【こんまりメソッド仕事編。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309249744
本日ご紹介する一冊は、世界1200万部突破の『人生がときめく片づけの魔法』シリーズの著者であり、Netflixでも冠番組を持つ「世界のこんまり」こと近藤麻理恵氏が、ライス大学経営学院教授のスコット・ソネンシェイン氏(専門は組織行動論)と共著でまとめた一冊。
※参考:『人生がときめく片づけの魔法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763131206/
『人生がときめく片づけの魔法』が家庭や人生の片づけを論じた書だとすれば、本書はそのオフィス・仕事編です。
前著と変わらぬ原理原則に加え、オフィスならではの事情を盛り込み、どうすれば片づくか、生産性が上がるか、そして何よりときめくか、を論じています。
さすが、数多くのクライアントの問題を解決してきただけあって、片づけのリアリティがすごい。
なかでも、以下の記述は、身に覚えがあり過ぎて、思わず笑ってしまいました。
<片づけられて一見こざっぱりした机の上を横目に、私がすかさずチェックするのは、見えざる部分です。まずは引き出し。ガラリと引き出しを開けると見えるのは、未使用のボールペンや古い名刺、なんとなく放り込んであるクリップや輪ゴム、古いリップクリームやいつ開けたか覚えていないガムのパッケージ、サプリメント、いつぞやのランチについていたプラスチックのカトラリー、小袋入りのケチャップ、しょうゆ、紙ナプキン……>
おそらく、読者の多くも、同じような状況ではないでしょうか。
本書では、どうしたらこんな状況を避けられるか、具体的なアドバイスをしています。
さっそく、本文の中から気になったポイントを赤ペンチェックして行きましょう。
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最終的には、自分の仕事に対して迷いなくエネルギーをそそげるようになることこそが、仕事において片づけをする本当の目的
まずは片づけをする前に、「自分にとって、ときめく働き方はどんなものか?」「仕事をする上で、大切にしたい価値観は何なのか?」と問いかけてみましょう。その上で、映像でイメージできるくらい、「理想のワークスタイル」を具体的に考えていきましょう
片づけられて一見こざっぱりした机の上を横目に、私がすかさずチェックするのは、見えざる部分です。まずは引き出し。ガラリと引き出しを開けると見えるのは、未使用のボールペンや古い名刺、なんとなく放り込んであるクリップや輪ゴム、古いリップクリームやいつ開けたか覚えていないガムのパッケージ、サプリメント、いつぞやのランチについていたプラスチックのカトラリー、小袋入りのケチャップ、しょうゆ、紙ナプキン……
本当の意味でデスクを片づけたいなら、表面だけを整えてもダメなのです(中略)自分がどのようなモノをどれだけの量持っていて、それらがどこに収納されているか。仕事の性質上、どういったモノが増える傾向にあって、増えた場合にどこに収納していくか。これらすべてを把握した状況になって初めて「片づけた」と言えるのです
「一気に」「短期に」「完璧に」、そして「カテゴリー別に」片づける
残すべきモノには三つの種類があります。一つめは、それ自体にときめきを感じるモノ。(中略)二つめは、機能の面で役に立つモノ。(中略)三つめは、あなたのときめく未来につながっているモノ
低リスクの決断の大半は、時間とエネルギーをそそぐ価値がない
大きな人脈はまた、有意義なつながりをつくることを難しくします
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共著者のスコット氏が書いている内容は、正直、ビジネス書でハック系の本を読んだ方なら、既視感があるはずですが、近藤氏の担当部分は、やはり読み応えがあります。
オフィス周りの道具をカテゴリー分けして合理的に片づけて行くやり方は、経費削減、時短にもつながるので、マネジャーもチェックしておくといいと思います。
ぜひ読んでみてください。
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『オンラインでの「伝え方」ココが違います!』矢野香・著 すばる舎
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◆目次◆
第1章 どうして、片づけが必要なのか?
第2章 片づけでリバウンドしないために
第3章 仕事場を片づける
第4章 デジタルデータを片づける
第5章 時間を片づける
第6章 決断を片づける
第7章 人脈を片づける
第8章 会議を片づける
第9章 チームを片づける
第10章 片づけの魔法をシェアする
第11章 もっと仕事で“ときめく”ためには
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