【売れてます】
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本日ご紹介する一冊は、コンサルティング会社を経て家業を継ぎ、売上・従業員数ともに10年で700%の成長を実現、そのノウハウをYouTube、TikTokで伝える著者が、初めて書いたビジネス書。
売れ行き好調ということで読んでみましたが、確かにこれは良くできた一冊です。
タイトルは『仕事ができる人の当たり前』となっていますが、著者いわく、<仕事ができる人は「当たり前」のレベルが高い>。
では、どう高いのか。どんな当たり前を実践しているのか。
そこを詳しく書いたのが、本書です。
本書には、できる人が成長を促進するためにどんなことを原則にしているのか、考え方と行動を詳しくまとめています。
・わからないことを放置しない
・事実を正確に伝える
・価値をだすことに集中する
・本当に意味のあるTODOかどうかを考え、不要なTODOを削ぎ落とす
・「作業の性質」や、「頭の使い方」でTODOを分ける
などは、仕事術の基本として、押さえておくべきでしょう。
また、仕事に取り掛かる際に、本書で示された以下のステップを踏むだけで、仕事のプロセスがすっきり整理されること、間違いなしです。
仕事を分解するためには
(1)最終のゴールを握る
(2)道筋をつける
(3)TODOを実行する
特に、上司とコミュニケーションして「ゴールを握る」作業は、重要ですね。
「はじめに」で著者が書いているように、<仕事ができる人は「責任を果たす」→「信頼を獲得する」→「責任範囲を拡大させる」の上昇ループにうまく入る>。
ゼロから始めてその地点に至るまでに何をするべきか、必要なことがすべて書かれているので、ぜひ参考にしてみてください。
部下に指導する方にとっても、示唆に富む内容だと思います。
さっそく、本文の中から気になる部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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仕事においてわからないことを放置し続けることは、完全なる悪
お客様の状況はWord to word(一言一句変えず)で伝えろ
価値をだすことに集中する
99%の時間を情報収集から得られた示唆を考えるために費やすべき
本当に意味のあるTODOかどうかを考え、不要なTODOを削ぎ落とす
資料に必要な目次や内容を、事前に上司と握ることで、無駄に考える時間や、資料作成の時間を削ぎ落とすことができます
Bさん、CさんはPCを使い「考えながら資料を作成する」というマルチタスクで仕事を進めていたのに対し、Aさんは「考える作業」、「確認する作業」、「作成する作業」ごとにシングルタスク化して、それぞれ集中して仕事を進めていた
「作業の性質」や、「頭の使い方」でTODOを分ける
ノートの左側にフィードバックを書き、その右に改善ポイントを書くことで、上司にも確認してもらいやすくなります
上司に答えを聞かない
5つの「ない」を守る
その1:わからない言葉をスルーし「ない」
その2:答えを当てに行か「ない」
その3:同期で群れ「ない」
その4:陰口を叩く人の近くに行か「ない」
その5:笑顔を絶やさ「ない」
無駄を省くためのコツは「そもそも」という言葉
仕事を「階段」にして渡す
仕事を分解するためには
(1)最終のゴールを握る
(2)道筋をつける
(3)TODOを実行する
TODOに期日と優先度をつけること
複数人がかかわる仕事で、「あるTODOが他のTODOの完了に依存している」場合は、その依存関係を考慮して優先度を決めます
・A4のノートを縦ではなく、横に使え
・「(1)TODO、(2)TODOの障害、(3)振り返り」の項目で分けろ
・1日に「見開き1枚を使う」を徹底しろ
・表紙側からは「TODO」、裏表紙側から「アイデアや学び」を書き留めろ
裏面からは自分用の「アイデアメモ」や「備忘録」を書きためていく
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仕事を生産的にする基本から、チームで働く秘訣まで、仕事の基本がバランス良く書かれた名著ですが、なかでも秀逸なのは、ノートの取り方。
詳しくは本書を読んで確認して欲しいですが、A4ノートを縦ではなく横に使い、(1)TODO、(2)TODOの障害、(3)振り返りで分ける、表紙側からは「TODO」、裏表紙側から「アイデアや学び」を書き留めるノート術で、これは仕事効率アップと学びの好循環が同時に起こる、すごいやり方だと思います。
ぜひ、読んでみてください。
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『仕事ができる人の当たり前』西原亮・著 ダイヤモンド社
<Amazon.co.jpで購入する>
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◆目次◆
はじめに
1章 仕事ができる人の「考え方」の当たり前
2章 仕事ができる人の「コミュニケーション」の当たり前
3章 仕事ができる人の「チームワーク」の当たり前
4章 仕事ができる人の「TODO」の当たり前
5章 仕事ができる人の「会議」の当たり前
6章 仕事ができる人の「ノート術」の当たり前
7章 仕事ができる人の「インプット」の当たり前
おわりに
謝辞
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