【起業・キャリア転換でしくじらないための強力ツール】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798128147

20代の頃、自分のキャリアの方向性を明確にしてくれたのは、神田昌典さんの『非常識な成功法則』でした。

※参考：『非常識な成功法則』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894514656

この本には、「やりたいことを明確にするためには、やりたくないことを明確にしなければならない」と書かれており、この作業をすることで、本当にやりたい仕事を見つけることができました。

何かを見つけるには、やはり何らかのガイドラインがあった方が良いということでしょう。

本日ご紹介する一冊は、前述の神田昌典さんが絶賛する一冊で、まさにあなたの「やりたいこと」や「キャリア」「ビジネスモデル」を明確にしてくれるガイドラインが書かれています。

ベストセラー『ビジネスモデル・ジェネレーション』のフレームワークを用い、おなじみの９つのブロックから、あなた個人の「ビジネスモデル」を明らかにしてくれる一冊です。

※参考：『ビジネスモデル・ジェネレーション』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798122971

アル・ゴアやアムステルダムの歌手ハインド、トリノの金メダリスト、クリスチナ・シュミグン＝バヒなど、著名人の事例が盛り込まれてはいますが、バラエティ溢れる前作の企業のビジネスモデル事例と比べると、正直、事例は地味だと思います。

しかしながら、ベースはやはり強力な「ビジネスモデル・キャンバス」。キャリアに迷った個人、あるいは起業を考える人が、これからどう社会に貢献していくか、現実的に考えられるツールになっていると思います。

＜収入の種類（売り切り、リースと賃貸、サービス料と利用料、登録料、ライセンス料、仲介料）＞
＜顧客にとっての、あなたの「ビジネス価値」を考える＞
＜ライフラインを描く＞

脱サラする人に抜けがちなこれらの視点が入っているだけでも役立ちますが、もっとも刺激的だったのは、＜目的はスキルに勝る＞という言葉。

まだ実力が足りない、でもチャレンジしてみたい。そう考える人にとって、これほど心強い言葉はないでしょう。

大切なことは、目的を持つこと。そしてそれを叶えるビジネスモデルを作ること。

本書はその両方を実現してくれる一冊です。ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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時代は変わり、ビジネスモデルも変わる

個人も組織もまったく同じだと言うつもりはありませんが、重
要な点で似ています。それは組織もあなたも、まわりの環境や
経済からの影響を避けられないという点です

◆収入の種類
・売り切り
・リースと賃貸
・サービス料と利用料
・登録料
・ライセンス料
・仲介料

今の仕事で行っている活動を明確かつ正確に描写することは、後ほど、あなたのキャリアのソフト面（満足度やストレス、社会的承認、時間の制約、社会貢献性など）を考えるための、いい準備になる

もし私たちが、このように自分自身の核となる関心事に気づこうとせず、追い求めることもなければ、充分な満足感や達成感を得ることなく、人生を終えることになってしまう

多くのキャリアコンサルタントは、仕事での満足度を決めるのは、３つの要素だと言います。それは「関心」、「スキルと能力」、そして「個性」です。この３つの要素を明確化・検討するために、ライフラインを描くことが役に立ちます

関心とは、あなたを本当にあなたたらしめる、大切な才能です

目的はスキルに勝る

起業家の関心事項は、自分ではありません。まわりの人にどう効果的に奉仕するか。それが起業家精神なのです

目的を持つとは、特定の目的地を求めて努力することではなく、方向感覚を持つことです。方向感覚を持てば、前進するにしたがって新しい情報を集められます

顧客にとっての、あなたの「ビジネス価値」を考えるところから始めましょう。そうすることによって、顧客がどう採用の決定を行うのか、そして給与や料金を決めるのか、大きなヒントを得ることができます

最も重要なことは、モデルが表しているのは、誰の役に立ちたいかという問いで明らかにされた、誰かとあなたの関係性であり──さらには目的を通じて、あなたが奉仕する、より大きなコミュニティとの関係性でもあるということです

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『ビジネスモデルYOU』ティム・クラーク、アレックス・オスターワルダー、イヴ・ピニュール・著　翔泳社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798128147

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◆目次◆

１．キャンバス
２．熟考する
３．修正する
４．行動する
５．最後に