2008年1月9日

『ウェブを変える10の破壊的トレンド』

【ウェブ進化のその後?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797346442

本日の一冊は、2007年6月までJETROニューヨークセンターでIT分野の調査を担当、現在は日経ビジネスオンラインで連載を執筆する渡辺弘美(わたなべひろよし)さんが、ウェブ進化の最新動向を紹介した注目作。

『ウェブ進化論』を読んで感銘を受けた人ならきっと楽しめる、すごい技術と有望企業、サービスのオンパレードです。

※参考:『ウェブ進化論』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480062858/

タイトルで謳われている「10の破壊的トレンド」とは、ダイレクト、
フリー、クラウドソーシング、プレゼンス、ウェブオリエンテッド、
バーチャル&リアル、ビデオ、インターフェース、サーチ、セマン
ティックテクノロジーのこと。

それぞれのトレンドのなかで、どんなサービスが注目されているの
か、実際に企業がどのような評価を受けているのか、今後テクノロ
ジーがどう進むのかを、じつにわかりやすくまとめています。

『ウェブ進化論』の時もそうだったと思いますが、難しい最先端の
IT技術、サービスを平易な言葉、しかもビジネスに絡めながら解
説してくれる本は、本当に重宝します。

本書はその点、内容の斬新さにおいても、読みやすさにおいても文
句なしで、『ウェブ進化論』のその後を知りたい人にはうってつけです。

アメリカのサービスの案内もしっかりついているので、読んで終わ
りではなく、ぜひ各サイトにアクセスして実際にサービスを使って
みてください。

テクノロジーが今後ビジネスに与える影響の大きさに、きっと驚く
ことと思います。

経営者、メディア関係者は見逃せない一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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フィード情報を自由自在に加工して、自分なりのフィード情報を容
易に生成するプラットホーム技術も注目を浴びている。その代表格
はヤフー(Yahoo!)がベータ版で発表しているパイプス(Pipes)である

ウェブでビジネスを行う企業はこれまで、リッチなコンテンツから
構成されるホームページを作るなどして顧客が集まってくるのを待
っていたが、これからはSNSのようにたくさんの人が集まってい
る場所へ出向いてウィジェットを通じて自社が伝えたい情報を見せ、
口コミによる話題を形成しないと生き残れない

米国で根強い人気を誇るニュースサイトのディグ(Digg)において、
そのトップページにどんな記事を掲載するかを決めるのはユーザー
である。「ソーシャルニュースサイト」とも呼ばれるディグは、ニ
ューヨーク・タイムズなどさまざまなメディア企業が発信する記事、
さらにはAリストブロガーのエントリーなど、ウェブ上のあらゆる
情報源の中からユーザーが興味深いと思った記事に投票し、投票結
果の多い記事から順にディグのトップページに表示されるという仕
組みのサービスである

適切なキーワードを思いつかなくても、自分の関心あるトピックの
中で大勢の人が勧めてくれる情報があれば、やはり知りたい。そん
な思いを満たしてくれるのが、ソーシャルディスカバリーと呼ばれ
るサービスである。中でも特に注目されているのがスタンブルアポ
ンだ。これは、ブラウザに機能追加したスタンブルアポンのボタン
を押すと、自分が関心あるものとして登録しておいたトピックに合
致するウェブサイトを次から次へと紹介してくれるというものだ

プロスパーは、金を借りたい人と貸したい人の間のマーケットプレ
イスである(中略)互いに必要な情報が登録されると、プロスパー
のオークションシステムにより、最も低い金利で提示した貸し手か
ら順に融資を実行することになる

マッシュアップを使ったことはあっても作ったことがある人はまだ
少ないだろうが、今後、ポップフライのようなプラットホームが発
達することで一般ユーザーにも間口が広がり、ユーザー・ジェネレ
イテッドなマッシュアップが急増するだろう

ライクを運営する米リヤ(Riya)は、自社で開発した人間の顔認識
の技術を発展させ、似ている画像の検索を可能にする技術(Visual
signature)を開発している

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『ウェブを変える10の破壊的トレンド』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797346442
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◆目次◆

はじめに
プロローグ 破壊的トレンドとは何か?
Chapter1 ダイレクト(Direct)
Chapter2 フリー(Free)
Chapter3 クラウドソーシング(Crowdsourcing)
Chapter4 プレゼンス(Presence)
Chapter5 ウェブオリエンテッド(Web-Oriented)
Chapter6 バーチャル&リアル(Virtual and Real)
Chapter7 ビデオ(Videos)
Chapter8 インターフェース(Interface)
Chapter9 サーチ(Search)
Chapter10 セマンティックテクノロジー(Semantic Technology)
エピローグ 破壊的トレンド対処法
参考文献+ウェブサイト
あとがき

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