【情報発信したい人へ。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756924069
本日ご紹介する一冊は、書くことを生業にしたい方、ブログやSNSの文章をもっとブラッシュアップしたい方におすすめの一冊。
著者は、現役のコピーライターで、関西大学の非常勤講師を務める、さわらぎ寛子さんです。
これまでに数多くの文章本を出していますが、有名なのは、『キャッチコピーの教科書』かもしれませんね。
『キャッチコピーの教科書』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799106198
25年のキャリアで、食品、美容、ホテル、学校、病院、製薬会社、電鉄など3万件以上のコピーを手掛けてきたという大ベテランで、本書ではその独自メソッドを惜しげもなく公開しています。
なかでも、「読者を振り向かせる2つの方法」「相手にとっての価値を考える3つのポイント」「タイトル、書き出しのおすすめパターン」は有用で、読んでおいて損はないでしょう。
読者を振り向かせる2つの方法
1.定説や、なんとなく常識だと思われていることの逆を考える
2.読者が間違っていたこと、勘違いしていたこと、誤解していたこと、よかれと思ってやっている間違いなどを切り口にする
相手にとっての価値を考える3つのポイント
1.変化「AがBになる」
2.ギャップ「○○ではなくー」
3.テンションが上がる
タイトル、書き出しのおすすめパターン
1.結論から書く
2.数字
3.逆説
4.問題提起、疑問文
5.擬音、感嘆詞
6.セリフ
7.シーン
日常のちょっとした文章やビジネス文書、プロとして書く記事をより洗練させるために有用な切り口がいくつも紹介されており、これは読む価値があります。
さっそく、本文の中から気になる部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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自分が言いたいことを、相手が知りたいこと・相手に伝わることに変換する
大切な2つのこと
1.とにかくメモする
2.書いたことを消さない
人は、「今、興味があること」が知りたい
何を書くかを決める前に、考えるべきことがあります。それは、
・誰に
・どんな気持ちになって
・どんな行動をしてほしいか
の3点です
まだ言葉にできていないものを書く
読者を振り向かせる2つの方法
1.定説や、なんとなく常識だと思われていることの逆を考える
2.読者が間違っていたこと、勘違いしていたこと、誤解していたこと、よかれと思ってやっている間違いなどを切り口にする
個人なら個人、企業なら企業として、何を発信するか、どういうことを伝えたいかは、1つの記事や文章を書く前に、大テーマとして持っておきましょう。大きなテーマがあると、1記事だけがバズるのではなく、発信者自体のファンになってもらいやすくなります
自分が発信するものに共通する「大切にしたいもの」はなんでしょうか。
・どんなものに魅力を感じるか
・どんな生き方や姿勢をカッコいいと思うか
・人生において大切にしている価値観
・仕事をする上でのポリシー など
相手にとっての価値を考える3つのポイント
1.変化「AがBになる」
2.ギャップ「○○ではなくー」
3.テンションが上がる
嬉しい、悲しい、面白い、苦しい、などの感情を表す言葉を書く代わりに、次の2つを意識しましょう。
1.シーンを描く(例:プレゼンがうまくいかなくて恥ずかしかった、苦しかった)
2.分解する(例:お客様から資料を褒められて嬉しかった)
つなげる力を身につける
1.できごとに自分なりの意味をつける練習
2.具体的ないくつかのできごとの共通点を見つける練習
3.誰かの話やニュースなどを見て、「自分だったらどうするか」を言葉にする練習
タイトル、書き出しのおすすめパターン
1.結論から書く 2.数字 3.逆説
4.問題提起、疑問文 5.擬音、感嘆詞
6.セリフ 7.シーン
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単に書き方だけを論じるのではなく、ファンを作り、信頼を醸成し、長く書き続けていくための具体的な心構えと技術が書かれています。
一般の方の文章本としても役立ちますが、書くことを生業にしようと考える方には、特に刺さる内容だと思います。
ぜひ、読んでみてください。
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『自分の言葉で書く』
さわらぎ寛子・著 明日香出版社
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<Kindleで購入する>
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◆目次◆
はじめに
序 章 読みたくなるのはどんな文章か
第1部 書く前の準備
第1章 「うまく書けない」の壁を越える
第2章 文章の芯をつかむ
第2部 読みたくなる文章を書く
第1章 文章の5つの基本
第2章 相手の心に届ける
第3章 相手を動かす
第3部 文章を書き続ける
第1章 読者を増やす発信
第2章 書き続けた先にある未来
おわりに
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