2014年11月17日

『英語は1年でマスターできる』デイブ・トロット・著 vol.3772

【短期集中で一気に英語を学ぶ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569821472

本日の一冊は、英会話が大の苦手なのに、孫正義氏の秘書を務めることになり、Yahoo!創業者のジェリー・ヤンやティム・クーグルの参加する会議に同席、あまりの英語のひどさに総スカンを食った著者が、一念発起し、一年で英語プレゼン、ビジネス交渉できるようになった英語学習法を公開した一冊。

英語そのものを学ぶならいざしらず、英語学習の方法を学ぶというのは、あまり気乗りがしないのですが、読んでみて本書は本当に勉強になりました。

1日3時間・1年間でマスターする、リーディング・ライティングを後回しにしてスピーキングとヒアリングを重点的にやる、「The Oxford 3000」で基本単語をマスターする、自分の業界の「海外
見本市」に出掛ける、スピーキングテストの「Versant(ヴァーサント)」に挑戦する、英文添削サービスの「Ginger(ジンジャー)」を活用する、アウトプットの日を固定させる…。

目からウロコのアイデアがたくさん載っており、いくつかはさっそく取り組んでみようと思いました。

短期間で一気に集中学習したい、という方におすすめの勉強法です。

ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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(1)流暢に話せる必要はない
(2)限られた表現を覚えればいい

目標を達成するために必要のない勉強はしない

オックスフォード大学出版局では、日常会話でよく使われる三〇〇〇語の基本的な語彙をリストアップした「The Oxford 3000」をウェブサイト(http://www.oxfordlearnersdictionar
ies.com/us/)で公開していますが、孫社長のスピーチの九三%はここに掲載された単語でカバーされています。残りの七%は固有名詞などです

重要なのは、発音ではなく、「発声」を意識すること

一年後の飛行機チケットを予約せよ

アウトプットの時間を、最優先で確保・固定する

おすすめの行き先は、自分の業界の「海外見本市」

おすすめしたいのが、「Versant(ヴァーサント)」というスピーキングテストです。自宅にいながら二十四時間三百六十五日、パソコンまたは電話でテストを受けられるという便利なもので、テスト終了後わずか数分でスコアが出ます

千時間の勉強を終えた時には、必ず「英語をマスターした自分」に出会える

「金曜にアウトプットする」という目標があるからこそ、インプットの質も高まる

ハードな学習の場を選べば、意識の高い仲間と出会える

自分のプロフィールに「英語ができる」という一点が加わるだけで、周囲から与えられる機会は飛躍的に増える

テキストとにらめっこで、音とスペルをひもづける練習をする

日常会話レベル以下のスピードのものを聞いてもあまり意味がない

高い声だと、子どもっぽく聞こえてしまう

家族を大事にしているエピソードは外国人ウケがいい

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『英語は1年でマスターできる』三木雄信・著 PHP研究所
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569821472

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◆目次◆

第1章 一年でマスターできる人、いくら勉強してもマスターできない人
第2章 こうすれば、一年でマスターできる!(1)戦略編
第3章 こうすれば、一年でマスターできる!(2)戦術編
第4章 学習ジャンル別・最短最速のトレーニング法
第5章 一年も待ってもらえない人のための英語仕事術

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