2013年10月26日

『他人を支配する黒すぎる心理術』マルコ社・編 vol.3385

【歴史上のリーダーが密かに使った心理術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861136776

あのヒトラーは演説をする際、黄昏時にこだわったそうですが、その理由をご存じでしょうか?

理由は、黄昏時になると、人間の思考力や判断力が低下するため。

またヒトラーは、大衆に自らの政策を覚え込ませるため、演説で何度も同じフレーズを使ったり、二者択一の問いかけを行ったりもしました。

本日ご紹介する一冊は、このような心理テクニック、しかもヒトラーをはじめ、古今東西のリーダーたちが使ってきた、とっておきの人心掌握テクニックを紹介した一冊。

チャルディーニの『影響力の武器』で書かれた6つの心理原則をはじめ、色が人の心理に与える影響や、身ぶり・手ぶりの心理学など、さまざまな視点から、人を操るテクニックを紹介しています。

アリストテレスの「人を説得する5箇条」や、会議で使える「スティンザー効果」、好感度の高い「両面提示」テクニックなど、使える心理術が満載の一冊。

なかには、「結婚に至る6段階」というノウハウもありました。

心理本をたくさん読んでいる方には、目新しい部分は少ないかもしれませんが、さまざまな本のエッセンス、学術研究のエッセンスを、素人向けに要領よくまとめた本だと思います。

これはぜひ、チェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ヒトラーは演説を黄昏時に行うことにこだわりました

◆サウンドバイト
誰もがすぐに覚えられる、単純で響きのよいフレーズを繰り返すことで、聴衆の頭にそのメッセージをしっかりと焼き付けられるだけではなく、テレビや新聞などでもそのフレーズが取り上げやすくなる

もし視線があなたから見て左上へ動いたとすれば、「思い出そうとしている」のではなく、「考えだそうとしている」ということになり、嘘をついている可能性が高い

20世紀後半のアメリカ大統領選挙の得票率と声のトーンの因果関係を調査したデータによると、声の低い候補者の得票率の方が声の高い候補者の得票率よりも高かった

◆両面提示
人は基本情報やよい情報だけを提示されるより、そのデメリットも提示された場合のほうが、より高い好感度を示す

「青」を使いこなす者はビジネスを制する

◆アリストテレスの「人を説得する5箇条」
1.聞き手の注意を引くストーリーやメッセージを提示する
2.解決あるいは回答が必要な問題や疑問を提示する
3.提示した問題に対する解答を提示する
4.提示した解答で得られるメリットを具体的に説明する
5.行動を呼びかける

◆スティンザー効果
・以前、会議などで議論を戦わせた人間は、その議論相手の正面に座りたがる
・ある発言の次に発せられる発言は、反対意見である場合が多い
・会議のリーダーの力が弱い場合は、参加者は正面にいる人間 と話したがり、リーダーの権限が強い場合は、隣同士で会話がされる場合が多い

人前で目標を宣言すると、その宣言に見合った行動を取らなければいけないという責任感が生じるために、目標に向かって努力する確率が高くなると考えられています。このような心理現象を「パブリック・コミットメント」と呼びます

「ここだけの話なんだけど…」と特別な情報を教えるという行為によって、秘密の共有関係が生まれますから、相手を丸め込むには効果的なテクニック

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『他人を支配する黒すぎる心理術』マルコ社・編 サンクチュアリ出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861136776

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◆目次◆

第1章 あの人物も心理術を使っていた!? 黒すぎる心理術の系譜
第2章 相手の「表情」「しぐさ」からホンネを透視する方法
第3章 人を操るその前に…行動に影響を与える8つの心の法則とは
第4章 他人を支配する黒すぎる心理術
第5章 他人に「操られない」ための心構えとは?

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