだけ同時に建設工事をしていれば建機や重機は不足しているはずだと確信した。澤田は建設会社を経営していただけあって建機・重機などの業者には知り合いが多かったので、スクラップ同然の小型油圧式ショベルと中古フォークリフトを手持ち資金目一杯まで買って40フィートのコンテナに詰めるだけ詰めてベトナムに運んだ。安さも手伝ってすぐに完売し、台数やバリエーションを増やした。澤田がベトナムに進出したのは2008年だが、今は売上げも700万ドルに達した

円資産は株式とドル、そしてベトナムドンのように安値をつけているものにシフトさせておくことだ

2020年までは東京オリンピック銘柄の日本株へしっかり投資して利益を上げたところで、その後はベトナムなどに分散投資する選択が正しいと感じた

海外の株式投資で財をなした著名な投資家が自らの資産を爆発的に増やした原動力は保有銘柄の買収に絡む材料によるのは間違いない

ミャンマーもこの2~3年で日本人が大挙して訪れているようだが、不動産だけが歪に東京並みの価格にまで高騰しておりベトナムの資産バブル以上に不自然な状態

勝ち組トヨタが目をつけ始めているのがベトナムだ。タイ工場は年間88万台とトヨタの工場では圧倒的に世界一の生産量を誇っている。それに対し、ベトナム工場はせいぜい2万2000台に止まっている

インスタントラーメンといえば日本では日清食品がパイオニアだが、ベトナムではエースコックで、20年前からインスタントの米粉麺を発売し圧倒的な人気と信用を得ている。フォーを筆頭にブン、ミン、フーティウ、ミー、などベトナム麺の種類は実に多いが、そのすべてがエースコックからインスタントラーメンとして発売されているのである。エースコックはベトナムのインスタントラーメンの70%以上のシェアで一人勝ちだ

ベトナムでレストランをオープンする場合の最大の難点は社長がベトナム人でなければならないことだ。つまり日本人はスポンサーになれても実質オーナーにはなれないということである。ほとんどの場合はベトナム人社長を1か月1000~1500ドルの給料でパートナーとして雇い、さらに利益の10~20%を歩合で渡す

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『ラストチャンス 日本株は5年で見限れ』木戸次郎・著 ケイツー出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4908131007

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◆目次◆

第1部 2020年まで日本株を買え
第2部 今からベトナムに投資せよ
独占スクープ!
シンガポール在住の大物投資家が狙うこれからのシナリオ

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