【800万部ベストセラー作家のお金の使い方】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478123144
本日ご紹介する一冊は、世界累計800万部売り上げた『サイコロジー・オブ・マネー』の著者、モーガン・ハウセルによるお金の使い方。
『サイコロジー・オブ・マネー』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478114137
モーガン・ハウセルは、ベンチャーキャピタル「コラボレーティブ・ファンド社」のパートナーで、投資アドバイスメディア「モトリーフール」、「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙の元コラムニストです。
『サイコロジー・オブ・マネー』がお金の増やし方に注目したのに対し、本書では、お金の使い方に焦点を当てています。
著者曰く、お金の使い方とは「アート」。
間違った使い方をすればお金持ちでも不幸になるし、正しく使えばさほど裕福でなくても幸せに生きることができます。
路線としては、先日ご紹介した『求めない練習』のショーペンハウアーの思想に似ていますが、本書ではよりリアルなお金持ちのエピソードが載ってい
ます。
『求めない練習』
カン・ヨンス・著 吉川南・訳 ダイヤモンド社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478121338
ケチで有名だった元フットボール選手のチャド・ジョンソンの思想、アマゾン創業者のジェフ・ベゾスやアップル創業者のスティーブ・ジョブズの消費行動、作家プルーストのアドバイスなど、興味深い話がいくつも載っています。
決して幸せとは言えなかった石油王のJ・ポール・ゲティ、見栄に生き、ヨットレースでしくじったドナルド・クローハースト、富裕な相続人だったのに幸せでなかったウィリアム・ヴァンダービルトなどの例を読むうちに、お金の何が人を不幸にするのか、幸せにつながるお金の使い方とは何か、そのポイントがわかると思います。
これから蓄財しようと考えている人には、「経済的自立の15段階」の話や、「静かな複利の達人」になる5つのポイントがおすすめです。
ぜひ、読んでみてください。
さっそく、本文の中から気になる部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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彼らはお金を稼ぐのがとても上手だった。しかし、そのお金を意味のある、より良い生活に変える能力に欠けていた
偉大な心理学者であるカール・ユングは、「人間を幸福にする基本的な要素は何か?」という質問に次のように答えている。
1.心身ともに健康であること
2.結婚、家族、友人関係など、個人的で親密な人間関係が良好であること
3.芸術や自然の美しさを感じられること
4.妥当な生活水準で暮らし、満足のいく仕事をしていること
5.人生の浮き沈みにうまく対処できる哲学的・宗教的な視点があること
お金を使って幸せになることはできる--ただし、それは間接的な形を取る場合が多い
お金について考えすぎない人ほど幸せになれる
何にお金を使うべきか、使うべきでないかを、誰かに指図されてはいけない
自分の死亡記事に、所有していた車やブランド品、家の広さが記されることを考える人などいないだろう
高級品は「称賛のジャンクフード」
キャリアの中で、自分の名前が、カネで買えるものよりも大きくなったら、そこに本当の自分の価値がある。私は、自分の名前以上に価値あるものは買えない。だから、宝石を買うのは意味がない。私は私だ。どれだけ贅沢品を身につけても、それ以上の存在にはなれない(元フットボール選手のチャド・ジョンソン)
所有物ではなく、あなた自身がどんな人間であるかについて尊敬や称賛を得られるようになろう
真の豊かさとは、「持っているもの」と「欲しいもの」の差で決まる
実業家のマルコム・フォーブスはこう言った。「夢を叶えたとき、もうその楽しみや喜びは失われている」
良い人生とは、必要なものすべてと、欲しいものの一部を持つこと
「私の人生は、幸福になる運命ではなかった。遺産は幸福の大きな障壁だった。コカインが人々の道徳観を滅ぼすように、遺産は人々の向上心を滅ぼすのだ」(ウィリアム・ヴァンダービルト)
実用性から得られる喜びは長持ちする
「誰と付き合うか」が金遣いを決める
豊かさとは、「収入」より「自立」に宿る
ウォーレン・バフェットは、こう言っている。「がっかりさせたくないと思える人が身近にいることは大切だ」
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お金を増やす話ほどはワクワクしませんが、人生で大切なこと、幸福でいるために注意すべきことがわかる良心的な内容だと思います。
ぜひ読んでみてください。
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『アート・オブ・スペンディングマネー』
モーガン・ハウセル・著 児島修・訳 ダイヤモンド社
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◆目次◆
はじめに
序章
第1章 十分な情報があれば、あらゆる行動は意味をなす
第2章 アテンション・プリーズ
第3章 収入<期待=不幸
第4章 見えざる真実
第5章 最も価値ある資産
第6章 あなたを幸せにするもの
第7章 金持ちと真に豊かな人の違い
第8章 「実用性」対「ステータス」
第9章 リスクと後悔
第10章 他人と自分を比べないための知恵
第11章 自分で選べない人生は、一種の貧困である
第12章 社会的負債
第13章 静かな複利
第14章 アイデンティティ
第15章 新しいお金の使い方を試す
第16章 お金と子ども
第17章 表計算シートは感情を気にしない
第18章 小さな支出との付き合い方
第19章 強欲と恐怖のライフサイクル
第20章 惨めになるお金の使い方
第21章 運に恵まれたら、優しくあれ
謝辞
原注
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