【自然な英語が身につくフォーマット】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763142151
本日ご紹介する一冊は、『英語が日本語みたいに出てくる頭のつくり方』の著者、川崎あゆみさんによる英文法&英会話上達本。
『英語が日本語みたいに出てくる頭のつくり方』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534061617
『3ます英語』とはまたキャッチーなタイトルですが、要は以前ベストセラーとなった『英語は3語で伝わります』と同様のコンセプト。
『英語は3語で伝わります』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478069409
要は、主語+動詞+目的語のシンプルな文にすることで、話す側の負担が軽くなり、聞き手にとっても聞きやすい、シンプルな英語を目指しましょう、ということです。
ただ、本書が学習者にとっていいのは、埋めるべき「ます」をブランク(空白)にしたり、並べ替えにしたりして、どう表現させるかを考えさせてくれる点。
具体的には、以下のような例題が出されています。
あとで調べよう(ググろう)と思うとき
I will ______ it.
ここのWi-Fiの通信速度が遅すぎるとき
____ ____ here is too slow.
娘がときどき朝食を抜かすことがあるとき
My daughter ___ ___ breakfast.
「そう来るとは!」と予想外なとき
(didn’t expect/I/that).
この形式だと、知っていても、一瞬、「大丈夫かな?」と思ってしまいますよね。
英語の語順に慣れ、自然に英語が話せるようになる訓練としては、とてもいいと思います。
また、「3ます」をマスターした後に「かざり」と称して、より複雑かつ洗練された表現が学べるように工夫されてもいます。
自分が思っていることをネイティブっぽくシンプルに伝えたい。ある程度込み入った情報もきちんと伝えたいと思う方に、ピッタリの教材だと思います。
さっそく、本文の中から気になる部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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相手がTomだと確信したとき
______ must be Tom.
あなたは/=に違いない/トム
頭痛がしてせきも出ているとき
I ___ a headache and a cough.
私は/持っている/頭痛とせきを
あとで調べよう(ググろう)と思うとき
I will ______ it.
私は/ググるでしょう/それを
目の前の人に「使っていいよ」と言うとき
(my phone/can/use/you).
目の前の人に来日した理由をていねいに尋ねるとき
______ brings you to Japan?
何が/連れてきているの/あなたを/日本へ(→どうして日本へ)?
ここのWi-Fiの通信速度が遅すぎるとき
____ ____ here is too slow.
このWi-Fi(ここの)は/=/遅すぎる
たった1語で「主人公」の解像度が一気に上がる
happy news(うれしい)←→ sad news(悲しい)
weak tea(薄い)←→ strong tea(濃い)
light rain(弱い)←→ heavy rain(激しい)
a small audience(少ない)←→ a large audience(多くの)
The first time is always the hardest.
初回は/=いつも/いちばん大変
言い換えて説明
Tokyo, the capital of Japan
東京(日本の首都)
Cherry-blossom viewing, called hanami
桜の開花鑑賞(花見と呼ばれている)
故郷の花火が見事なとき
The fireworks in ____ ____
are very impressive.
花火 私の故郷での は/=/とても印象的(見事)
親友のジョンが、聞き上手な人であるとき
John, ____ ____ friend, is a good listener.
ジョン(私の親友)は/=/聞き上手な人
最も人気のある日本料理の1つである寿司が、観光客を魅了していると伝えるとき
Sushi, __ of the most popular Japanese dishes, attracts many visitors.
寿司(最も人気のある日本料理の1つ)は/惹きつける/多くの観光客を
娘がときどき朝食を抜かすことがあるとき
My daughter ___ ___ breakfast.
私の娘は/ときどき抜かす/朝食を
ホテルのレストランでていねいに注文するとき
(have/I/could/a burger)without pickles, please?
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日本人が英語を話す時、一番難しいのは、早いテンポの会話についていくこと。
タイミングをみて割り込もうとしても、学校英語の複雑な文法では難しい、と思った人は土井だけではないはずです。
ニューヨークに一年暮した経験からしても、この『3ます英語』のシンプルな表現は重宝すると思います。
例文もインバウンドに適したものが多く、観光ビジネスを営む人は、特に注目です。
ぜひ、読んでみてください。
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『3ます英語』
川崎あゆみ・著 サンマーク出版
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763142151
<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0FP3NFB3R
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◆目次◆
はじめに
3ます英語って何?
1ます 英語での「最初のひと言」でもう迷わない
2ます 動詞の整理で文法の大半が自然に身につく
3ます 思ったことをどんどん英語にできる自分になる
かざり 英語での3分間の会話だって怖くなくなる
総合問題&フレーズ集
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