【2017年以降注目の技術は?】
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今月ご紹介した本のうち、実用面で「読むべき本」のトップ2は、おそらく『ライフシフト』と本日の一冊でしょう。
◆『ライフシフト 100年時代の人生戦略』
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本日ご紹介する一冊は、日経の専門誌編集長30人が徹底解説した、『世界を変える100の技術』。
「二〇一七年以降、社会やビジネスに影響を与え、変えていくテクノロジー」を100件紹介したもので、冒頭からグイグイ引き込まれてしまいました。
チャットボット、揺れ抑制スプーン、電気味覚フォーク、階段を上れる車いす、VR、自動運転、3D計測、再利用可能ロケット、木造超高層ビル、CLT(直交集成板)、セルロースナノファイバー、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)…。
じつにさまざまな未来の技術が紹介されており、またそれに絡んでいる企業・団体も実名入りで紹介されています。
投資家なら、一家に一冊置いておきたいところです。
やや厚い本ではありますが、各技術ごとに記事がまとめられているため、辞書感覚でパラパラめくってみてもいいと思います。
さっそく、本文から気になったところをチェックしてみましょう。
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対象分野や用途を絞れば、チャットボットは実用技術である。例えば三菱東京UFJ銀行は二〇一六年三月、異なる二つのボットを用意し、「銀行取引Q&A」サービスの提供を始めた。(中略)どちらも、これまで蓄積したFAQ(よくある質問とその回答)の内容をコンピューターに読み込ませ、内容を学習したコンピューターが利用者からの質問に回答する
舌先に電流を流すことができる、電極の付いたフォークもある。電流による刺激を舌が塩味と錯覚するので、このフォークを使うと、料理に使う塩分を減らすことができる
トヨタ自動車はDEKAリサーチ・アンド・ディベロップメントと共同で、階段を上れる車いす「iBOT」を開発している。DEKAの創設者は、移動機器セグウェイを開発したディーン・ケーメン氏である
自動運転ソフトウエアがクルマの性能を左右する──。このような時代が訪れようとしている。ハードウエアの塊だったクルマにおいて、日に日にソフトウエアの比重が大きくなり、自動運転の時代に入ると各社はソフトウエアが実現する性能によって主役の座を奪い合うことになる
再利用可能な宇宙ロケットが脚光を浴びている
木造で高層ビルを建てる。こうした構想が欧州などで散見され始めている。二〇一七年以降、新たな木造の高層ビル構想が発表され、具体的な取り組みが出始める可能性がある
大規模木造建築のカギを握ると注目を浴びているのが「CLT(直交集成板)」である
◆サイホン排水システム
排水用の水平管を住戸内に無勾配で設置できるうえに、搬送距離を最大で十四メートルまで延ばせる。このため台所の場所を自由に配置でき、間取りの自由度が高まる。電力などの動力も不要だ。この技術はブリヂストンと野村不動産、長谷工コーポレーションが共同で開発した
注射は不要、皮膚に貼るだけで薬剤を体内に取り込む──。患者に優しい、そんな方法で投与できる薬剤の種類が二〇一七年以降、ぐっと増える可能性が見えてきている
見守りシステムは政府の「日本最興戦略二〇一六」にも、普及促進を図る技術として盛り込まれており、人手不足が慢性化している介護現場で二〇一七年にも普及に弾みがつきそうだ
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なかには、政府の方針として普及を図る予定のものもあり、知っておくだけでビジネスや投資に有利な情報が満載です。
テクノロジーを知ることで、未来のチャンスが見えてくる。
ぜひ、これは買って読んでみてください。
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『世界を変える100の技術』日経BP社・編 日経BP社
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◆目次◆
1章 すべてが変わる ここまで来たテクノロジーのインパクト
2章 交通が変わる 自動車は馬車になってしまうのか
3章 住まいが変わる「木造の時代」再び
4章 医療が変わる 再生医療はどこまで来たか
5章 産業が変わる あなたの仕事はどうなる
6章 危険から守る 見守りから設備点検、地震対策まで
7章 もっと速く、もっと便利に すべてを支えるICTとエネルギー
8章 今なお残る課題を見極める 死角はないか
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