【注目】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4296000438
本日ご紹介する一冊は、10万部超のベストセラーとなった、『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』の待望の続編。
『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』
藤吉豊、小川真理子・著 日経BP
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822289060/
著者の2人は文章のプロフェッショナルであり、話し方のプロではないのですが、今回も丹念な取材をもとに、ベストセラーのポイントをコンパクトに要約して伝えてくれています。
前回と同様、頻出ランキング順にノウハウをまとめており、1位<会話は「相手」を中心に>から始まり、2位<「伝える順番」が「伝わり方」を決める>3位<話し方にメリハリをつける>といったように続いて行きます。
ノウハウは全部で40個。
それぞれ、実践で使えるように良い例と悪い例が付いていたり、より良い表現にするための言い換え例が載ったり、丁寧にノウハウが紹介されており、原理原則だけわかって使えない、ということがないのがポイントです。
フォーマルな場面から雑談まで幅広く網羅しており、話し方の基本はこれ一冊でかなりカバーできると思います。
本書を読んだ話し方本の著者は、いまごろ戦々恐々としているかもしれませんね(笑)。
さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。
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アクティブリスニングの6つのポイント
(1)うなずく/相づちを打つ
(2)アイコンタクトをする
(3)繰り返す/オウム返し
(4)別の言葉に言い換える
(5)質問をする
(6)メモをとる
自分の意思を伝えるときの4ステップ
(1)相手の話をすべて聞く
(2)その考えに至った理由を聞く
(3)相手の意見を受け止める
(4)自分の意見を述べる
説得力を高めたいときは「結論→理由→具体例→結論」の「PREP法」
「聞きやすいスピードの目安」は、「1分間に300文字程度」が会話のプロの共通意見
「ほめ+理由」で具体的にほめる
8位 具体的に話す
1.数字で語る
2.固有名詞を入れる
3.「体験談」で共感、説得力を高める
11位 話は「短い」ほうがいい
1.余計な言葉を削る
2.「言い切る」クセをつける
「マナー界のカリスマ」と称される金森たかこさんの著書『入社1年目ビジネスマナーの教科書』(プレジデント社)では、「上から目線」を避けるために、「命令形を依頼形、伺い形」にする。「クッション言葉を使う」ことを推奨しています
反論を和らげるマジックフレーズ ※一部紹介
・お言葉を返すようですが
・生意気を言うようですが
・お前に何がわかるかと言われそうで、恐いんですが
・間違っているかもしれませんが、私、こう思うんです
スピーチや発表にはキーワードのメモを持参
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既に話し方本をたくさん読んでいる方には目新しさはないかもしれませんが、初学者にとっては重宝する一冊です。
話し方本を読む前のガイドブックとしても活用できるのではないでしょうか。
ぜひ読んでみてください。
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『「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』
藤吉豊、小川真理子・著 日経BP
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◆目次◆
Part1 100冊の名著が教える本当に大切な「7つのルール」
Part2 100冊が明かす話がうまい人に共通する「13のポイント」
Part3 コミュニケーション力をさらに高めるための「20のコツ」
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