【嫌な仕事にヒントがある】
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この世で稼げる仕事には、2種類あると思います。
ひとつは、難しい仕事。特別な感性や技術、専門知識を必要とする仕事で、誰にもできるわけではない仕事です。
そしてもうひとつは、人が嫌がってやらない仕事、いわば「嫌われ仕事」です。
土井がアマゾンに入社した頃、まだまだインターネットの仕事は、みんなが「やりたい」仕事ではありませんでした。
だから、土井のように紙媒体からネットに流れてくる人間は少数。いたとしても、トップクラスの人材は少なかったと記憶しています。
インターネットよりも紙のほうが高尚、と考えられていたからです。
誰よりも優秀な人間であれば、難しい仕事に挑むといい。それは、人類の英知を一歩進めるうえで重要な仕事だからです。
でも、もしあなたが普通の人間ならば、迷わず「嫌われ仕事」を選ぶことをおすすめします。
雇用マーケットの需要と供給を考えた場合、凡人が人気商売を選ぶことほど、痛いことはないからです。
本日の一冊は、その「嫌われ仕事」で財をなした著者が、そのメリットとやりがい、成功法則を明かした一冊。
有望な「嫌われ仕事」の見つけ方から、儲けにつなげる仕組みまで詳しく書いており、どちらかといえば中小企業経営者向けですが、個人の自己啓発書としても活用できる内容です。
雨漏り修理を本業とする著者ですから、当然文章は粗削りですが、読んでいて人間として大事な何かを教えていただいた、そんな気がします。
特にあとがきで書かれている父親へのメッセージは感動的で、ここはぜひ、読んでいただきたい。
仕事とは、仕えること。
この薄い一冊から、その本質を教えていただいた気がします。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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世の中には多くの人が敬遠するような「きついけれど稼げる仕事」がある
誰もやりたがらない「嫌われ仕事」に真摯に取り組むことで、周りから尊敬され、人間として成長できる
「緊急性」「必要性」「重要度」三要素を探そう
「嫌われ仕事」は、「需要が強く供給が弱い、勝ちやすい市場」
人が寝ている時間や休みの日、24時間・年中無休で対応する水道管トラブル関連のサービスや、JAFのような自動車トラブル関連のサービスがあります。これらは今でこそ大きな規模のビジネスになっていますが、元々は誰もやりたがらない典型的な「嫌われ仕事」でした
やはり成長を目指すのであれば、人も会社も自らのスキルを超えた難しい仕事に取り組まなければならない
儲からない仕事だからこそ、儲けられるようになる
なぜカクヤスは儲からないはずの仕事を儲かるように変えられたのでしょうか? まず第一の理由としては、赤字が続いても途中で投げ出さず継続したことで、リピーターが増え、その結果、配達の効率が良くなったことです
「面倒くさい」が、実はとてつもない大きなチャンス
行列を見てから真似しても遅い
成果が上がるまでに時間がかかるビジネスに勝機あり
必ず結果を出し、紹介につなげる
働くことの理由や意味を考えることも大切ですが、働いた結果、何が起こるのかをもっと重視してほしい
お客様からの感謝の言葉やお褒めの言葉は、必ず社員に届くように
迷ったら嫌なほうを選ぶ
どこに逃げても「嫌なこと」はあるのが人生
時給を高くすることは自分を安売りすることで、時給を安くすることが自分を高く売ること
正直な商売は意外と簡単
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『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則』唐鎌謙二・著 経済界
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◆目次◆
第1章 自分を磨く「嫌われ仕事」は宝の山だ!
第2章 人生が変わる「嫌われ仕事」6つの法則
第3章 誰も知らない「嫌われ仕事思考」
第4章 自分を高める「嫌われ仕事」は時代の救世主
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