【食べ方の常識が変わる】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839701911
本日ご紹介する一冊は、世界39カ国で100万部を売り上げた大ベストセラー、『The Longevity Diet』の待望の邦訳。
『The Longevity Diet』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0525534091
著者のヴァルター・ロンゴ博士は、長寿学や加齢に伴う病気の研究で世界的に知られる研究者です。
本書では、幼少期にイタリアの長寿の町、モローキオに滞在し、そこから老化と長寿の研究に興味を持ったという著者の研究の道のりと、その成果が書かれています。
以前ご紹介した『LIFE SPAN 老いなき世界』をはじめ、これまでに書かれた健康・長寿の本を読む限り、わかっていることは、「寿命は変えられないが、老化は食い止められる」ということ。
『LIFE SPAN 老いなき世界』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492046747
本書では、何が老化を促進するのか、どうすれば老化を食い止められるのか、著者の長年に渡る長寿研究の結果から、総合的なアドバイスがなされています。
これを読む限り、健康やダイエットというのは、じつに複雑。
読者の年齢によっても、やるべきこと、やってはいけないことは異なるようです。
例えば、「70歳までは、摂取カロリーを多めにすると体重が増えがちだし、一部の病気にかかるリスクが上がる」。
対して「70歳をすぎると、そういう食事をして体重が若干増えると、一部の病気にかかりにくくなるし長生きしがちになる」のだそうです。
タンパク質や脂質、糖質の摂り方についても注意点がいろいろと書かれており、老化したくない人は読んでおくといいと思います。(土井は、12時間以内に食事を済ませることを習慣化しようと決めました)
にわか仕込みで試すと危険なダイエット方法のようですが、しっかり理解して専門家の助言を受けながらやると、効果がありそうです。
さっそく、本文の中から気になる部分を赤ペンチェックしてみましょう。
—————————-
ふだんは本書に記す栄養バランスのよい食事とし、ときどき(健康状態に応じて年に2~12回)、擬似ファスティング食(FMD)、すなわち、辛い空腹にさいなまれることなくファスティングのメリットが得られる食事をすればいい。このふたつを組み合わせると体の保護や再生、活性化が促進され、若く健康でいられる期間を延ばせる
長寿学の5本柱
(1)基礎研究/若年学研究
(2)疫学研究
(3)臨床研究
(4)百寿者研究
(5)複雑系の理解
たしかに高タンパク質にすると筋肉の量は増える。だが、力が強くなるとはかぎらない。むしろ、低タンパク、低糖質の食事にして、おりおり、タンパク質の摂取量をふつうに戻すほうが新しい筋肉細胞が生まれやすいし健康にもいい
摂りすぎた糖質がタンパク質や一部の脂質と結びつくと、老化の遺伝子を活性化する
65歳以上で筋肉が落ちて力や体重が減りつつあるなら、魚の量を増やすとともに、長寿で知られる地域でよく食べられている動物性の食品も食べるほうがいい。具体的には、卵や一部のチーズ(ヒツジやヤギの乳から作るフェタチーズやペコリーノチーズが望ましい)、ヤギの乳から作ったヨーグルトなどである
体によくない脂質と糖質を減らし、良質の脂質と複合糖質を増やす
1日2食+間食とする
朝食を抜くと、年齢が上がるとかかりやすい疾病のリスクが上がると複数の研究で確認されている
100歳以上の百寿者が多い地域でよく見られるものに時間制限食がある。食事と間食のすべてを朝食から11~12時間のうちにすませるのだ
65歳から70歳くらいまでは長寿食として、その後、タンパク質や各種栄養素を少し(10~20%)増やせば、それだけで、体重と筋肉量を健全に保てる
毎日、早足で1時間歩く
1日おきに30~40分+週末に2時間、自転車をこぐか走るか泳ぐかする
複合糖質(全粒粉、野菜、豆類)をなるべく増やし、パスタ、ご飯、パンは減らす
FMDはさまざまな細胞を殺すが、なかでも狙い撃ちにするのが、古くなって痛み、バクテリアやウイルスなど侵入してきたものと自分の体の区別ができなくなった免疫細胞だ。だから、ファスティングで免疫細胞は減り、幹細胞は増える。そして、通常食に戻すと、この幹細胞から新しく健全な免疫細胞が生み出される
—————————-
推奨されているFMD(擬似ファスティング食)は、専門家の指導の下、適切に行わないと危ないようですが、長寿になるための食事の秘密をエビデンス付きで明らかにした、画期的一冊です。
これはぜひ、読んでみてください。
———————————————–
『ロンジェビティ・ダイエット 長生きできる食べ方』
ヴァルター・ロンゴ・著 井口耕二・訳 めるくまーる
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839701911
———————————————–
◆目次◆
著者からのメッセージ
はじめに
1 カルーソの噴水
2 老化、長寿機能、若年学
3 5本柱
4 長寿食
5 運動と健康長寿
6 擬似ファスティング食、体重管理、健康長寿
7 がんの予防・治療における栄養と擬似ファスティング
8 栄養・FMDと糖尿病の予防・治療
9 FMD・栄養と循環器系疾患の予防・治療
10 FMD・栄養とアルツハイマー病など神経変性疾患の予防・治療
11 FMD・栄養と炎症性自己免疫疾患の予防・治療
12 若さを保つ秘法
レシピ
成分表
謝辞
注
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。