2010年9月11日

『モレスキン「伝説のノート」活用術』 堀正岳・著、中牟田洋子・著 Vol.2243

【人生が豊かになるノート】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478013268

かつて、ジェームス・ヤングは、名著『アイデアのつくり方』のなかで、こう述べました。

※参考:『アイデアのつくり方』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484881047

「アイデアは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない」。

インターネットはわれわれの情報「収集」活動と情報「発信」活動を円滑にしましたが、その間にある「組み合わせ」の活動と、仮説・検証は、パソコンでは難しい。

ひらめきを、単なるひらめきで終わらせず、事業化まで進めるためには、仮説・検証を経て、実行に移すための強力なアナログツールが必要なのです。

そのツールの筆頭として現在、注目されているのが、「モレスキン」。

本日の一冊は、その「モレスキン」を、変態なまでに極めた中牟田洋子さんと、ライフハックの研究家、堀正岳さんによる、モレスキン活用術です。

一読して感じたのは、「ノートとは、かくも自由なものなのか」という新鮮な驚き。

本書で紹介されているモレスキンの使い方は、「ページ拡張」から、「絵日記」、「フォトアルバム」、「トラベルノート」まで、じつに多岐にわたり、傍若無人、ボーダレスな内容です。

土井はこれまで、旅の記録は日記に、仕事のアイデアはモレスキンにと、情報を「分散」していたところがありましたが、本書を読んで、すべてを集約しよう、集約できると思うに至りました。

実用面でも参考になりますが、それよりも何よりも、そのマニアックさを評価したい。

どんな世界でも、極めた人の仕事を観るのは、いい勉強になるもの。

そういう意味で、本書はおすすめの一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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私たちの脳はパソコンのように買い替えることはできませんが、たった一つの小さな習慣で、メモリに当たる部分を大幅に拡張することが可能です。その一つの習慣が、一冊のノートを常に持ち歩くことなのです

外からやってきた情報について考え、発想を拓いていくためには、いったんデジタルの世界からアナログの世界に場を移すことが必要

ノートがすでに重要だとわかっている情報を覚えておくために利用するものと考えるなら、「手帳」は未来に向かって開かれた可能性を記録しておくもの

拾った人への報酬を書き込む欄がありますが、金額を書くのが嫌ならば「ランチおごります」という具合に、拾った人が思わず連絡したくなるようなユーモアを織り交ぜた書き込みをするのも一案です

◆モレスキンノート基本の書き込み方
1.日付を必ず入れる
2.拡張ポケットを活用する
3.立ったまま使ってみる
4.ページ番号を入れる

そのときどきの出来事やタスクはもちろん、そのときに何を感じていたかといった「感情」の記憶も再生可能な形で書いておく

「こんなことは書いても意味がない」というハードルを下げる

切り離し可能なロディアメモに走り書きをして、モレスキンノートのメモポケットに入れて管理するのが便利

ラベルシールで画像を取り込む

◆モレスキンノートを活用する3ステップ
1.「ユビキタス・キャプチャー」を習慣にする
2.「毎日レビュー」で利用しやすくする情報を加える
3.「週次レビュー」でノートの情報を永続化する

「アイコン表示」でページの雰囲気を一瞬で伝える

◆開かなくても中身が見えるようにする工夫
1.タブ(インデックスタブでページに触感を与える)
2.小口カラーリング(小口部分にカラーを入れる)
3.切れ込み(ページに切れ込みを入れる)

メモポケットに情報カードを入れて「To Do管理」をする

世界中のフルーツシールが収集されているモレスキンノート
(C)宮良当明

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『モレスキン「伝説のノート」活用術』堀正岳・著、中牟田洋子・著 ダイヤモンド社
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◆目次◆

はじめに あなたの脳を「拡張」するノート
第1章 なぜ、モレスキンノートが選ばれるのか
第2章 モレスキンノートに人生を入れる
第3章 モレスキンノート「3ステップ活用法」
第4章 モレスキンノート「ビジネス活用術」
第5章 モレスキンノート「生活活用術」
第6章 モレスキンノート「DIYカスタマイズ術」
第7章 モレスキンノートと相性のいい文房具
あとがき
巻末付録 「モレスキンノート一覧」

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