【物流の要点が一発でわかる】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4398144919
本日ご紹介する一冊は、コロナ以降、注目を集める「物流業界」に関する図解本。
監修の小野塚征志氏は、ローランド・ベルガーのパートナーで、経済産業省「産業構造審議会 商務流通情報分科会 流通小委員会」委員、国土交通省「総合物流施策大綱に関する検討会」構成員などを歴任する人物です。
「図解でスッと頭に入る」とあるように、小難しい説明を極力省き、知られざる物流の仕組みをわかりやすく図解しています。
物流業界が年4%で安定的に成長していることや、その基礎となる輸送ルート、自動化・AI化が進む物流システム、物流会社の分類、物流の持つ6つの機能など、物流の基礎から最新トピックまで、ひと通り概観できます。
物流の6つの機能
(1)輸配送
(2)保管
(3)荷役
(4)流通加工
(5)包装
(6)情報管理
また、業界で当たり前に使われる用語である「ガントリークレーン」や「三温帯トラック」「フォワーダー」「スエズマックス」「パナマックス」「オリコン」など、この業界の基礎用語もしっかり押さえています。
ガントリークレーン
港でコンテナを積み下ろすための大型クレーン
三温帯トラック
冷凍・冷蔵・常温に対応したトラック
フォワーダー
主として輸出入貨物の輸送を手配・管理する国際物流の専門事業者
スエズマックス
積み荷を搭載した状態でスエズ運河を通航することのできる船の最大サイズ
パナマックス
パナマ運河を通航することのできる船の最大サイズ
オリコン
繰り返し使えるプラスチック製の折りたたみコンテナ
どの運河や港、空港が重要なのか、物流のどこにリスクが潜んでいるのか。
本書であらかじめ知っておけば、危機が起きた時にも慌てず、事態を瞬時に把握し、投資やビジネスでチャンスをつかむことができるでしょう。
世界の億万長者のなかには、物流を知っていたために機会を掴み、成功した人がいますが、本書を読めば、あなたもチャンスをつかめるかもしれません。
関連企業の固有名詞が出ていないのが玉に瑕ですが、キーワードを手掛かりに検索したり、AIに聞いたりすれば、きっと投資のチャンスをつかめるはずです。
さっそく、本文の中から気になる部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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スエズ運河:世界の1割の荷物が通過
上海港の洋山埠頭は、中国を代表する世界最大のコンテナ港です。(中略)洋山埠頭の最大の特徴は、ほぼすべての作業が自動化されていること
10年後までは年平均4%の成長率で物流業界は伸び続けると考えられています
コンテナとパレットは、現代物流を支える”共通の言葉”のような存在
冷たい温度を保ったままモノを運ぶ仕組み、それが「コールドチェーン(低温物流)」です
陸上輸送でも、冷蔵・冷凍設備を備えた「三温帯トラック(冷凍・冷蔵・常温)」が登場
自動化を実現させた物流機械
・ガントリークレーン
・ベルトコンベア
・ピッキングロボット
いま、物流の世界では新しい発想の革命が進んでいます。それが「フィジカル・インターネット」という考え方です。名前の通り、モノの動きをインターネットのように標準化し、世界規模で誰もがつながり、共用できる仕組みにしようという試みです
災害時にも稼働できる”レジリエント倉庫”や、複数ルートを自動で切り替える輸送システムなど、リスク対策そのものが新しいビジネスとして注目されています
輸送手段の見直しによる「モーダルシフト」も重要な取り組みです。これは、長距離輸送をトラックから鉄道や船舶に切り替えることで、CO2排出量を大幅に削減する方法です
宅配は物流全体のわずか1%
フォワーダー
主として輸出入貨物の輸送を手配・管理する国際物流の専門事業者
物流の6つの機能
(1)輸配送(2)保管(3)荷役
(4)流通加工(5)包装(6)情報管理
オリコン
繰り返し使えるプラスチック製の折りたたみコンテナ
船の世界では、通航できる運河の規模によって「スエズマックス」「パナマックス」などの規格が設けられています
インド
コルカタからインド北部を結ぶ東部貨物回廊(EDFC)や、南北方向をつなぐ新たな高速道路網も整備され、国内輸送の幹線が急速に整いつつあります
「物流の空白地帯」を救う新しい仕組みとして注目されているのが、「貨客混載」
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物流企業のIR資料を読む時に必要な専門用語や、同業界の今後の課題・チャンスがわかる内容。
日本経済全体を動かす巨大産業「物流」を知ることで、日々の経済ニュースの読み方も変わってくるはずです。
ぜひ、読んでみてください。
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『図解でスッと頭に入る物流』
昭文社出版編集部・編 小野塚征志・監修
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◆目次◆
はじめに
プロローグ 写真から”世界の物流”を見る
CHAPTER1 世界の物流の「いま」と「これから」
CHAPTER2 知っておきたい物流の基本
CHAPTER3 地図で読み解く世界の物流事情
CHAPTER4 くらしを支える日本の物流事情
参考文献
監修者プロフィール
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