2016年3月16日

『セミナー講師の教科書』立石剛・著 vol.4257

【セミナーで稼ぐ法】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761271590

年をとっても稼ぎ続けられる手段といえば、「出版」と「セミナー」と相場が決まっていますが、特にセミナーは、出版ほどハードルが高くなくて儲けられる手っ取り早い手段です。

最近は、ちょっと競争が過熱気味の感がありますが、だからこそ、本物には人が集まるのではないでしょうか。

本日ご紹介する一冊は、セミナービジネスで稼ぎたい人の決定版。

「セミナー講師の甲子園 セミナーコンテスト」を主催し、これまでに300人以上のプロ講師を指導してきたという著者が、そのセミナー主催ノウハウを、惜しげもなく披露しています。

一流講師がやっている良いセミナーのシナリオ作りのノウハウ、問題提起をするための4つの型、話のおもしろさが増す5つの引き出しなど、興味深いノウハウが満載で、一気に読んでしまいます。

後半には、「告知ページに必ず記載すべき10の情報」「セミナー講師が10年稼ぐビジネスモデル」など、現実的な話がしっかり書き込まれており、まさに「教科書」です。

著者と親交のある著者、講師のノウハウ、エピソードも披露されており、興味深く読むことができました。

さっそく、気になったポイントをチェックしてみましょう。

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いいセミナーのシナリオは、大きく5部構成でつくります。
(1)自己紹介、(2)ゴール、(3)問題提起、(4)ノウハウ、(5)まとめ、の順番です

◆問題提起を考える4つの型
1.体験をとおして伝える
2.興味深いデータを見せる
3.実例を紹介する
4.受講生の悩みを代弁する

◆話のおもしろさが増す、5つの引き出し
1.体験談 2.引用 3.たとえ話 4.数字 5.現物

◆EP法で、心に響くメッセージを伝える
「EP」というのは、E(Episode:体験談)、P(Point:結論)

セミナー講師として、ぜひ覚えていただきたい間のとり方は次の3つ。
「強調の間」「質問の間」「余韻の間」です

◆告知ページに必ず記載すべき10の情報
1.セミナータイトル 2.セミナー概要 3.対象となる参加者
4.受講後の効果 5.カリキュラムの内容 6.受講生の声
7.講師プロフィール 8.プロフィール写真 9.主催者の想い
10.開催情報

リストは使うと必ず減ります。セミナーに一度参加した人が、同じセミナーにもう一度参加することは少ないからです。ですから、つねに新しいリストを補充し続けることが必要です

自分の過去の人脈や信用だけではいいリストができない場合、人気講師のセミナーを開催して人を集めるという方法があります

スタッフを卒業生に頼む本当の理由:同じセミナーをもう一度受講することになるので、スタッフ自身の成長につながる

◆セミナー講師が10年稼ぐビジネスモデル
・コンサルタントモデル
・講師エージェントモデル
・顧客プロデュースモデル
・ジョイントベンチャーモデル
・コミュニティーモデル
・オーディオ教材モデル
・ロイヤリティーモデル
・勉強会主催者モデル

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実例豊富にして、日本経営合理化協会の本みたいになっていたら、もっとバリューが増したと思いますが、この値段でこの内容なら、贅沢な一冊です。

自分でセミナー主催を考える方、プロ講師として独立したい方は、ぜひ読んでみてください。

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『セミナー講師の教科書』立石剛・著 かんき出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761271590

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◆目次◆

第1章 1年目から結果を出し、10年稼ぎ続けるセミナー講師の考え方
第2章 あなたにふさわしいセミナーテーマの見つけ方
第3章 受講生を成功へと導くシナリオのつくり方
第4章 一流講師が必ずやっている、人を動かす話し方
第5章 セミナー講師のためのパーソナルブランド構築法
第6章 セミナーを自主開催する
第7章 10年稼ぎ続けるセミナー講師の8つのビジネスモデル

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