【齋藤孝先生の語彙力ノート】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797393440
本日ご紹介する一冊は、著書『語彙力こそが教養である』がベストセラーとなっている齋藤孝さんによる、『大人の語彙力ノート』。
※参考:『語彙力こそが教養である』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4040820126/
最近は、語彙力ブームなのか、語彙力に関する本がいくつも出ています。先日ご紹介した『大人の語彙力が身につく本』と比べると、本書は入門者向けと言えるかもしれません。
※参考:『大人の語彙力が身につく本』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761272686/
本書では、われわれがつい使ってしまいがちな凡庸・幼稚な表現を、大人の言い回しにするための言い換え表現がまとめられています。
たとえば、「大丈夫です」なら、「問題ございません」「差し支えありません」「子細ありません/子細に及びません」「支障ありません/不都合ありません」「お気持ちだけいただきます」といった感じです。
「もっと言い換え!」の表現までマスターすれば、ビジネスシーンでは不足ないでしょう。
どんな表現が紹介されているのか、いくつかご紹介します。
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「今、お金がなくて…」
→「今持ち合わせがなくて…」→「手元不如意で」
→「糊口をしのいでおります」
「わかりません」
→「勉強不足で申し訳ございません」→「寡聞にして存じ上げません」
→「浅学非才」
「楽しみにお待ちしております」
→「首を長くしてお待ちしております」→「指折り数えております」
→「一日千秋の思いです」
「教えてください」
→「ご教示ください」→「お知恵を拝借できますか」
→「ご高配のほどお願い申しあげます」
→「後学のためにおうかがいしたいのですが…」
「上手ですね」
→「お手の物ですね」→「無双」→「一頭地を抜いている」
「忘れてください」
→「ご放念ください」
「お願いして申し訳ございません」
→「お使い立てして申し訳ありません」
「どうぞよろしくお願い申し上げます」
→「何卒よろしくお願い申し上げます」→「伏してお願いします」
→「切にお願いします」→「まげてお願いします」
「反省しています」
→「平にご容赦ください」→「慙愧に堪えません」→「不徳のいたすところです」
「うれしく思います」
→「冥利に尽きます」→「恐悦至極に存じます」
→「快哉を叫びました」→「天の配剤です」
「ごちそうになりました」→「思わぬ散財をさせてしまいました」
「ラッキーだったよ」→「もっけの幸いでした」
「いただきもので失礼ですが」→「おもたせで失礼ですが」
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人は、会話することで相手の「ランク」や「レイヤー」を探っているもの。その時鍵になるのは、会話の中に登場する思想や語彙や人脈です。
SNS時代は、残酷なまでに人材がレイヤー化する時代ですから、より良い人と知り合えるよう、語彙力を鍛えるのは、当然といえば当然ですよね。
土井も、本書を読んでしっかり勉強したいと思います。
ぜひチェックしてみてください。
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『大人の語彙力ノート』齋藤孝・著 SBクリエイティブ
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◆目次◆
第1章 「普段の会話で品よく見せる」語彙力ノート
第2章 「お願いする」ときの語彙力ノート
第3章 「言いづらいことを言い換える」語彙力ノート
第4章 「気持ちを伝える」語彙力ノート
第5章 メール・口グセで自分を下げない
「同じ言葉の繰り返しをなくす」語彙力ノート
第6章 会議・打ち合わせで「できる!」と言われる語彙力ノート
第7章 「訪問・宴会・手紙で使える」語彙力ノート
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