【ビジネス成功のための『金剛般若経』の教え】
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ニューヨークに住んでいた頃、47番街にあるダイヤモンド街にユダヤ人がうろついているのを見て、「あそこでは一体何が行われているのだろう」と好奇心をそそられました。
結局、住んでいる間に知ることはできませんでしたが、多少物がわかるようになった今は、あそこで行われていたことが何だったのか、おぼろげながらわかるようになりました。
宝石のような高単価のビジネスは騙し、騙される世界であり、それゆえに身内だけでひっそりと行われるクローズドなビジネスの世界なのです。
本日ご紹介する一冊は、そんな閉鎖的な世界で成功を収めた、ゲシェ・マイケル・ローチ氏による成功哲学書。
本書によると、ゲシェ・マイケル・ローチ氏は、プリンストン大学を卒業後、25年修行し、年商300億円の企業を創出するのに貢献した人物だそうです。
本書では、『金剛般若経』と呼ばれるブッダの教えを記した古い経典をもとに、経営やお金で成功するための思考を説いており、ちょっと怪しいですが、読む価値のある内容です。
本書では、人生で成功を収めるための3つの目標を掲げており、それが以下の3つです。
第1の目標 お金を生み出す
第2の目標 お金を楽しめる身体と心をつくる
第3の目標 振り返った時に価値のある人生だと確信する
本書によれば、われわれがビジネスで成功するのも失敗するのも、自分がまいた「意識の種」の結果。
本来「空」であるための物事を、「良い」「悪い」と認識するのは、われわれの意識に植え付けられた「種」の結果であり、本書では、その種は、行動、言葉、思考によって植え付けられると説いています。
本書では、この種の法則と良い種を植えるためのヒント、読者が直面する46の典型的なビジネスの問題を解決する考え方を説いています。
意識の種植えを成功させるために1日6回書き込む「6 Time Book」の使い方についても説明があり、これは有用な一冊だと感じました。
仏教が説いている布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧・慈悲についても、コンパクトに解説がなされており、人生で成功を収めるための仏教の基本はすべて網羅されていると感じました。
それではさっそく、本文の中から気になる部分を、赤ペンチェックしていきましょう。
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第1の目標 お金を生み出す
第2の目標 お金を楽しめる身体と心をつくる
第3の目標 振り返った時に価値のある人生だと確信する
ある物を「良い」または「悪い」と認識させる種は、3つの方法で意識に植えつけられます。行動、言葉、そして思考です
「蓮のように生きることができるか?」これは、仏教徒が大切にしている比喩です。人生の痛みや混乱を受け入れ、その上で力強く成長し、それを活かし、この世ではめったにみられない宝石、つまり真に思いやりのある人間になることができるか? という意味です
チベット語には「罪悪感」を指す言葉がありません。最も近い言葉は「物事を以前とは違う方法で行う決意をするための知的な後悔」です
もし状況が改善できるのであれば、なぜ腹を立てる必要があるのでしょうか?もし状況が改善できないのであれば、腹を立てることに何の意味があるのでしょうか?
仏教の伝統において、一人のビジネスパーソンが「成功した」と言えるのは、単に多くのお金を稼いだからではありません。また、たくさんのお金を手にし、その豊かさを十分に味わえるようになったから、というだけでもありません。始まりも、途中も、そして終わりも、同じほど重要です。やがて訪れるその「終わり」のとき、自分のビジネス人生を振り返り、心からこう言えることこそが成功なのです。「あれは全て、やる価値のあるものであった」
「死の瞑想」を長く続けていると、持ち物だけでなく、毎日の行動からも不要なものが消えていきます
人生を、そして事業を、最も澄んだ視点から歩んでいくためには、心の中で一度、未来へと旅をする必要があります。すなわち、自分が引退する日のこと。自分の命が終わる日のこと。そして、自分の会社さえ終わりを迎える日のこと。その地点から、今までの人生と仕事を振り返ってみるのです
「自他の区別をなくす」3つの段階
第1段階:ジャンパ・メソッド
--相手のニーズを先読みする--
第2段階:自他交換
第3段階:ロープ・トリック
--自他の区別を完全に無くす
富を分け隔てなく共有する以上に富をつくり出す良い方法はありません
本当の意味で寛大である人は、人生の最大の秘密--「全ての幸せは、他者を幸せにしたときにこそ生まれる」という原理を理解した人です。つまり、「私」ひとりのために、一つの口と一つの胃のためだけに働く生き方が、どれほど退屈で、刺激に乏しく、そして人間としての本来の目的にそぐわないかを理解した人なのです
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読み始めた時は、「意味のわからない教えだな」と思っていましたが、だんだんその深さがわかってきて、「これはすごい経営哲学だ!」と思うに至りました。
経営者におすすめの意識改革の書です。
ぜひ、読んでみてください。
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『心を極める』
ゲシェ・マイケル・ローチ・著 齋藤ソフィー・監訳 ブックダム
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◆目次◆
まえがき
『心を極める THE DIAMOND CUTTER』日本語版25周年記念版への前書き
第1の目標 お金を生み出す
第2の目標 お金を楽しめる身体と心をつくる
第3の目標 振り返った時に価値のある人生だと確信する
ダイヤモンドを磨く 成功への3つの極意
世界の成功者たち 5つの目標達成への道
推薦のことば
あとがき
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