2008年1月12日

『頭のいい段取りの技術』藤沢晃治・著

【段取り上手には秘密があった】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534043252

本日の一冊は、講談社ブルーバックスの『「分かりやすい説明」の技術』シリーズで一躍有名作家となり、以来執筆やら講演やらで引っ張りだこの著者が、その段取り術を公開した一冊。

※参考:『「分かりやすい説明」の技術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062573873/

社会人になってから独学で英検1級、通訳ガイド資格、TOEIC
900点、工業英検1級などの資格を取得したという段取り上手の
著者だけに、嫌でも期待が高まります。

実際の内容は、段取りの心構えに始まり、時間管理の基本、情報整
理術、文章の段取り、プレゼンの段取り、スケジュール管理まで、
バランスよく網羅されています。

なかでも、「待たせる仕事」を優先させる、「フェイルセーフ」の
思想を持つ、どんな予定にも「安全バッファ」を確保する、「クリ
アスペース」でアクティブな資料だけ広げる、などは、段取り上手
になるための必須項目ではないでしょうか。

さらに、ワンランクアップしたい方には、クリアファイルと封筒で
情報管理する方法や、ショートカットするためのデフォルト設定、
クリティカルパスで最重要項目を監視する方法などが役に立つでしょう。

執筆や講演に関する段取り術も多く紹介されているため、文筆業、
講演業の方にはとくに重宝すると思います。

段取り上手になりたい人に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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段取りの悪い人は、周りの人に自分の仕事のアウトプットが待たれ
ているという意識が希薄

「次工程はお客様」という精神が大切

仕事下手な人の中には、こだわらなくてもいい部分の品質に過剰に
こだわってしまう人がいます。これは、優先順位を見誤っていると
いうことです

アクションプラン:処理事項、実行責任者、処理期限の3点を記入

段取りの基本は、「絶対、達成してやろう!」という決意力。この
決意があるから小さな確率の事故にも備えるのです

仕事の時間短縮の基本は、できるだけ並列処理を増やすこと

どんな予定にも「安全バッファ」を確保すれば約束が守れる

人を待たせている仕事は最優先で処理しましょう

嫌なことは早めに済ませることが、精神的に健康に過ごす発想

期限を軽視する人の存在をあらかじめ織り込み済みにする

「クリアスペース」でアクティブな資料だけ広げる

私がパソコン内でのデータ保管で心がけていることは一つです。そ
れは、人間が一視野当たりにパーッと見て判断できる適正量に注意
するということです

メールアドレスを重要度別に分けておく

常に、あるかたまりの文章の要約を冒頭に置くことが文章術の基本テクニック

読み捨てられては困るものほど前に置いて、読み捨てられても被害
が小さいものほど、後ろに置く

プレゼンでは会場を下見する余裕を持つ

大概要、中概要、概要というように、詳細な説明の前に要約、骨子
を常に先に説明すること

「仕事の遅いヤツ」と評価されても、「いつも期限を守れないヤツ」
と評価されるよりはマシ

仕事の処理では、最も高い確率で起こることをデフォルト・ケース
として設定しておくと、ムダな手間を省ける

ゴールを予定通りのスケジュールで達成するには、クリティカルパ
ス上にある作業に遅れが発生しないように最も注意

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『頭のいい段取りの技術』藤沢晃治・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534043252
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◆目次◆

第1章 「段取り」とは一体なにか?
第2章 余裕を生み出す「予定・時間管理」の段取り術
第3章 仕事スピードが上がる!「環境・情報整理」の段取り術
第4章 超効率アップ!「知的作業」の段取り術
第5章 できる人の「コミュニケーション」段取り術
第6章 「ゴチャゴチャ仕事」の段取りのつけ方・動かし方─実践編
終 章 段取りの目的は人生を楽しむこと!

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