2008年1月25日

『「残業ゼロ」の仕事力』吉越浩一郎・著

【加速度的に仕事が片づく法】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4820717138

本日の一冊は、残業なしで19期連続増収増益、売上5倍を達成した元トリンプの代表取締役社長、吉越浩一郎さんによる注目の一冊。

氏の講演テーマでも最も人気が高いという「残業を減らす」をテーマに、効率の良い仕事、会議のやり方、チームの作り方を説いた、まさに今の日本にピッタリの一冊です。

『「伝説の社員」になれ!』を出している関係上、誤解されそうな
ので先に言っておきますが、土井はむやみやたらにハードワークを
推奨しているわけではありません。

※参考:『「伝説の社員」になれ!』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794215851/

ずっとBBMをご愛読いただいている方はご存知かと思いますが、
年に一度は長期休暇を取りますし、エリエスの社員も毎日6時~7
時にはきっちり帰宅します。

若い頃にストレッチするのはある程度必要だと思いますが、やはり
知識労働はメリハリが必要だというのが本来の主張です。

ということで、本日の一冊『「残業ゼロ」の仕事力』も、基本線で
は共感できる内容です(土井はやっぱり仕事が好きですが)。

本書のいいところは、どうすれば社員が時間密度を濃くし、やりが
いをもって働けるか、そのためにマネジメントがどんな仕組みやコ
ミュニケーションを実現すればいいかを、明確に説いた点。

いち経営者として、オフィスレイアウトの方法、会議の方法など、
じつに参考になりました。

ワークライフバランスが重要視されている今日、経営者・マネジャ
ーはぜひ読んでおきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「時間内に終わらなければ残業すればいい」という考え方で対処し
ていると、なぜ仕事が終わらないのかという理由がわからず、した
がって抜本的な解決も図れない

残業があたりまえの会社では、子育て中の女性はまともに働けない

仕事には必ずデッドラインをつけ、さらにそれを会議の席上で発表
して、守らざるをえない状況を社内に作り、そのうえで残業を禁止する

問題というのは、単独で存在するように見えても、その実体は複数
の小さな問題の集合なのです

「緊急対策」「再発防止」「横展開」が基本

すべての情報をオープンにし、全員で共有するから、論理で詰めて
正しい判断ができるのです。それなのに、前提とする情報が間違っ
ていたら、判断を誤ってしまうじゃないですか。つまり、情報の隠
蔽や嘘は、会社に不利益を与える悪質な行為なのです

人間の仕事のキャパシティは、「能力×時間×効率」で決まります

気をつけなければならないのは、相手の顔色を見て、「これくらい
ならできるだろう」という配慮をしないことです。そうではなく、
あくまで「会社にとって正しいことを優先する」、これがデッドラ
インの決め方の極意です

そこに行き着くまでのプロセスを同じ場で共有することでようやく
自分もその決定に参加した、という意識が生まれる

要は、会議から情緒や感情的な判断を締め出してしまえばいい

会議を「デッドライン」を決める場にする

仕事にせよ会食にせよ、「終わりの時間」を常に意識し、そこまで
の時間を逆算してスケジュールを立てることがポイントです

「ゲームに勝つ楽しさ」を知れば人は変わります。そのために新し
いことに進んで挑ませ、勝つための土俵を用意する。そして社員を
一つの方向に引っ張っていく。それがリーダーの役割なのです

将来のリーダーを目指すのであれば、部下でいる間はひたすらフォ
ロワーシップを磨くこと。陰で上司の悪口をいってるなんて時間の
無駄です

日本人の大好きな、わいわいガヤガヤしたオフィスは、残念ながら
仕事をする環境としては最悪

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『「残業ゼロ」の仕事力』吉越浩一郎・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4820717138
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◆目次◆

第1章 御社の残業がなくならない理由
第2章 問題はとにかく「分けて」考える
第3章 次に「会議」を変えていこう
第4章 「続ける」ための考え方
第5章 「速くて強い」チームの作り方
第6章 「仕事の常識」はこれだけ変わった
第7章 ほんとうのワークライフバランス

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