【「すぐ動ける人」の工夫】
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仕事ができる人に共通するのは、「すぐやる」こと。
実際、彼らの仕事のスピードは驚異的です。
出会ったらすぐに次のアポを取る。良い話を聞いたらその場で株式投資をする。
土井が尊敬する出版社の社長は、まだ翻訳されていない良書の話をしたら、その場でエージェントに電話をして版権を買っていました。
とはいえ、一足飛びにそんなすごい人にはなれません。
「すぐやる人」になるには、その前段階である、「すぐ取り掛かる人」になる必要があるのです。
本日ご紹介する一冊は、その「すぐ取り掛かる人」になるための工夫をまとめた、ノウハウ書。
著者は、「思考の整理術」を使った独自手法で人材育成トレーナー、コンサルタントとして活動中の、株式会社コンパス代表取締役の鈴木進介さんです。
心理学本や思考本のエッセンスを実践的にまとめ、「すぐ取り掛かる人」になるためのコツを具体的に提案しており、なかなか行動できない、習慣化できないと悩む人に有用です。
例えば、「すぐやる」ための「小さな一歩目」の話。
著者は、「小さな一歩目」の例として、こんなものを挙げています。
・仕事をしたい→「パソコンの電源を入れる」
・企画書をつくりたい→「パワポを立ち上げる」
・ランニングをしたい→「ウェアを着る」
人間は、大きな目標や漠然とした目標のためには、なかなか行動できないもの。
そのため、スムーズに始めるには、このような「助走」が必要なのです。
本文では他にも、最初の一歩を踏み出すための考え方や工夫が示されており、なかなか行動できない読者の後押しをしてくれます。
この夏休みこそ、しっかり勉強したいと思う人は、取り掛かる前にぜひ読んでみてください。
さっそく、本文の中から気になる部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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「小さな一歩目」とは、やる気やモチベーションに頼らなくても、すぐできる行動のこと。
・仕事をしたい→「パソコンの電源を入れる」
・企画書をつくりたい→「パワポを立ち上げる」
・ランニングをしたい→「ウェアを着る」
やる気は動くから出てくる。まず動こう
すぐやる人は、やる気やモチベーションに頼らず、ノウハウも気にせず、今、自分に何ができるのかにフォーカスします
ノウハウを追求するのは悪いことではありませんが、インプットばかりでは肝心の結果が出ません。まずはできことを探して、素早く小さく行動を始める必要があります
やらない言い訳を1つずつつぶしていく
一番重要かつ簡単な作業から手をつける
急な仕事の依頼があったら、二つ返事せず「ネゴる」
動き出すときは意識してリターンに目を向ける
目標とセットで「最初の行動」まで決めておく
「たたき台」という言葉は、すぐ動けない不安を軽くしてくれる「魔法のスイッチ」
無理だと思ったら目標を変える。行動は止めない
「気分」は意外と大切。迷ったときは心地よいほうを選ぶ
やる気はなくても「1分だけ」やりきる
タスクは「今日・今週・今月」で分類する
「二日酔いでもできる」くらいのことから始める
「○○強化週間」を開催する
「プランB」があれば、いざというとき慌てずに済む
モノを定位置管理して取りかかりのストレスをなくす
定位置管理を実践するための5つのコツ
(1)よく使うものから定位置を決める
(2)目印をつける(ラベリング)
(3)使ったら必ず定位置に戻すルールをつくる
(4)定期的に見直し&改善をする
(5)「7割収納」を意識する
重いタスクを抱えているときは道具にこだわってみる
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シンプルながら、おっくうな仕事・タスクに取り掛かるための秘訣がまとめられていて、すぐ実践できます。
いきなり「すぐやる人」になるのではなく、まずは取り掛かれる人になる。
そのためのノウハウが書かれた本です。
ぜひ、読んでみてください。
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『すぐやる人の頭の使い方』鈴木進介・著 日本実業出版社
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◆目次◆
はじめに
プロローグ
第1章 すぐやるための「準備体操」で頭の使い方を知ろう
第2章 すぐやる人の「思考パターン」を自分の中にストックしよう
第3章 頑張らなくてもすぐやれる「思考ルーティン」を持とう
第4章 どうしてもすぐやれないときは「環境」を整えよう
エピローグ
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