【Xで話題の「ゆる麻布」さん、待望の処女作】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569860192
本日ご紹介する一冊は、わずか半年で6万フォロワーを達成し、Xで話題の「ゆる麻布」さんによる、初の著書。
連続起業家でもある著者が、主にビジネスパーソンに向けて書いた自己啓発書ですが、約270ページのメッセージは、一つに集約できます。
「やれ」
「PDCA」じゃなくて「DDDD」、「言われたことは素直にやる。失敗したことは素直に謝る」、「仕事は早くパクって、早くコケろ」など、シンプルに行動するための原則が書かれていて、迷える読者の背中を押してくれる内容です。
ほとんどすべてのページが、挑戦できないでいる人の「でも…」を無効化する内容で、じつに痛快でしたw。
著者の率直かつ毒の効いた言い回しが小気味よく、なかでも以下の部分には、思わず声を出して笑ってしまいました。
<「そのままのあなたでいいんだよ」「あなたは十分頑張っているよ」こういう言葉をかけてくるやつは、もれなく偽善者。こんなあまーい言葉を鵜呑みにしてたら、お前は仕事で成果も出せず、一生つまらない人生を歩むことになるで。いいか? 相手のことをどうでもいいと思っているから、「そのままのあなたでいい」なんて綺麗事を投げかけてくるんだわ>
8割は停滞を招く思想への批判ですが、残りの2割に書かれた成功へのアクションが、大いに参考になります。
・「たかが30分」を積み重ねよ
・「可愛がられる能力」は、伸びしろを埋める必須スキル
・清潔感を出せ
・不義理をするな。約束を守れ
・必ず使った金以上のリターンを持って帰る
騙されたと思って、今すぐやってみるといいと思います。
後半には、少しですが、起業する人のための戦略思考が書かれていて、これから起業する人には、良いヒントになると思います。
・グレーゾーンを攻める
・「面倒なこと」は最強に儲かる
・自分の強みが活かせて、競合がしょぼい業界
現在、サラリーマンをやっていて、将来起業したい人には、どんぴしゃりの内容ではないでしょうか。
さっそく、本文の中から気になる部分を赤ペンチェックしてみましょう。
—————————-
何をやってもうまくいかない人に共通していることがある。「心のハードル」が高い、高すぎるのだ
仕事で成果が出ないのは、他の誰でもない、お前のせいなんだわ
人は違和感があるからこそ注目する
本質に逆らった仕事は、全て上手くいかない。人を幸せにしない仕事は、全て上手くいかない
逃げ癖があるやつは、一生不幸になる
成功したければ、乗り越える以外の選択肢はないんだわ
「自責脳」は人生最高のライフハック
仕事の9割は「行動」で決まる。行動力のあるアホになれ
頭のいい人はPDCA(Plan Do Check Action)とか言うけど、成功者はDDDD(Do Do Do Do)を愚直にやってる人が圧倒的に多いんだわ
アホであることは最初の一歩をとにかく軽くし、大量の挑戦をするのに必要な才能なのよ
悩むのは、やらない理由を探しているだけ
時間を制する者は、人生を制する。「たかが30分」を積み重ねよ
本書をここまで読んだ記念に、自分の将来のためになるアプリ以外は、全てスマホから消してしまえ
今日やることをノート(紙ならなんでもいい)に全部書きだせ
目の前のタスクを一つだけ完了せよ
全ての意思決定は後からやり直せる。さっさと決めて行動しろ
不義理をするな。約束を守れ
FIREはするな。暇な人生などロクなことがない
画面が割れたままのスマホを使ってるお前、仕事がデキなさそうに見えるぞ
高級ホテルの安い部屋に宿泊しろ
現地の言葉を学んでから行け
グレーゾーンを攻めることにより、資金力で劣っていても大きな市場を手に入れられる可能性がある
面倒くさい仕事を取り合う会社をめざせ
—————————-
本書の172ページに土井の『成功読書術』が紹介されているので、意外と価値観が近い方なのかもしれませんね。
ネタバレになるので書きませんが、最後に読者に送ったエールが面白すぎて吹きました。
土井は渋谷区派ですが、ひさびさに港区で飲んでみたい気になりましたね(笑)。
面白い本です。ぜひ読んでみてください。
———————————————–
『こうやって、すぐに動ける人になる。』
ゆる麻布・著 PHP研究所
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569860192
<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0G2L5PTSN
———————————————–
◆目次◆
はじめに 鬼のように手厳しいビジネス書にようこそ
序 章 みんな勝手に世の中のハードルを上げすぎ問題
第1章 すぐに動けない人のハードルを下げる
第2章 上司に本音を言えないハードルを下げる
第3章 仕事に情熱が持てない人のハードルを下げる
第4章 一歩目を踏み出せない人のハードルを下げる
最終章 人生の豊かさは「どん底」で決まる
おわりに ハードルのない人生を歩め
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。