【悩みがなくなる考え方】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4868010905
本日ご紹介する一冊は、「ニューズウィーク」日本版にて「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれ、著者累計が250万部を突破した、曹洞宗徳雄山建功寺住職の枡野俊明さんによる自己啓発書。
40万部超のベストセラーとなった『心配事の9割は起こらない』の著者といえば、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
『心配事の9割は起こらない』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837986110
タイトルに使用されている「凛」は、「りん」と読み、通常「凛とする」=「冴えて、引き締まっている」「(容姿や態度、物腰などが)清らで勇ましく、美しいさま」を表す言葉。
変化の時代、変化を予測したり、動きを先取りしたりするのもいいですが、一番大事なのは、何があっても揺らがない心を持つこと。
本書には、そのためのヒントが書かれています。
著者曰く、凛々しさの源となるのは、「むやみに反応しない」「取り合わない」メンタリティ。
向き合う価値のないことに乱されず、徹底して自己に集中することを説いています。
自身のメンタルを整える方法はもちろんですが、どうすれば他者との人間関係を改善できるか、ヒントが書かれています。
禅の教えを引きながら処世術が学べるので、禅に興味のある方も、読んでみるといいかもしれません。
本書の中で、個人的に一番刺さったのは、以下のフレーズです。
<人は、深い自己対話を通じて自分自身を進化させていくもの>
言われてみれば当たり前の話なのですが、現実的には、周りの人のことで頭がいっぱいの人が、いかに多いことか。
自分の人生の主導権を握るためのヒントが、たっぷり書かれています。
ぜひ読んでみてください。
さっそく、本文の中から気になる部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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揺らがない自尊心を持ち、自分の人生に集中する覚悟を持つ
「むやみに反応しない」
「取り合わない」
向き合う価値のないことに乱されない
悩みとは、自らがつくり出すもの
外部の評価にとらわれなくなると、生きるのは驚くほど楽になる
本当に精神力が強いのは、勝敗など超越した物事の捉え方ができる人
物事はもっと気楽に、もっとドライにとらえてよいのです。そのゆるさが結果的に、自分の流儀を保つことにつながります
あなたは水面に輝く、美しい月。周りの状況がどれほど入り乱れていようが、さざめいていようが、自分自身を見失わなければ、その輝きが損なわれることはないのです
凛と生きるということは、いうなれば、心の背筋を伸ばすということ
仏教では、自然のなかに身を置くことを重視します。なんら邪な心を持たない自然と一体化することで、自らの邪念を剥いでいくのです
タフな人は、人付き合いにおいて「みんなに好かれよう」という意識を持ちません
「自分はここまではできますが、それ以上はできません」という境界線をはっきりさせて人と付き合う
禅では「淡交」といって、人とは淡く交わることをよしとしています
「自分のことをわかって!」の想いが強まるほどに、ストレスは募る
人は、深い自己対話を通じて自分自身を進化させていくもの
群れやグループは、決して「安住できる場所」ではない
不快な言動には取り合わなければ、起きていないも同然
本当に強い人というのは、曖昧な状態を受容できる人のこと
「してあげたこと」はすぐに忘れる。それが過去にとらわれない生き方
夜は、「自分を労り、明日への活力を養う」という意識で過ごしてみてください
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つい人の顔色をうかがってしまう、周りの声や成功が気になるという人は、そろそろ雑音に惑わされず、自分の人生に集中するタイミングかもしれません。
本書は、そんな方の心の雑音をなくすために、役立つ一冊です。
ぜひ、読んでみてください。
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『凛と生きるための禅メンタル』
枡野俊明・著 飛鳥新社
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4868010905
<Kindleで購入する>
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◆目次◆
まえがき
1章 雑音は聞き流し、「私の人生」を堂々と生きる
2章 振り回されない人間関係
3章 所作を整えると、心が整う
4章 プライドを持って仕事する
5章 憂う心を振りほどく
あとがき
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