【売れる理由がわかる】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4297153602
本日ご紹介する一冊は、『シンプルマ-ケティング』、『失敗から学ぶマーケティング』などの著書で知られるマーケティングコンサルタント、森行生さんによる新刊。
『シンプルマ-ケティング』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4881359428
『失敗から学ぶマーケティング』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4297124599
健康ブームなのに売れたメガマック、ゲーム好きに見向きもされなかったのにヒットしたニンテンドーDS、「道ばたで拾える」と言われながらペットオーナーに大好評を博した1000円の綿ロープ、安くもないのに売れた「サトウのごはん」……。
前評判を覆し、ヒットした商品や時間差で成功した商品が登場し、「売れた理由」の真実、そしてそれを知るためのマーケティング理論を紹介しています。
マーケティングに必要な理論と実践を、一冊で学べる、マーケティング担当者必読の一冊です。
ヤンケロビッチの価値観ヒエラルキー、クープマンの目標値、イノベーター理論、プロダクトコーンなど、さまざまな理論、ツールが紹介されますが、なかでも商品定義の要素を「規格」「ベネフィット」「エッセンス」の3つに分ける「プロダクトコーン」は、今すぐ使える強力ツール。
これを使って訴求するターゲットを変えられるとは。これは便利な理論を知りました。
いずれも理論についても、どう使えばどんな効果が得られるのか、やり方が詳しく書かれているので、じつに実践的。
自社が置かれたポジションや競合状況によって、何をどう使えばいいのかが異なるわけですが、その辺も詳しく書かれています。
最近売れた商品と、そのマーケティング施策も一気に概観できるので、情報をアップデートする意味でも読んでおきたい一冊です。
さっそく、本文の中から気になる部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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ヤンケロビッチの価値観ヒエラルキー
(1)Source(ソース):持って生まれた性格
(2)Value(ヴァリュー):価値観
(3)Criteria(クライテリア):生活基準
(4)Taste(テイスト):生活の志向、好み、感性
(5)Manifestation(マニフェステーション):生活行動
価値観は、「その人の理想像」です
価値観が決まれば、好みも決まります
好みが決まれば行動も決まります
メガマックは一見トレンドの逆張りに見えますが、じつは価値観グループで時代から取り残された「お腹いっぱいにしたい」ニーズを拾い上げたので成功したのです
イノベーターは10%程度です。(中略)一方で、芸能人やインフルエンサーと呼ばれる人たちは消費人口の1%である90万人にすら届きません
流行を追いかける飽きっぽい人たちはイノベーターではない
「価値観とイノベーターを組み合わせたらどうなるか」大正解です。イノベーターを見つけるには、各価値観グループの中でイノベーター気質が高いのか低いのかを見ればいいのです
ジュエリーなどの高額商品が本当に好きで知識や情報も豊富なイノベーターは、年収1000万円前後の人だったりします。数百万から数千円の商品、たとえば食品や外食などの分野では、イノベーターは年収500万円から800万円の人が多い傾向です
人間の視界は、眼球の動きによって、縦3、横4の比率になります。A4やB4用紙が縦横3対4の比率なのはそのためです。視界の縦横比率を超えてしまうと、対象物の視認率が低下します
革新型イノベーターが出現しやすい3つの条件
(1)イノベーターからフォロワーへの流れが確立している「生活者のルール/マナー/方向性」が強固な業界や産業
(2)成熟期にある業界や産業
(3)規格よりベネフィット志向の環境
プロダクトコーン
・規格(スペック)
・ベネフィット(生活者が得するコトやモノ)
・エッセンス(イメージ)
デンタルコットンの情報整理は、プロダクトコーン理論にきれいに当てはまっています。
【規格】綿の毛先で歯みがきができる、犬用歯みがき綿ロープ
【ベネフィット】遊びながら、歯もきれい、息もきれい
【エッセンス】安心な
商品ジャンルの初期は、イノベーターが商品を買います。彼らは規格で商品を判断するので、規格訴求が有効です
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商品企画やマーケティングでは、みんなが納得する「それらしい」施策を採用してしまいがちですが、実際には、それで売るのは難しい。
実際に「売れた」商品とその理由を理解するには、ピッタリの一冊です。
ぜひ、読んでみてください。
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『なぜ売れる? 謎解きで楽しむマーケティング入門』
森行生・著 技術評論社
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◆目次◆
はじめに
第1章 健康ブームなのにメガマックがヒットしたのはなぜ?
第2章 日本より高い価格のユニクロが、所得が低い中国やアジアでなぜヒットしたのか?
第3章 「迷い猫、探してます」ポスター、プロ猫探偵の成功率が高いのはなぜか?
第4章 ゲーム好きに見向きもされなかったニンテンドーDSがヒットしたのはなぜか?
第5章 「こんなもの道ばたで拾える」とバイヤーに言われた1000円の綿ロープがなぜ売れたのか?
第6章 後ろめたくて安くもないのにサトウのごはんはなぜヒットしたか?
第7章 万人無視で市場が小さい「偏愛めし」がなぜ成功したのか?
おわりに
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