2008年12月28日

『非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門』 飯間浩明・著

【表情に隠された意味とは?】
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インターネットがコミュニケーションの主流となった現在、書き方の重要性は高まるばかり。

日々更新するブログでさえも、書き方が上手な人とそうでない人で相当差がつきます。

影響力のある書き方ができる人は稼げますし、面白い視点の持ち主なら、出版やメディア出演の依頼が来ます。

しかしながら、ほとんどの方はただ何となく書いているだけ。

本書で言うところの「日記文」を書いていては、永遠にお声がかかることはありません。

かつてソニーのCEOを務めた出井伸之さんによれば、コミュニケーションの目的は相手を動かすこと。

ビジネスパーソンには、この相手を動かす文章術が求められているのです。

そういう意味では、よく見本に出される「天声人語」の文章でも、問題があるというのが著者の指摘です。

では、どうすれば、文章が苦手な人でも相手を動かす文章が書けるのか。

本日ご紹介する一冊は、まさにその点を書いた一冊です。

具体的には、著者が提唱する「クイズ文」という型を用いて文章を書くだけ。

この「問題」「結論」「理由」の3ステップは、実際に使えるので、文章が苦手、という人には強くお勧めします。

ぜひ読んで、実践してみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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文章には、「事実・感想」からなる形式と、「問題・結論・理由」からなる形式とがあるというのが、私の考えです。私は、前者を「日記文」、後者を「クイズ文」と名づけました

クイズ文という、「問題・結論・理由」という形式に従った文章を書けばいい。なぜなら、この形式は、読者と一つの問題意識を共有し、かつ、読者を一つの結論に導くためのものだからだ

考えの伝わる文章を書くということと、読みやすい文章を書くということは別物です

何の工夫もなく書くだけでは、読者はてんでんばらばらの反応を起こします

多くの筆者は、読者がどんな反応をするかについての想像力がなさすぎ

新聞のコラムは、日本語としても論理的でないものが多く、何かを伝えようという姿勢がとぼしい

(クイズ文の)問題に相当する文は、疑問形で終わっていることが特徴

人間の脳というのは不思議なもので、疑問形を耳にすると、脳は即座に回転しはじめます

「枕草子」はクイズ文を集めた書物

印象が強く、楽しい自己紹介になるのは、紹介が「問題・結論・理由」を備えたクイズ形式になっているから

数値にして比べられるものは、客観的性質であり、事実です

読者は、日記文に記された感想については、論理的に反論することができません。一方、クイズ文の結論については、論理的に反論することができます

◆クイズ文の4つの型
1.Yes or No型(ディベート型)
2.How型(課題解決型)
3.Wh-型(択一型)
4.Why型(理由探求型)

ディベートの形式を踏まえて文章を書くことは、考えを進展させる

結論は、問題の含まれる文のすぐ後の段落に、間を置かずに示します

「思う」は、自分の感想を述べるときに使う動詞です。感想とは、日記文の中で述べるものであり、クイズ文に入れてはいけません

資料的な裏づけを取ろう

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『非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門』ディスカヴァー・トゥエンティワン 飯間浩明・著
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◆目次◆

はじめに
第1章 伝えたい考えは「クイズ文」で書く
第2章 クイズ文の型を理解しよう
第3章 実践!クイズ文を書いてみよう
おわりに

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