【GO株式会社初代COO】
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人々のスキルやネットワークが見える化し、瞬時にプロジェクトチームを組んで何かをやれる時代、「助けてもらえること」はとても大事なスキルになりつつあります。
本日ご紹介する一冊は、タクシーアプリ「GO」の開発に携わり、JapanTaxi株式会社(現GO株式会社)の初代COOとして活躍した著者が、この「助けてもらう」技術を解説した一冊。
具体的には、「助けてもらえる人」になるための4ステップというものを提示しており、本文ではこの4ステップの詳細について解説しています。
■「助けてもらえる人」になるための4ステップ
1 「好印象」を作る
2 「気にかけてもらえる人」になる
3 「頼み方」を知る
4 「話し方」で最終的な信頼を築く
挨拶や声掛け、お礼や謝罪といった基本に始まり、相手が返信しやすいメッセージの書き方、頼み事のテクニックまで、詳しく解説しています。
徹底した人間関係へのケアは、以前ご紹介した『食事の戦略』にも通じるものがあると思います。
『食事の戦略』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492047816
やはり、ビッグプロジェクトに関わる人は、みなさん同じようなところに気を配るものなんですね。
大変勉強になりました。
業界、業種的に人間関係が大事な方、お願いや交渉事が多い仕事の方は、ぜひ読んでおくといいと思います。
手土産の買い方やお礼ハガキの書き方など、詳細部分がしっかり書かれているので、新人教育にも使える一冊だと思います。
<迷ったら手持ちのお土産は「きんつば」にする>は、なるほどと思いました。
さっそく、本文の中から気になる部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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「ありがとう」はきちんと口に出す
できれば、相手の名前を初めにつけて「○○さん、ありがとう」とすれば、なおさら印象に残すことができる
「ご馳走様です」は翌朝7時台に送る
御礼メッセージの3つのコツ
1 感謝の具体的な内容を含める
2 簡潔な文章にすること
3 次回を楽しみにする姿勢を伝える
同僚や後輩に「おめでとう」を惜しまない
いつも心に「陰口は言わない」戦略
手土産に自分なりの「理由」や「物語」を添える
御礼ハガキを効果的に活用する3つのポイント
1 当日の会話内容に触れる
2 手書きで丁寧に書く
3 タイミングを意識する
「自分にできること」で人を助ける
業務指示の確認は「10分以内」にする
上司には「選択肢」を提示する
頼みごとの前後には、必ず感謝の言葉を添えることを忘れない
部下に自発的に動いてもらうには「ただ指示を出すだけではなく、まず相手の話を聞くこと」
■相手が返信しやすい「メッセージの書き方」5つのポイント
1 YES/NOで答えられる問いにする
2 選択肢を提示する
3 相手の負担を減らす一言を添える
4 返信のハードルを下げる
5 メッセージを短くまとめる
自分が仲間を巻き込むには、まずは自分が仲間に巻き込まれてみること
相手に何かを頼む2日前に、小さな好意を示す
頼みごとは「相談」の体にする
頼みごとは「良い噂」から始める
謝罪は不可欠だが、謝罪だけでは不十分だ。相手がどれほど大切な存在であるかを伝える必要がある。「あなたの知識やサポートが、これまでどれだけ助けになったか」を具体的に言葉にして伝える。さらに、「だからこそ、今後もぜひ協力をお願いしたい」という未来志向のメッセージを添えると、相手も「もう一度力を貸しても良い」と思いやすくなる
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普段から良い関係を作っておくための技術と、ここぞという時に使える頼み方の技術が書かれています。
ビジネスパーソンの基本スキルとして、ぜひ押さえておきたいところですね。
ぜひ、読んでみてください。
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『なぜか助けてもらえる人の小さな習慣』
濱暢宏・著 東洋経済新報社
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◆目次◆
はじめに
PART1 信頼される人になる「好印象」の作り方
PART2 いつも気にかけてもらえる人になる「気づかい」の習慣
PART3 やりたいことを実現できる人になる「頼み方」のコツ
PART4 相手別・内容別「頼み方」の裏ワザ
PART5 助けてもらえる人になる「話し方」の基本
おわりに
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